最終話まで配信されまして、全て見終えました。最近は日本のドラマで「伏線回収」とよく言われます。私はあまりこだわっていない方だと思いますが、様々なことが疑問に残ったまま終わってしまって消化不良です。それはネタバレとして最後の方に書いてあります(アコーディオン式)。
あらすじは最後まで終わりました。途中、腫瘍熱に苦しみながらでした。
基本情報
邦題:(戻ってきた娘の秘密、爱奇艺Youtube版での邦題)
英題:HOMESICK
監督:吕行
主演:
张子枫
、梅婷、王砚辉、李乃文
人物相関図
第9集(这是我们家的事:これは我々家族のことです)
李承天(王砚辉)は川べりから車を落とす前にビデオテープを燃やした。その時に王重江(李乃文)の携帯電話に廖穗芳(梅婷)から着信があった。李承天は言葉を発しなかったが、車の中からコンコンと音がしたのが伝わった。携帯電話も川に投げ捨てた。
陈佑希( 张子枫 )、程威(郭丞)はそれぞれ自宅へ帰った。李承天が李文卓(杜宇森)を連れて帰ると廖穗芳は泣いて喜んだ。
程旭(代旭)は老彭(钱漪)と食事をしながら「李文卓は誘拐されている。あの一家はおかしい」と、ここ数日の聞き込みでの不審点を力説し「これは重大事件です!」と言うも、誘拐されているはずの本人が平然と姿を現したので目をまん丸と仰天した。
陈佑希は李承天に「小秀のことはもう過ぎたこと。私はここを離れるわ」と告げた。そのまま程威に会いに行くと、程旭に問い詰められている最中であった。それが自分に向けられた。精神病院で叫んでいたことは「あれは気が狂っていたの」小秀については「それ、誰?」本名を尋ねられて「李文文、李承天と廖穗芳の子ですよ」と全てすっとぼけてみせた。
陈佑希と程威は船で逃走するつもりだった。しかし、程旭に知られた。港に来たのだ。陈佑希は程威を逃がすために囮になって捕まった。
第10集第10集(你怎么才回来:どうしてそんなに帰りが遅いんだ?)
陈佑希は程旭によって”自宅”に送り帰される。李承天は驚いたが「どうしてそんなに帰りが遅いんだ?」ととぼける。警察が戻っていった後、再び家を後にしようとしたが、家の周りは見張られていてできなかった。
川で釣りを楽しんでいた人たち、網に絡まった携帯電話を吊り上げた。それから車も引き上げられて王重江の遺体が見つかる。それはTVでも報道された。程威は逃走先でそのニュースを見て連絡してきた。警察官たちが李家で聴取する。王重江の携帯電話に最後に電話したのが廖穗芳だった。「彼は電話では無言でした。ただコンコンコンコンという音はしました。何の音かはわかりません」陈佑希はそば耳を立ててコッソリ聞いていた。
後日、陈佑希は廖穗芳に訊いてみた。「コンコンコンコンって、こんな音?」と近くの車のトランクルームを叩いた。ゆっくりと頷いて「それは・・・生きたまま沈められたってことかしら?」
陈佑希は船で旅立った。程旭が尾行していたのは言うまでもない。程威と合流すると「あなたは人殺しじゃない」とあれからの経緯を話した。空腹で食事に出た時に程旭に見つかり、弟は逃走した。陈佑希は真犯人は李承天であり、弟に罪を被せようとしていることを話した。まずは弟を探し出し、自首をするさせようとなった。陈佑希が心当たりがある場所に連れて行くと、弟はいた。兄は大声で説得した。警察官としてではなく、兄として。とにかく叫んだ。程威は出てきた。
廖穗芳は警察署で尋問を受けた。「事件の時、李承天はどこにいましたか?」この質問に「ずっと家にいました」
第9集 第11集第11集(要习惯过好的日子 :楽しく過ごすことに慣れる)
程威は自分に重大な嫌疑がかかっていると知って、再び逃走した。ひとり戻ってきた陈佑希は警察署で尋問を受け「程威は殺していません。廖穗芳が証言してくれます」と主張するも「おかしいですね。彼女は夫はずっと家にいたと証言しているんですよ」
警察は程威の自宅を家宅捜索に踏み切った。ばあちゃんは別室に移動させられる。捜索の途中でばあちゃんは意識を失って倒れた。すぐに病院へ運ばれていく。程威が重要参考人となったことで兄の程旭は捜査から外される。しかし黙って引っ込む兄ではなかった。疑いのある廖穗芳を尾行した。
陈佑希は行く場所がなく、野宿をする。逆襲の手立てを考えている。
李家の郵便受けに封書が届いてる。廖穗芳は中身を確認すると小秀宛のミスコンの招待状であった。すぐに鞄にしまう。森の中で書類を焼いた。程旭は焼け跡を調べると招待状の焼け残りの一部を拾う。
陈佑希が李承天宛に書いた脅迫状は廖穗芳が先に手にしてしまい、もみ消されようとしていた。そうと知ると今度は李承天の勤務先の事務所に置いてきた。いつの間にかキーホルダーを落としていたことに李承天はようやく気づいた。
廖穗芳は陈佑希のアルバイト先を突き止めて直接交渉しに来た。しかしそれに応じる気はなかった。李承天はキーホルダーを取り返すために会社の金を使おうとしていたが、廖穗芳が銀行の通帳を渡す。李文卓の治療のために貯めていたお金だった。夫婦で外出した隙に陈佑希は李家へと忍び込んだ。キーホルダーに付いていた鍵に合う引き出しを探して。
李承天に見つかった。逃げようにも李文卓に「行かないで」と捕まえられて身動き取れなくなった。口論となった際に廖穗芳のことを罵った。これがトリガーだった。李文卓が「ママのことを悪く言うな!」と首を締め「1,2・・・」と数を数え始めた。
第12集(她变成了一只蝴蝶,飞走了:彼女は蝶になって飛んでいった)
李文卓、子供の頃に高熱となる。李承天は荷台付きの自転車で病院へ急ぐも途中でチェーンが外れた。その時に何を思ったかのんびりと煙草を吸った。医者「もう少し早く来ていれば・・・」自分後の繋がった子供ではないので、死んでも良いと考えていたのか?
李文卓は10まで数えると手を離した。陈佑希は助かった。10数える・・これは小秀がいつもツラい時に実践する方法だ。小秀の時も10数えて手を離したに違いない。そうすると殺したのは・・・李承天だ。それを電話で廖穗芳に伝えた。夫に問いただした。ずっと息子が手を下したものと思って守ってきた。しかし全てが夫の仕業となれば話は別だった。息子を連れて出ていくことを決意した。李承天は毒入りスープを飲ませた。廖穗芳は倒れ、病院に運ばれた。
一方で程旭は焼け残りの招待状をきっかけに確実に真実へと近づいていく。警察も李承天が真犯人であることは掴んでいた。だから廖穗芳が毒物による食中毒だと判明した際も夫に疑いの目を向けた。
李承天が脅迫者から指定された場所へ行くと王重江の弟(最後まで役名わからず)がいた。彼をもまた殺害した。陈佑希もまたその毒牙にかかろうとしていた。程旭が駆けつけてなんとか助かった。
廖穗芳が意識を取り戻すことはなかった。
李承天は服役した。程威もまた2年間服役した後に出所した。そして1軒の床屋へと入った。そこは兄妹がいて、妹が「髪を切るには短すぎるわね」と微笑んだ。
感想など
李承天にしても廖穗芳にしても李文卓を守るということを口にしながらも、ふたりの方向性は違うものでした。王重江との子供を身籠るも、彼とは結婚できずに李承天と結婚。しかし、その後も王重江との関係を続けた、それが一連の悲劇の発端だったのかもしれません。
前半と後半で違うドラマになってしまったかのようでした。もう1話くらい増やしてでも過去の出来事をより詳細に明かしてほしかったです。前半の雰囲気のままであればオススメ度☆4.5くらいにしたかったです。
すっきりしません。
・第1集にて登場した覆面男は誰?
・李文文はどうやって死んだ?溺死?事故では?なぜ隠した?
・李文文を李承天が殺したのなら、なぜ李文文を名乗る陈佑希を受け入れた?
・小秀が書いていた「この家の秘密を知ってしまった」は李文文のことか?