ちょっと古い(2014年11月公開)香港・台湾合作映画。
香港映画ファンなら知っている黃飛鴻(ウォン・フェイホン)、清朝末期の中国が欧州列強に侵略されていた頃、医者でありながら功夫の達人で活躍したという中国の歴史上のヒーロー。
1991年徐克がプロデュース・監督・脚本を手掛け、主演には武術の大会で5連覇を成し遂げた実績から『少林寺』で映画デビューしたものの、それ以降パッとしなかった李連杰(今ではジェット・リーと呼んでいますが当時はまだリー・リンチェイと呼ばれていた)を抜擢して大ヒットした『黃飛鴻』(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ)で再び脚光を浴びました。
『黃飛鴻』シリーズは6作公開された他、二番煎じやパロディ作品が雨後の筍のように制作されました。香港映画ファンではないけど成龍の映画は観るよというくらいの人だと、成龍の代表作の一つ『酔拳』『酔拳2』の主人公が黃飛鴻であるとは知らないかもしれません。黃飛鴻という人は「無影脚」と呼ばれたほど足技が素早かった人で酔拳のような酔っ払った功夫ではないです。
オススメ度
基本情報
邦題:ライズ・オブ・ザ・レジェンド ~炎虎乱舞~
英題:Rise of the Legend
監督:周顯揚
主演:
彭于晏
、洪金寶
感想ほか
まさかまだ黃飛鴻を主人公にした映画が制作されているとは思いませんでした。最近ですと実在の人物を主人公にした映画は『葉問』が流行りですものね。
この『黃飛鴻之英雄有夢』の主演が
彭于晏
と洪金寶。いやぁこれは観なきゃいけない。
彭于晏
は台湾の俳優さんですが今夏(2016年)公開の『危城』でも見事な功夫を披露していたし、2013年の『激戦』では総合格闘技で鍛え抜いた肉体美を披露し、去年の『破風』(疾風スプリンター)では自転車スプリント競技者の役を演じている今後の活躍が期待される俳優さん。
かと言って肉体派というわけでもなく、『聽說』や『匆匆那年』(君といた日々)などの情愛ものにも出演しています。広東語ができると香港映画で吹き替えにならずにすむのにとそれがちょっと残念。
あらすじはららぴっとさんのブログをリンクしますので参照ください。いつもあらすじが細かいので助かります。
しかしあらすじには書ききれない人間模様や葛藤の表情など見るべき点は多くあります。
この映画もオススメですね。
観る機会があれば観てください。
中国映画『紧急救援』レスキュー
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