いやはやなんとも残酷な青春映画でした。エンドロールにて「パラレルワールドではふたりはきっと幸せだ」と、来なかった世界を見せていますがね。後味が悪い物語が好きではない方には向いていません。
最初の方のシーンこそ中国ですが、ほぼ全編に亘ってロンドンが舞台です。
男性俳優のふたり、姜潮と宋威龙の顔の区別がつかなくて、結構誤解しながら観ていました。何度観ても区別がつかないです。困りました。
オススメ度
基本情報
邦題:日本未公開
英題:Passage of My Youth
原作:绿亦歌の同名小説
監督:秦小珍
主演:
张子枫
、姜潮、宋威龙
予告編
あらすじ
姜河( 张子枫 )には学業優秀でピアノもできる江海(宋威龙)という憧れの存在がいた。姜河のそばには幼馴染の顾辛烈(姜潮)がいる。姜河は顾辛烈を「ばか」呼ばわりしている。姜河は江海に追いつくべく勉強を頑張った。そして成績優秀な江海と姜河がロンドンへの留学生に選ばれた。ロンドンへ旅立つ前に顾辛烈は笛を渡した。「困ったときはいつでもこれで呼んで」と。
留学してからは姜河と江海はいつも一緒に行動していた。姜河には夢のような日々だった。
しかし、中国からの留学生・田夏天(高洋)の登場により、その生活は一変する。田夏天と江海は共に初対面で惹かれ合ったようだ。田夏天は姜河に「恋人なの?」と尋ねた。しかし姜河が「普通の友達よ」と答え、これをずっと後悔することになる。田夏天は江海にべったりで同棲にまで至る。それを知って姜河は強烈なショックを受ける。ある時、江海からピアノの演奏会のチケットを貰った。喜んで行ったが、客席には田夏天もいた。江海の演奏が一段落した時、田夏天が舞台に呼ばれ、江海と仲良く連弾を始めた。姜河はまたまたショックを受ける。
姜河を慰めたのはロンドンへやってきた顾辛烈である。もちろん彼も姜河の気持ちが江海に向いているのはわかっているが、懐の深い心で姜河を受け止める。やがて顾辛烈に頼るようになった。
しかし、姜河には更なる悲劇が待っていた。
感想など
姜河を演じた 张子枫 は劇中で何回涙を流すシーンがあったことか。可哀想で見ていられなくなることもありました。