中国ドラマ『我好喜欢你』Count Your Lucky Stars 第25集～第30集 運命のキスをお願い

第25集

言格の存続が絶望的になった。路言之ルー・イェンジーはそれでも執務室で仕事をしていた。童小悠トン・シャオヨウが一時的にでも仕事を忘れさせようと好面子に誘い、食事をした。江颜ジャン・イェンは童小悠トン・シャオヨウが路言之ルー・イェンジーと一緒に好面子に行ったという報告を（恐らく部下から）受けて、陆星成ルー・シンチェンに「美味しい店があるの」と好面子に連れていった。陆星成ルー・シンチェンは酔いつぶれた童小悠トン・シャオヨウを路言之ルー・イェンジーが介抱しているのを見ると店を出て帰っていった。

翌朝、童小悠トン・シャオヨウが実家を出ると出入り口で陆星成ルー・シンチェンが待っていた。昨晩のことで苛立っていた。童小悠トン・シャオヨウも陆星成ルー・シンチェンが江颜ジャン・イェンと一緒にいることを逆に指摘すると「それとこれとは別だ」と上着を叩きつけて帰っていった。そのまま会社に向かう。途中で路言之ルー・イェンジーと合流した。そして「自宅を抵当にお金を融通してもらうことにした。これで社員に給料を払える」しかしこの路言之ルー・イェンジーの決定に童小悠トン・シャオヨウは眉をしかめた。

宋儒儒ソン・ルールーは好面子でとっかえひっかえイケメンと会っていた。豹哥ビャオグへの当てつけのように。豹哥ビャオグももちろん見せつけられて良い気分ではない。

童小悠トン・シャオヨウは上着を返しにオフィスへ行くと、サロンに連れていかれた。そこでは皆正装していて、普段着の童小悠トン・シャオヨウは店員に間違われることも。さらには江颜ジャン・イェンも参加していて、秋物デザインについて意見が合わずに気分を害して辞した。

温惜ウェン・シーはというと、穆扬ムー・ヤンに対してモデル生命は短いものだと訴えても仕事させてもらえず鬱憤が溜まっていた。

こんな女性3人がシェアハウスで愚痴りあった。

童小悠トン・シャオヨウが出社すると、受付で言格が買収される噂を耳にした。路言之ルー・イェンジーに真相を質した。買収は本当だった。「どこの会社に？」「C&Gだ」江颜ジャン・イェンが言格に乗り込んできた。

第26集

買収の交渉は成立したようだ。童小悠トン・シャオヨウは陆星成ルー・シンチェンの元へ行き買収の話を事前に知っていたのかを問い質した。

童小悠トン・シャオヨウは不満が溜まって、同じく不満を抱える宋儒儒ソン・ルールー、そして温惜ウェン・シーと共にに愚痴りあう。温惜ウェン・シーが「買い物をして気を晴らしましょう」とふたりを街に連れ出す。そして買い物も一段落ついたときに、路上で立ち話をしていた陆星成ルー・シンチェンと江颜ジャン・イェンに出会う。童小悠トン・シャオヨウは再び不機嫌になるも、陆星成ルー・シンチェンは逆に嬉しいようだ。言格との合弁に「幸運草」なる会社を用意していた。童小悠トン・シャオヨウは機嫌を直してラブラブ、お互いに額にキス（唇にキスできないため）。

言格の買収はあとはサインを交わすのみであったが、江颜ジャン・イェンにも幸運草との合弁の話は伝わった。

路言之ルー・イェンジーは童小悠トン・シャオヨウを伴って陆星成ルー・シンチェンを訪ねた。幸運草との合弁について感謝の意を述べるためだ。これまで顔を合わせては口論の絶えなかったふたりが、珍しく穏やかに話す。陆星成ルー・シンチェンは「ただ童小悠トン・シャオヨウのためだ」ここで童小悠トン・シャオヨウが言格を辞めて陆星成ルー・シンチェンの会社に移籍することを明かす。路言之ルー・イェンジーも「彼女の意思を尊重する」と童小悠トン・シャオヨウに固執したりはしない。「どうする？」ふたりから訊かれて「まずはコンテストに参加したい」と答えた。

陆星成ルー・シンチェンが図書館で調べ物をしていると、江颜ジャン・イェンも姿を見せた（ふたりはかねてよりこの図書館を利用している）。「幸運草って会社に言格を紹介したのはあなたね？」これにはただ「ん」と返事するだけ。「程佩玉チェン・ペイユーを助けるなんて」「程佩玉チェン・ペイユーは程佩玉チェン・ペイユー、言格は言格だ」「ところで今年のコンテストには参加するの？」「いや、しない。なぜだ？」「あなが参加しないなら私もしない。だってあなた以外に私と張り合える人はいないわ」かなりな自信。

幸運草との正式調印前日のこと。路言之ルー・イェンジーは「調印したら、君は出ていくんだね？」と悲しげに童小悠トン・シャオヨウに訊く。「今生の別れのような。ただ言格からいなくなるだけで、私達はこれからも友達でしょ？」それから、以前一緒にやっていたジグソーパズルの最後のピースを路言之ルー・イェンジーに返した。

幸運草との合弁が成立した。社長が「路言之ルー・イェンジーさんはイタリアに留学して学んだとても優秀なファッションデザイナーだと陆星成ルー・シンチェンさんから評判は伺ってますわ」と言う。路言之ルー・イェンジーはちょっとびっくりした。童小悠トン・シャオヨウに「陆星成ルー・シンチェンは実は尊敬に値する人物だな」これには童小悠トン・シャオヨウも「そうね！」と答えた。

C&Gでは江颜ジャン・イェンが社長（？）から言格買収失敗について叱られていた。何十億もの損害だとか。江颜ジャン・イェンもつい「アクシデント（＝意外）」という表現を使ってしまうので、火に油を注いだ。

第27集

陆星成ルー・シンチェンは童小悠トン・シャオヨウが作った料理を食べていたが、童小悠トン・シャオヨウが母親の話題を口にしたために、気分を害して街へと出た。バーで呑んでいると、江颜ジャン・イェンが来て「買収成功おめでとう」と言ってきた。陆星成ルー・シンチェンはひとりになりたかった。「ごゆっくり」と江颜ジャン・イェンを残してバーも出ていった。結局は自宅でいろいろなデザインを眺めていた。母親に贈った尼姫のドレスのデザインを見て母親を思い出し、そして泣いた。翌日、母親の墓参りに行った帰り、路任ルー・レンも花束を抱えて墓参りに来るところに出くわした。「ずっと我々に無関心だったくせに、お前に墓参りする資格はない！」と花束を蹴散らし、行く手を遮った。路任ルー・レンはやむを得ず引き返して帰っていった。

童小悠トン・シャオヨウは穆扬ムー・ヤンを訪ねた。「陆星成ルー・シンチェンの母親が亡くなった事故について教えてほしい」と。穆扬ムー・ヤンは「その場にいたわけではないので、詳細はわからないが…。保険会社に知り合いがいるので当たってみよう」だが、その知り合いも詳細は調べられなかった。

仕事中も事故のことが頭から離れない。陆星成ルー・シンチェンが事故の呪縛から逃れられない状況をなんとかしたい。そのことを知った路言之ルー・イェンジーは「僕が手伝えるかもしれない」と事故の詳細を知る人物のところへ童小悠トン・シャオヨウを連れていき、話を聞いた。その場では全貌はわからず、後日調査資料を貰う。その資料を読んで陆星成と再び話をする。「事故の状況からしてあなたのせいではないわ」と言うが「俺のせいだ」と泣き崩れる。

路任ルー・レン教授が《下一站之路》と共催のファッションデザインコンテストの開催を宣言し、続々とデザイナーがエントリーしてくる。童小悠トン・シャオヨウも路言之ルー・イェンジーも陆星成ルー・シンチェンも。江颜ジャン・イェンは会社にて陆星成ルー・シンチェンがエントリーしたことを聞くと、自身もエントリーすることにした。

第28集

童小悠トン・シャオヨウは言格に置いてある自分の荷物をまとめた。ここでのことを思い出しながら、オフィスを去った。

好面子では彪哥ビャオグがギターを弾きながら宋儒儒ソン・ルールーの来店を待っていた。宋儒儒ソン・ルールーはこのところ出会い系？か何かで知り合った男性と、この店で彪哥ビャオグに見せつけるようにデートしていた。従業員が「聞いた話、実家で結婚式を挙げるらしいっすよ」

宋儒儒ソン・ルールーは実家に帰る身支度を整えていた。リビングでは童小悠トン・シャオヨウがコンテストに対して自信なさげでいる。宋儒儒ソン・ルールーは「私が知ってる運気がなくても困難に立ち向かってた童小悠トン・シャオヨウはどこにいったの？」その言葉に奮い立ち、机に向かう。宋儒儒ソン・ルールーは実家に向かった。

童小悠トン・シャオヨウは実家で両親と食事を伴にする。TV画面にコンテストのニュース映像が流れると、「私、これに参加するの」母親は喜んだ。父親は「食欲がない」と食べるのをやめた。童小悠トン・シャオヨウが「少し痩せたんじゃない？」この時点ではことの重大さに気づいていない。

宋儒儒ソン・ルールーは空港に着いた。と、自分を呼ぶ声がする。振り向くと彪哥ビャオグが来ていた。「何しに来たの？」「実家に帰って結婚するんじゃないよな？」「結婚しに帰るんじゃないわ。何が言いたいの？」すると彪哥ビャオグは近づいて宋儒儒ソン・ルールーに口づけしようとする。宋儒儒ソン・ルールーは身を躱したが、彪哥ビャオグに見えないように微笑んでいた。

童小悠トン・シャオヨウは陆星成ルー・シンチェンに言った「以前はダメダメな私だったからこそ努力した。それで多くの友達が私を慕ってくれた。今回のデザインは運気に関係するテーマにしようと思うの。不幸に打ち克ってやる」陆星成ルー・シンチェンは「じゃあ今は幸運か不幸かは気にしないんだな？なら俺たち…」と顔を近づけてくる。「信じないけど、今はダメ」とよけた。童小悠トン・シャオヨウは帰宅すると机に向かってデザインを始めた。

明くる日、デザインコンテストの事務所にて童小悠トン・シャオヨウのエントリーの記録がない。そんなばかなと調べてもらうが、ない。江颜ジャン・イェンは「あら、残念ね。エントリーの締め切りは過ぎててよ」と微笑む。帰宅して温惜ウェン・シーに慰められる。宋儒儒ソン・ルールーも帰宅して事情を知ると「お酒呑んで、食べましょ」その頃、陆星成ルー・シンチェンは帰宅したはずが、路任ルー・レンと会っていた。童小悠トン・シャオヨウのエントリーが取り消されたことについて、陆星成ルー・シンチェンは頭を下げて路任ルー・レンにお願いした。おかげで童小悠トン・シャオヨウはエントリーが認められた。喜んで陆星成ルー・シンチェンに電話で報告した。

コンテストの参加者が一堂に会する。童小悠トン・シャオヨウはここで七星チーシンと知り合う。彼は最後まで競う相手となる。M.C穆杨ムー・ヤン登場、コンテストについて今一度説明をする。一次のテーマは「友情」で16名⇨8名に絞られる。二次で8名⇨4名に、最終は4名で優勝を競う。

第29集

コンテストとはいえ、TV番組でもあるため、参加者はテーマの作品作りの傍らでインタビューも受けなければならない。

作業中の陆星成ルー・シンチェンに童小悠トン・シャオヨウの母親から電話が入る。父親がいなくなった。そして最近様子が変だ、と。その日は翌朝に収録があるために外出が規制されていたが、童小悠トン・シャオヨウと共に実家へ行った。母親に事情を聞いていると、父親が何事もなく帰ってきた。陆星成ルー・シンチェンと童小悠トン・シャオヨウはスタッフから規定違反だと指摘されたが、路言之ルー・イェンジーが「熱が出て病院に行ってたんだよな？」と機転を利かせる。目配せをして（口裏を合わせろ）と言っている。陆星成ルー・シンチェンは風邪を装った。なんとかなった。

部屋に戻ろうとしたとき、童小悠トン・シャオヨウは部屋に入るカードキーを失くしたことに気づいた。やむを得ず陆星成ルー・シンチェンの部屋に泊まった。

TVの収録。穆杨ムー・ヤンより一次通過の8名が発表された。江颜ジャン・イェンが1位通過、他、陆星成ルー・シンチェン・路言之ルー・イェンジー・童小悠トン・シャオヨウ、そして七星チーシンも二次に進出した。二次のテーマが発表された「父親」、路言之ルー・イェンジーと陆星成ルー・シンチェンは内心複雑な心境だ。穆杨ムー・ヤンに悪態をついた。穆杨ムー・ヤンは「俺も知らなかったんだよ。どうする？」すると陆星成ルー・シンチェンは「棄権する」と投げやりに答えた。

インタビューでも、その日の夕飯の席でも陆星成ルー・シンチェンは父親というテーマに苛立ちを顕にした。番組スタッフのひとりは陆星成ルー・シンチェンの態度をプロデューサーに報告した。また、路言之ルー・イェンジーは「いいかげんにしろ」と突っかかったために一触即発の状態になった。

第30集

路言之ルー・イェンジーは父でコンテストの発起人でもある路任ルー・レンが表紙の雑誌を見てはデザインをしようとしたが、なかなか筆が進まない。

テーマに悩んでいるといえば童小悠トン・シャオヨウも同じ。父親はただの料理人で、ファッションとは無縁の世界の人。路任ルー・レン教授から父親についてのアドバイスを貰う。

煮え切らない彪哥ビャオグのケツを温惜ウェン・シーが叩く。彪哥ビャオグは花束を抱えて宋儒儒ソン・ルールーに会いに行った。そして得意のギターでラブソングを弾き語りして宋儒儒ソン・ルールーのハートを射止めた。

番組の視聴率が好調だと監督が話しているさなかに童小悠トン・シャオヨウのスマートフォンが鳴った。父親が入院したとの連絡だった。急遽病院に向かう。医者から胃癌だと宣告された。母親と童小悠トン・シャオヨウの目から涙が溢れてくる。戻ってきた童小悠トン・シャオヨウに路言之ルー・イェンジーが声を掛けてくる。胃癌と聞いて「そんな重病なのか・・・」と絶句。「コンテストを辞退してお父さんに付き添う」と言うと「僕がお父さんの立場なら最後までやり遂げてほしいと言うけど」と返した。

コンテスト参加者が父親というテーマに苦慮しているとして、番組サイドは路任ルー・レン教授に改めてスピーチをしてもらった。しかし、童小悠トン・シャオヨウは病院に行き、陆星成ルー・シンチェンは話を聞きたくないようで、出ていった。

病院から帰ってくると江颜ジャン・イェンが「お父様が病気なのは聞いたけど、他人の同情を集めたいの？」江颜ジャン・イェンの言葉には童小悠トン・シャオヨウもカチンときてマシンガンの如く江颜ジャン・イェンに反撃の言葉を浴びせた。翌日、コンテスト参加者合同の写真撮影が行われる際に、童小悠トン・シャオヨウが遅刻した「ごめんなさい、ごめんなさい」とやってくる。ほとんどが気にもしていないが、ひとり江颜ジャン・イェンだけが「監督、これは不公平ではありませんか？」と異議を唱える。しかし路言之ルー・イェンジーが童小悠トン・シャオヨウの肩を持つと他の参加者も同意する。江颜ジャン・イェンは味方がいないと悟ると、撮影現場から出ていく。童小悠トン・シャオヨウvs江颜ジャン・イェン、女の戦いは続く。

路言之ルー・イェンジーが陆星成ルー・シンチェンに話しかけた。路言之ルー・イェンジーが路任ルー・レンとの思い出話をする。とても厳しかった話だ。一方で陆星成ルー・シンチェンは学校で矢鱈と自分にかまってくる路任ルー・レンの思い出だった。路言之ルー・イェンジーは「とても羨ましいな」と言った。