はじめに
2019年7月22日より爱奇艺にて配信開始。全53集。
田迅雷の店・ONCEで働き始めた七月、知らず識らずのうちにチャットで半夏という名の韩东と連絡を取っています。ONCEでは陆太太というVIP顧客がいましたが、旦那の息子(連れ子)が阿潘でした。遺言を遺して亡くなりました。陆太太の弁護士は安生の父・李勇。ONCEの粗悪品質問題でTV討論会が開かれようとしています。陰で手を引くのは韩东vs李勇。
期待度⇨オススメ度
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基本情報
邦題:日本未公開
英題:Another Me
原作:安妮寶貝の同名小説
監督:崔亮
主演: 沈月、陈都灵、熊梓淇、邹廷威
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【配役】
李安生(リ・アンシャン)、この物語の主人公のひとり:沈月
林七月(リン・チーユエ)、もうひとりの主人公:陈都灵
苏家明(スー・ジャミン)、七月と安生とは高校の同級生。七月の元彼:熊梓淇
陆太太(ルー・タイタイ)、田迅雷の店・ONCEのVIP顧客、元女優:白瑶
韩东(ハン・ドン)、安生の元上司で七月の元彼=半夏:邹廷威
田迅雷(ティエン・シュンレイ)、七月とは大学の寮友:崔宝月
阿潘(アパン)、元バンドマン、歌手。安生の元彼、陆太太の息子:李逸男
李勇(リ・ヨン)、安生の実父で弁護士。林一家の仇:常铖
许天(シュー・ティエン)、七月と田迅雷の大学時代の友人: 乔骏达
簡単なあらすじ
第49集:韩东让安生去找七月(韩东は安生に七月を探しに行かせる)
周太太と李勇が朝食を食べに店に入った。韩东と安生も後を追ったが、安生は李勇を認めると足がすくんで店に入れない。韩东は一計を案じ、店員を買収して李勇と周太太を引き離すことに成功、周太太を連れ出したが、一旦家に帰るという周太太を送ったのは失敗だった。
安生はONCEに戻り、店の購入履歴から周太太が偽名を使って寝間着を購入した電話を片っ端から掛けて特定、録音した。通話は李勇に切られたが、電話番号が判ったので、アレルギーについての病歴ノートを持ってきて見せるようにメッセージを送ると、周太太はやってきた。ノートにはアレルギーの記載の後に1枚切り取られていた。安生はそれをみて次のページを引きちぎった。鉛筆で斜めに擦っていくと、文字が浮かび上がってくる。繊維によるアレルギーではなく食物アレルギーが記載されていた。そこへ李勇がやってきた。遂に安生とご対面である。李勇は言葉が出ない。安生は証拠が集まったことを告げた。
李勇は安生と話し合いを持った。李勇の陆太太との関わりは安生のためだという。「私のため?笑わせないで」「私を許してくれ、ある場所へ行こう」李勇が連れて行ったのは李一家がかつて住んでいた場所・現在は钱叔が住んでいる家だ。「この家を取り戻すために陆太太の仕事をしていた。陆太太の件から手を引いてもいい」「そういうことなら許してもいい、でも今はダメ」「なぜ?」7年前の七月の父親とおじいさんの件を持ち出した。
ONCEに通告があった。TV番組には周太太ではなく陆太太の出演で2時間後には収録が行われるという。
第50集:安生在现场见到父亲(安生は現場で父親を見かける)
一同はTV局の控室に入った。七月が「私も安生も一緒だし、安心して」安生は「証拠は全部持ってきてるわよね?」やや不安になった田迅雷が封筒を確認すると、録音をした音声レコーダーが見当たらない。車まで見に行くと、座席の横に転がっているのを見つけて、取って戻ったが・・・
田迅雷は守衛に阻まれて中に入れない。番組の収録は田迅雷抜きで始まった。陆太太の弁護士は李勇の部下の小任だ。
小任はいきなり周太太にお金を渡しているところの写真を提示した。「この金は口封じの金だ!」MCの「反論は?」に安生は食べ物アレルギーと書かれた紙を提示した。しかし小任のさらなる反論によってONCE側は窮地に陥った。MCは「周太太に電話してみましょう」しかし電話に出ない。電話は継続して掛けることとした。次に陆太太は掛け時計を騙し取られたと主張した。現在、店に飾ってある掛け時計の写真が映し出される。小任は畳み掛けるように話を繰り出した。
MCは「ではここで、阿潘に登場していただきましょう」と阿潘が登壇する。周太太に電話が繋がった。周太太は「あの件は勘違いでした。医者は食物アレルギーだと言いました」とこれまでの主張を撤回した。お金を受け取った件も口封じではなく返金だと言った。これを横で操ったのは韩东だ。
陆太太の実父・钱叔も登場し、陆太太の一連の行動は遺産相続が少ないことに不満を持つからだ、と糾弾した。陆太太はこれには堪えた。折れた。ONCE側の全面勝利に終わった。この様子を現場の陰で見届けた人物がいる。李勇だ。
番組の収録後、钱叔が田迅雷らのもとに「この番組の放送を取り消してほしい」と願い出た。傍にいたのは李勇。田迅雷らはその申し出を受け入れた。そして安生は李勇に「実家に帰りたい」「あぁ、一緒に行こう」
ONCEは評判を回復して、以前より客が増えた。
第51集:安生帮韩东追回七月(安生は韩东が七月にまた求愛するのを手伝う)
七月は思い切って半夏の務める会社に電話を入れてみた。不在で繋がらなかった。まだ半夏が韩东だとは知らない。
李勇と安生が食事をしている。李勇が「宁波に行きたい。行って七月の両親に会いたい」安生は七月に相談した。七月は父親の容態が心配だ。
ONCEでは七月の前に韩东が姿を見せた。ふたり川辺を歩く。韩东が七月にプロポーズした。「ずっと一緒にいたい」
李勇は七月に「謝りたい」と誠実に言った。李勇の態度に七月も懐柔して許した。李勇が仕事があると先に失礼すると、七月と安生が残った。七月は「この人と会うの」と言って半夏とのチャットを見せた。まだ韩东だと気づいていない。「韩东に会ったわ。プロポーズされたけど、断った」
田迅雷は许天と再会した。夜の海辺で许天は大学時代の田迅雷に対する態度は過ちだったと、別れた後に気づいた、と。「君はか弱い。僕が護る」と抱きしめた。
百戦錬磨の韩东もこと七月のこととなるとアイデアが浮かばない。安生に頼る始末。果たして安生のアイデアで韩东はうまくいくか?
第52集:韩东与七月两情相许(韩东と七月、想いを委ねる)
韩东は七月に謝った。「君の幸せは君が選んで」
阿潘に対して安生は「あなたの気持ちはよくわかってる。でも九月のことが忘れられないの」阿潘は「よくわかった」
休暇を取って广州の旅行代理店にやってきた七月、ここのパンフレットを見て、この会社の創業者が韩东だと知った。七月は急ぎ重庆に帰った。韩东に電話を掛けて、店で待ってるように伝えた。韩东と再会した七月は涙をこぼしながら韩东に抱きついた「あなたが半夏だったのね」
そして、いよいよ李勇が林家に行く日になった。七月と安生、李勇と韩东の一行だ。七月がまず帰宅する。両親は喜ぶ。「安生も帰ってきてるの。会いに行ってやって」翌日、七月と母親がやってきた。そして李勇との再会。
李勇は謝った。謝って謝って謝り続けた。贖罪の機会をくれと。しばらくしてようやく七月の母親は李勇の方へ振り返った。
林家に李勇が入ってきた。七月の父親は李勇だとわかると、殴りかかった。李勇は「気が済むまで殴ってほしい」と。
第53集(終):李勇回归家庭照顾安生(李勇、家庭に帰り安生の世話をする)
感想ほか
終わりました。
期待度に対してオススメ度としたのは、ちょっとツラいシーンが多かったためです。七月と安生の仲違い、腎臓移植、九月の焼死と。男女の恋愛ドラマが多いのに対し、閨蜜の長い物語を描いた中国ドラマ(原作は小説ですが)は珍しいですし、観て良かったとは思います。
やはり大好きな女優さん・沈月に感情移入して観てしまいました。映画版とは全然別の物語という印象なのは私だけでしょうか?
沈月の次回作は2020年放送・配信の『交换吧!运气』(我很喜欢你に改題)の予定です。台湾のイケメン俳優・言承旭(ジェリー・イェン)との共演です。配信は优酷にてです。沈月は映画には出演されないのですかね?