中国ドラマ『七月与安生』Another Me 第25集～第30集

第25集：七月韩东确定关系（七月と韩东、関係をきっちり決める）

汉力生（七月チーユエと安生アンシェンと九月ジゥユエの勤める会社）に家明ジャーミンが訪れる。いち早く家明ジャーミンに気づいた九月ジゥユエは七月チーユエや安生アンシェンと顔を合わせないように努める。

七月チーユエは大学生向けの信用卡の撮影に向かう。撮影現場では女優さんが監督に楯突いた。「开房」の脚本に文句を言っている。女優さんはかなり激昂している。そこへ七月チーユエは「ちょっとごめんなさい」と割り込んできた「その脚本を書いたのは私です。実体験を元に書いています」ととくとくと女優さんに話始めた。女優さんも「わかったわ。どう演じればいいか教えて」と理解を示した。監督も七月チーユエに????のサインを出した。

安生アンシェンは韩东ハン・ドンの指示により、同僚を連れてある場所へ行っていた。「方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイ」の会社だ。会社の住所が書かれた場所には廃墟のビルがあった。そこのエントランスには方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイの名前もない。インターネットで関係会社のサイトを調べた安生アンシェンは方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイがダミー会社と不正をしているからくりに気がついた。韩东ハン・ドンに報告のメールをする。

七月チーユエの方は撮影は、途中でアクシデントはあったものの韩东が処理し、順調に終わった。韩东ハン・ドンが七月チーユエを車に乗せて送る。到着すると七月の方から韩东にキスをした。

翌朝、安生アンシェンは韩东ハン・ドンに対しての告白の動画があるQRコードを付けて机にコーヒーを出しておいた。そして七月チーユエと朝食を食べに行く。そこで七月チーユエから韩东ハン・ドンと恋愛した、と告げられた。安生アンシェン、一足遅く…。

オフィスに戻った安生アンシェンはQRコードの紙を剥がした。安生アンシェンの頬に涙が溢れる。

第26集：安生买车韩东出钱（安生、韩东のお金で車を買う）

方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイの件で嘉宇ジャユの方に中止の命令が出た。嘉宇ジャユはすぐに腹心の部下・阿光アグァンと七月チーユエを呼んで状況を報告させ、次の指示を出した。七月チーユエは韩东ハン・ドンが方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイに行っていることを知る。しかし韩东ハン・ドンは「友人の紹介で初めて来た」と。

韩东ハン・ドンと安生アンシェンは方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイの件を話した。韩东ハン・ドンは順調らしい。安生アンシェンにスッとキャッシュカードを渡す。少なくとも数十万元は入っているらしい。これは以前から安生アンシェンと約束していた車を買う費用だ。

安生アンシェンは九月ジゥユエとレストランで待ち合わせ。安生アンシェンは元気がない。安生アンシェンは七月チーユエと家明ジャーミンのことで間違えた、と言った。それから自分のことを語り始める。韩东ハン・ドンのことだ。九月ジゥユエは「彼のことが好きなの？」安生アンシェンは頷く。「知り合ったのは私の方が先なのに」

嘉宇ジャユは安生アンシェンの同僚から話を聞く。一昨日、安生アンシェンと一緒に方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイのことを調べていたと聞き出す。嘉宇ジャユは七月チーユエに電話し「方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイの件に韩东ハン・ドンが介入している」と連絡した。そして七月チーユエに調べるように指示する。

七月チーユエは韩东ハン・ドンの車に乗った。しかし方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイのことは聞けず、黙っている。韩东ハン・ドンは「買い物に行こう。まず彼女ができた最初にすることはそれだ」と言い、いろいろ七月チーユエに買い物させる。七月チーユエの買うものは安いものばかり。韩东ハン・ドンは「プレゼントがしたいんだ」ともっと高いものをねだってほしいらしい。ふと、七月チーユエは店の壁一面に飾られた薔薇に魅了された。

九月ジゥユエからの電話で七月チーユエはその日、夜6時に帰ると約束した。九月ジゥユエは大事な友だちが来ていると言った。九月ジゥユエは家明ジャーミンを連れて先に自宅に帰った。花屋がやってきて、七月チーユエの寝室に薔薇の飾りを付け始めた。九月ジゥユエは「誰からですか？」と訊くと花屋は「きっと彼氏からでしょう」と答えた。居づらくなった家明ジャーミンは七月チーユエの家を後にした。

安生アンシェンは中古車を買いに来ていた。予算は20万元。今日のところは良いものがなかった。

自宅に帰ってきた七月チーユエは寝室の薔薇の飾りを見て感激していた。九月ジゥユエは「新しい彼氏ができたなんて聞いてないよ」誰か訊くと「リーダーよ」「嘉姐ジャさん？」「違うわよ、韩东ハン・ドン」「韩东ハン・ドンって安生アンシェンの上司じゃ・・・」その時、九月ジゥユエは先日安生アンシェンが好きだと言っていた人物のことを思い出した。

家明ジャーミンはバーでSNSを見ながら酒を飲んでいた。同じバーに安生アンシェンも姿を見せた。安生アンシェンが店員に注文する声を聞いて家明ジャーミンは顔を上げた。ふたりは近況から必然的に七月チーユエの話になり、七月チーユエの新しい彼氏について話し始めた。

第27集：七月对韩东心生怀疑

韩东ハン・ドンの車中。七月チーユエは「どうして方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイの件で嘉宇に行き着いたの？今、嘉姐ジャさんにスパイを探すように言われているの」と話した。韩东ハン・ドンはあくまでも正攻法で方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイと会っていると嘘を吐く。

バーの後、家明ジャーミンと安生アンシェンは外を歩く。家明ジャーミンは「七月チーユエにプロポーズするつもりだ」と明かす。安生アンシェンは韩东ハン・ドンの人となりを話し、家明ジャーミンに自制を促した。

翌朝、七月チーユエが出勤すると、エントランスホールにて家明ジャーミンから声を掛けられた。その日、ふたりで食事に行った。七月チーユエは彼氏がいるためか、会話に心の余裕を感じる。徐々に家明ジャーミンは謝ってやり直したい旨を言い出すと、七月チーユエは「お腹いっぱいだわ、ごゆっくりどうぞ」と去っていった。

七月チーユエは安生アンシェンのもとへと行った。「安生アンシェン、誰に会ったと思う？家明ジャーミンよ」安生アンシェンは「その様子からすると、あまり楽しくなさそうね？」「不機嫌だわ、本当に嫌！」安生アンシェンの顔が曇る。

家明ジャーミン、今度は许天シュー・ティエンに会う。「七月チーユエの彼氏を知っているか？」「誰？」「韩东ハン・ドンだ」「知ってるよ」韩东ハン・ドンの印象を訊かれると「嫌いだ」とは言ったが、家明ジャーミンが韩东ハン・ドンのことを悪く言うと许天シュー・ティエンは「韩东ハン・ドンの何を知ってる？今更どうする？」と家明ジャーミンを責めた。

七月チーユエと安生アンシェンは家明ジャーミンのことに関連して韩东ハン・ドンについて話した。安生アンシェンは自分の気持を隠し通す。不意をついて同僚と残業した「あの日」（方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイについて調べに行った日）のことも訊いてきたが、安生アンシェンははぐらかした。家明ジャーミンから「明日のお昼に」と連絡してきた。翌日に家明ジャーミンは韩东ハン・ドンの過去を知る人物（女性）を連れてきて、いかに韩东ハン・ドンが悪い人物かを喋らせた。七月チーユエの機転により家明ジャーミンの作戦は失敗した。

九月ジゥユエは安生アンシェンに訊いてみた「七月チーユエの彼氏って、安生姐が好きな师父のこと？」安生アンシェンは返事しなかった。

方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイの韩东ハン・ドンの謎について核心をつき始めた嘉宇ジャユは七月チーユエを呼んで話した。七月チーユエは「そんなはずはないわ」と言ったが「調べる前にそう言える？」

韩东ハン・ドンは安生アンシェンをバーに誘った。安生アンシェンは韩东ハン・ドンに「受け入れられません。ひとりの部下だなんて」「もちろん、ただの部下じゃない。師弟関係じゃないか」「私を好きになってほしいの」と安生アンシェンは声を絞り出して言った…

第28集：安生搅和七月感情（安生、七月の感情を引っ掻き回す）

韩东ハン・ドンは安生アンシェンの告白に対し「ごめんな」と謝った。翌日には安生アンシェンを自分のアシスタント兼顧客部（＝客戸部）の主任に昇格させた。しかし安生アンシェンは浮かない顔だ。「どうして？償いなの？」「償いではない」と言いながらも「ごめん」と言った。

何も事情を知らない七月チーユエは安生アンシェンの出世を喜ぶ。

家明ジャーミンは実家から送ってもらった写真などを使って、工作を始めた。そして安生アンシェンの手から七月チーユエに渡された。プレゼントの箱を全部開くとこうなる⇩

翌日、会いたいという家明ジャーミン。真剣な態度に七月チーユエも行くことにする。安生アンシェンはというと、韩东ハン・ドンがその場に行くことを阻止するために自分の奢りで食事会を開く。韩东ハン・ドンはしきりに時間を気にしている。安生アンシェンのスキを突いて韩东ハン・ドンは会を抜け出した。待ち合わせ場所では大掛かりなセットで家明ジャーミンが再プロポーズ。

七月チーユエもプロポーズを受けそうになった瞬間、

「ちょっと待った！」と現れたのは韩东ハン・ドン。

七月チーユエは家明ジャーミンから離れる。安生アンシェンが裏で画策した作戦は失敗した。こんなところは韩东ハン・ドンの方がうわて、ぬかりがなかった。

家明ジャーミンは安生アンシェンらに礼を言った。九月ジゥユエが七月チーユエより預かったネックレスを渡した。相応しい人に会ったら渡してあげてと。あの安生アンシェンの首に掛かっていて引きちぎったネックレスだ。それを受け取って家明ジャーミンはアフリカに帰っていった。

第29集：七月掌掴安生（七月、安生を平手打ちする）

その後、七月チーユエは韩东ハン・ドンと一緒に過ごしていた。安生アンシェンと九月ジゥユエが何度も電話するが、電源が切られていて通じない。安生アンシェンは苛立つ。安生アンシェンと九月ジゥユエが七月チーユエの帰りを待つ。ようやく韩东ハン・ドンの車が帰ってくると安生アンシェンは「七月チーユエとふたりにして」と韩东ハン・ドンと九月ジゥユエを遠ざける。

安生アンシェンは「今からこれまでのことを洗いざらし話すわ」と七月チーユエと仲直りして同僚や嘉宇ジャユらを掌握し、顧客を言いくるめたり、資料を盗んだりしたことを告白した。韩东ハン・ドンのこと家明ジャーミンのことにも話が及ぶ。「もう充分だわ！」と七月チーユエの平手打ちが飛ぶ。「一生の友達だと思ってたのに…」

立ち尽くす安生アンシェンのもとに韩东ハン・ドンが近づくと「明日からアシスタントを辞めます。それと顧客部の主任も」

安生アンシェンは嘉宇ジャユに呼ばれた。その会話の中で七月チーユエが現在の韩东ハン・ドンの彼女であることを告げた。嘉宇ジャユは今までの韩东ハン・ドンの行動が七月チーユエを介してのものだと疑った。七月チーユエは人事に呼ばれた。会社に遅れて来た日が何日かあり、合算すると丸一日となる。これを嘉宇ジャユは認めていないので、無断欠勤で解雇になるという話であった。七月チーユエは嘉宇ジャユの許可を取ってあると主張するが。嘉宇ジャユのもとへ直ちに同意を求めに行くが、嘉宇ジャユの態度は冷たい。

韩东ハン・ドンから嘉宇ジャユへ電話で文句を言われたことから嘉宇ジャユもヒートアップ、七月チーユエが使っていたPCを文婧ウェン・ジンと阿光アグァンに処理させる。文婧ウェン・ジンは七月チーユエに「一体どういうこと？」と状況が理解できていない。七月チーユエは安生アンシェンの報復だと考えて、安生アンシェンと話をした。そこで嘉宇ジャユが韩东ハン・ドンの元カノだと聞かされる。女の嫉妬によるものだと。会話の途中で韩东ハン・ドンが電話してくる「すべての処理は俺に任せてほしい」と。電話を切ると安生アンシェンの姿はなかった。

安生アンシェンは嘉宇ジャユに嘉宇ジャユの部下にしてくれと頼み込む。嘉宇ジャユは学歴など基本的条件をクリアしていないと一旦は拒否するも、安生アンシェンが「方圆矿泉水ファンユェンクァンチュァンシュイの件は私です」と告白した。嘉宇ジャユはノートを取り出し、そこに韩东ハン・ドンについて知っていることを書くよう、安生アンシェンに言った。「きっと韩东ハン・ドンは会社を辞めて独立（＝自立门户）したいと思うわね」

安生アンシェンは偶然に韩东ハン・ドンの自宅が売りに出されていることを知る。安生アンシェンはすぐに嘉宇ジャユにそのことを伝えた。予想以上に早く独立する気なのか？嘉宇ジャユは安生アンシェンに「あなたはもう私のものよ、ただ急がないでね」と言った。ただ、安生アンシェンは社内で孤立を深めていった。

第30集：安生获知韩东计划（安生、韩东の計画を知る）

（前半は韩东ハン・ドンと七月チーユエのイチャイチャなので省略）

省略された間の、七月チーユエが韩东ハン・ドンに語ったアイデアが当たったらしい。韩东ハン・ドンがお祝いされる。すると「七月チーユエの功績だ。七月チーユエは正式に私の部下になる」と宣言した。

安生アンシェンの数少ない親しい同僚・栗子リーズと食事をした。栗子リーズは七月チーユエと韩东ハン・ドンと何かあったのを察知している。安生アンシェンは「あなたは社会人としての経験も長い。どこかに就職できるアテはないですか？」安生アンシェンは汉力生に居場所がないと感じている。しかし栗子リーズは「このまま留まるべきよ」と転職を勧めなかった。そして続けて「もうじき韩东ハン・ドンはいなくなるわ」と起業の情報を安生アンシェンにもたらした。栗子リーズも韩东ハン・ドンから高待遇でオファーを受けていたからだ。

安生アンシェンは七月チーユエのスマートフォンをいじって、中の情報を嘉宇ジャユに送った。当然、痕跡は消す。

嘉宇ジャユが上層部・马总マー社長に韩东ハン・ドンのことを告げにやってきた。1つには安生アンシェンが栗子リーズとの会話を録音していた、その内容。もう1つは七月チーユエのスマートフォンから抜き出して嘉宇ジャユに送った、その内容。马总マー社長は「许总シュー社長と話をさせてくれ」と言って保留になった。

韩东ハン・ドンは七月チーユエを連れて起業するオフィスの下見に来た。ふたりで呑気に将来を夢見ていると、韩东ハン・ドンに電話が掛かる。许总シュー社長らも韩东ハン・ドンの起業は既に掌握ずみだ。马总マー社長の話にも慎重に受け答えする。さらに马总マー社長は韩东ハン・ドン自身にもLOVE&LOVEの件で釘を刺す。この辺りは皆たぬきである。

韩东ハン・ドンは嘉宇ジャユのもとへ文句を言いに来たが、嘉宇ジャユも「何のことかしら」風にあしらう。

「LOVE&LOVEにトラブル発生！」ニュースが社内を駆け巡る。嘉宇ジャユが陣頭指揮を執り、対処にあたる。
（どんなトラブルかは次回）