2019年7月22日より爱奇艺にて配信開始。全53集。
七月の病気は急性腎不全。治すには腎臓移植が必要でした。家族でドナーに適合したのは九月のみ。その九月も適合度合はよくありませんでした。事態を聞きつけた安生が検査を受けると九月よりも適合度合がよく、結局安生がドナーになりました。
安生が自分の店を持つことになりましたが、開店前に出火して全焼、火の中に飛び込んだ九月は還らぬ人となりました。
配役のところの名前を見てください。懐かしい人々が続々再登場してきますよ。いよいよ物語は第4コーナーに突入!
基本情報
邦題:日本未公開
英題:Another Me
原作:安妮寶貝の同名小説
監督:崔亮
主演:
沈月
、陈都灵、熊梓淇、邹廷威
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簡単なあらすじ
第43集:安生想帮林家渡难关(安生は林家の難事を助けたいと想う)
九月が焼死し、父親が倒れる。退院した父親は車椅子になるほど衰弱した。母親は安生に「これまでのことは本当に感謝する。でももう来ないでちょうだい。七月、門を閉めなさい」安生は締め出され、また独りになった。
七月が九月の墓参りをしていると、もうひとり墓参りにきた人物が。田迅雷だ。
風の噂で七月のことを聞いてやってきたのだ。ただ、墓参りに来ただけではない。田迅雷は自分のブティックを持っていて、そこで働かないかと七月を誘いに来たのだ。ただ、場所は重庆、宁波からは近くない。七月は安生に相談した。安生は「就職って冒険みたいなもの、飛び込んでみれば」と背中を押した。七月の母親のことは安生が面倒を見ると言った。
七月は田迅雷の誘いを受けて重庆に飛んだ。
安生がTVの音楽番組を見ていると、阿潘が歌っていた。今や阿潘は歌手として成功を手にしている。阿潘がTVを通じて暗に安生にラブコールを送った。安生は何を思ったか。
七月は新たな環境で精力的に働いた。
第44集:安生和林母关系缓和(安生と七月の母親との関係が緩和される)
ある日、七月はひとりの客と出会った。陆太太という人物。同僚から陆太太が常連客だと聞いた。陆太太に対処するためにはどうしたらいいか。七月はインターネットの質問サイトで問いかけた。ひとりの人物「半夏」というハンドルネームの人間が、具体的な話を訊いてきた。半夏からアドバイスを受ける。
アドバイスを参考に七月はONCEでVIPのみ待遇する時間を作った。そこへ陆太太が訪れる。七月のおもてなしに陆太太も機嫌よく買い物をして帰った。同僚たちから拍手が起こる。
ある晩、安生は九月を思い出して眠れなくなった。そして九月の家の前まで来た。その時、Salah林家には泥棒が入っていた。七月の母親は泥棒の存在に気づくも怖くて動けず、泥棒は金品を奪って出ていった。そこに安生と鉢合わせした。安生が泥棒の顔を見ていたことで、泥棒は逮捕され、金品は戻ってきた。七月の母親は安生に礼を言う。
七月はよくやっていた。田迅雷が七月に獎励金を出すと言ったが、七月はそのお金は同僚に分け与えてほしいと断る。
陆太太と七月が話をする。陆太太が子供がいないという話になると、七月は「まだ若いですし、大丈夫ですよ」と言った。しかし「旦那、心臓血管の病気なの」かなり重篤らしいのだ。陆太太の旦那には子供がいる。7年前、家出をしたっきり、帰っていない。「旦那が死んだら」と遺産の皮算用をする。七月にも分け与えるつもりだ。
七月の母親はあの音楽番組を見ていた。安生に「阿潘ってあなたの友達でしょ。お祝いを言ったら?」安生は「あ~?」ととぼける。「安生には幸せになってほしいのよ」
七月がオフィスで仕事をしていると、陆太太からお呼びの電話が掛かる。田迅雷も「行って行って」と送り出す。陆太太の話とは旦那がICU(集中治療室)に入ったというものだった。陆太太は遺産の相続の心配をしている。家出をした旦那の息子と父子断絶させてほしいとのこと。そうしたら店の商品を丸ごと買うという。
田迅雷も陆太太の旦那の病状より、陆太太が遺産を相続するかどうかを気にしている。七月と徐々に意見が合わなくなってきた。七月は自宅に帰ると半夏とチャットして相談した。
第43集 第45集第45集:七月向田迅雷道歉(七月は田迅雷に謝る)
陆太太の旦那が回復して退院した。七月が旦那と話したいと申し出る。陆の旦那は「陆棋晨って人を知ってるかい?」と七月に訊いた。「ごめんなさい、知りません」と答えたが、渡された写真を見ると、七月の知っている人物だった。旦那は今も息子のことを心配している。そして謝りたいのだった。「もうあまり時間がない。もし見つけたら、すぐに教えてくれ」「きっと見つけてきます」このやりとりを陆太太は盗み聞きしていた。
陆棋晨、それは阿潘のこと。
田迅雷に阿潘のことを話すが「阿潘は今や知らない人がいないほどの有名人だわ。どうやって連絡を取ると言うの?」
ところが七月のスマートフォンに阿潘の方から電話。「安生を捜している」と。七月の電話番号はずっと変わっていなかったので連絡が取れたのだ。七月は安生のことを伝えるのではなく、父親が病気なので帰ってきてほしいと伝えた。
阿潘はすぐに七月と共に父親のところへ行った。陆の旦那は微笑んで迎える。阿潘は自分が出演したTVの動画を父親に見せた。「これはお前か!大舞台じゃないか」と感激した。これで陆の旦那の遺産は息子に継がれる公算が大となって陆太太は苛立ちが募った。
ここからは安生の父親・李勇の登場。弁護士である李勇は钱叔の家を買い付けの契約を任されている。钱叔は想い出の我が家を手放すつもりはないようだ。説得は失敗。
七月は田迅雷に阿潘を陆太太の旦那に会わせたことを侘びた。田迅雷も怒っているわけではない。七月に同意した。運命の巡り合わせについて話していて、その流れで田迅雷は自身が離婚したことを明かした。七月は驚いた。「でも、この店って…」「そう義母が出資してくれたの。で、離婚の財産分与で」その後、前夫との出会いから離婚理由まで話は及んだ。
李勇はオフィスの椅子でうたた寝していた。夢を見ている。安生母子との夢を。安生が幼い頃、李勇はある裁判を戦っていた。勝てば多額の金が入るが、負ければ自宅を売って、さらに借金を背負うという。李勇は安生の母と別れた、その件(くだり)だ。李勇は目覚めた。
陆太太はある若手弁護士に相談を始めた。
第44集 第46集第46集:阿潘带安生见父亲(阿潘が安生を連れて父親に会う)
李勇は再び钱叔のところへ行った。「しつこい人だな!」と怒りを買ったが、李勇は「若い頃、仕事が苦しくてこの家を手放しました。妻は2年前に他界して、娘はひとりで生きてきました」钱叔も自分に娘がいたことを話す。「娘さんの名前は?」「钱芳、今は陆太太と言っているがな」「あの陆太太ですか!」ここでも運命の歯車が七月と安生に繋がっていく。
陆太太は話ししていた若手弁護士でなく、上司を呼んでほしいと言った。その時、上司から若手弁護士に電話が掛かり、すぐに来ることになった。その上司とは勿論、李勇。陆太太は遺産を1億元、いや2億元欲しいと言った。若手弁護士が失礼にもクスッと笑う。李勇は「5千万元、しかし遺言書があれば弁護士は必要ないかもしれませんが」陆太太は遺言書を見せた。自宅と車は陆太太がそのまま使える。お金は基金にし、陆太太が管理する。しかし、陆太太が再婚した時にはこれらは解消される。李勇は交渉を約束した。報酬として陆太太の父親の家を買い取りたいと言った。
阿潘は七月に安生のことを尋ねた。七月は安生のことを話した。阿潘はすぐに安生の家に行った。縒りを戻したいと阿潘、安生は阿潘が昔の阿潘ではないことは感じつつも受け入れ難い。阿潘はもう一つお願いをした。父に会って欲しいと。安生は重庆に飛んだ。
ONCEで七月と安生は再会した。安生と阿潘が従業員一同に紹介される。その晩、安生は七月の自宅に泊まった。七月は安生に九月のことは忘れて阿潘とやり直したら、と提案したが、安生の心の中ではまだ九月の存在が大きかった。安生はただ病気の阿潘の父に会う、ただそれだけだと言った。安生は風呂に行った。その間に七月は半夏とチャットした。ここで半夏の顔がようやく出る、半夏は韩东だ。
阿潘は父に安生を彼女だと紹介した。気が気でないのは陆太太だ、急いで李勇に電話をする。
阿潘と陆太太は話し合いを持つ。七月がずっと話していた掛け時計について貸す貸さないの話だ。(以前から七月は掛け時計を借りてONCEに置きたがっていいますが、理由がよくわからずにその件は端折っていました)
陆太太はONCEに顔を出した。七月に対して「ここ数日、来ないわね」陆太太は僻んでいる。七月を強引に喫茶店に連れ出す。安生の話に及ぶと七月は安生と阿潘の付き合いは長いことを言った。すると陆太太は何を企んでいるのか「棋晨(=阿潘)を安生と結婚させましょう」と言い出す。七月は「仕事があるので!」と陆太太を置いて喫茶店を出た。
第45集 第47集第47集:阿潘挽留安生(阿潘が安生を引き止める)
安生は七月に電話を掛ける。「掛け時計のことは心配しなくていいわ。阿潘が絶対断れない条件を提示したから」
陆太太が安生について調査してほしいと李勇にメッセージを送った。李勇の部下の若手弁護士がそれを見て、すぐにメッセージを削除するように、安生は李勇の娘だと話した。驚く陆太太は「弁護士を替えて」と頼んだが、若手弁護士は時間がないことと安生に関しては自分がなんとかすると答えた。
阿潘は安生を連れて、また父親の家へ。ギターを持って弾き語りをする。喜ぶ父親。父親は「安生に歌をプレゼントしなさい」と言うと安生は「う~ん」と悩んだ。父親が「《今日、あなたに嫁ぎます》(=今天我要嫁给你)にしろ」と。戸惑う安生と阿潘だが、父親は「私は時間がないんだ」と言う。だが安生は「ごめんなさい」と断った。陆太太が割り込んできた。安生と阿潘にいいがかりを付けてくると、阿潘の父親は具合が悪くなり、倒れた。
緊急入院、陆太太は李勇に電話を掛ける。動揺している。李勇も「陆の旦那は体が悪いのは皆知っている。なぜそんなことをしたんだ」と責める。さらに「何もするな」と釘を刺した。
ONCEに田迅雷の前夫が訪れた。前夫の彼女・小夏がONCEに来るということだった。小夏はONCEの商品を見て、イタリアで見た商品のコピー物だとけなした。田迅雷は小夏に芸術家としての意見を求めると、商品は良い、とは言うものの、その後はけちょんけちょんにけなした。ここは七月が反論に立った。小夏は言い負けた。
陆の旦那は容態が悪い。阿潘だけが入室を許可された。陆の旦那は阿潘と安生がくっついてほしいと願うが、阿潘が安生の半生を語り、そういうことはないと話した。しばらくして陆の旦那は「弁護士を呼んでくれ」と阿潘に頼んだ。
田迅雷の前夫は再訪問した。田迅雷と離婚したことを後悔しており、やり直したいという。田迅雷は取り合わなかった。
陆の弁護士が病室へ入っていく、レコーダで録音もしながら、遺言内容を書き留めていく。病院の外では陆太太が気が気でない。弁護士たちが帰った後、陆の旦那は息を引き取った。
後日、陆家の掛け時計はONCEに運ばれていった。それを見届けて、安生は帰っていった。
李勇は遺言の内容は陆太太にとって公平で良かったものだと言ったが、陆太太は納得しない。陆太太は実家売却の契約書を李勇にちらつかせる。
安生の自宅に阿潘が突然やってきた。ONCEでトラブルが発生した、と伝えに来たのだ。
ONCEはペンキが掛けられ、マスコミが押しかけてきた。
第48集:七月和安生商量对策(七月が安生と対策を相談する)
阿潘がやってきた安生の自宅では、ONCEに対する誹謗中傷の出どころをインターネットで調べようとしていたが、一向に掴めない。阿潘は私怨ではないか、と言った。一方ONCEでは「金返せ」と押しかけて来た客でいっぱいだった。
何が問題視されているか?素材が劣悪でアレルギーを引き起こすということだった。
押しかけた客も客なら、対応する店員も売り言葉に買い言葉で暴言を吐くことによって現場は混乱した。ようやく店が一段落ついたとき、半夏(=韩东)がメッセージを送ってきたので七月は相談した。その時、陆太太が店に顔を見せた。安生から電話が掛かってきた「黒幕はきっと陆太太よ」
陆太太と話をした七月は陆太太への疑惑を深めたが、VIP顧客でもある。TV電話で安生は田迅雷から誠実に説明責任を果たすべき、と提案した。電話を切った安生は悩んだ「以前会った陆太太と今回の行動は一致しないのよね。こんなに聡明な人ではなかった」阿潘は「陆太太に手を貸している人物がいる?」
ONCEはアメリカ人を起用したONCE製品のプロモーションビデオを制作してインターネットに流した。これはネット民には好評だった。
とあるレストラン。PVに不満なのが陆太太、李勇に対して悪態をつく。この様子を近くの席に座った阿潘が録画している。七月らONCE職員一行が陆太太らに遭遇する。七月は李勇に驚く。阿潘も合流した。阿潘は「陆太太と一緒にいるのは弁護士だ。この動画を安生に送ろう」七月は「やめて!」ONCEの事務所にて七月はその弁護士・李勇について語った。七月の仇であること、そして安生の実父であること。
田迅雷に、翌日のTV番組で陆太太の友人の周太太がアレルギーを訴えるという情報が入った。七月はこの情報を安生に伝えなかったが、安生は独自の調査によって知ってしまった。すぐさま重庆に飛ぶ。空港で韩东に会う。車に乗せてもらう。安生は「私達は同じ目的ではないでしょ?」と言ったが、韩东は「いや、同じ目的だよ。七月の件だ」更には陆太太に付く弁護士の名刺を受け取る。そこには父・李勇の名が。
ONCEのトラブルの件は韩东vs李勇という構図だ。
翌日のTV番組までになんとかしようと考えているのが韩东だ。
周太太は李勇との約束を守らずに李勇の事務所にやってきてしまった。韩东にチャンス到来だ。
第47集感想ほか
もう、登場しないのかな、と思っていた人物たちが続々登場です。それぞれの登場人物が七月と安生に複雑に絡んできます。
次でこのドラマも終わりになりますが、いよいよ李安生と李勇が二十数年ぶりに再会を果たします。
韩东と七月の関係も気になります。