2019年7月22日より爱奇艺にて配信開始。全53集。
七月と家明は喧嘩をしては仲直りの繰り返し。この第13集では安生も加えての三角関係の修羅場が待っています。第14集では安生の母親が病死します。全53集、この先、七月と安生が憎しみあって、また寄り添い合ってとなる筈ですが、もうお腹いっぱいという気分です。
基本情報
邦題:日本未公開
英題:Another Me
原作:安妮寶貝の同名小説
監督:崔亮
主演:
沈月
、陈都灵、熊梓淇、邹廷威
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簡単なあらすじ
第13集:家明向七月提出分手(家明、七月に別れを切り出す)
家明は面接した会社に電話した。前日、会社からの電話に若い女性が対応して断りを入れたと聞く。家明は怒った。家明と七月はかつてないほどに怒鳴りあった。それもとても早口で。そして遂に「俺たち、別れよう」七月は泣き叫んだ。
七月は少し落ち着くと、家明の寮に向かった。寮の外から家明を呼ぶ。寮友が「家明なら出ていったよ。西安行きの切符を買うって」七月はすぐに安生に電話した「家明がそっちに向かうって」仕事中の安生は「聞いてないわ。後で確認してみる」七月の電話を切ると今度は家明から「西安に向かってる。君に会いたい」安生はその時熱を出していて気を失った。気がつくと自宅のベッドだった。傍には家明がいる。「出ていって!」
安生のために家明は料理を作った。ふたりで食事する。玄関のベルが鳴った。家明がドアを開けると七月がいた。安生が箸を落とす。
七月が「あなたたち、何をしているの?」さぁ、修羅場の開始だ!安生のネックレスを七月は引きちぎった「まだ持ってるのね!」
第3集での祠の回想になる。家明が安生の腕を掴み、安生の首にネックレスを掛けた。「これで俺はいつも君の傍にいるよ」その様子を七月は廟の外から見ていた。
「ずっと私を騙してたのね。心の中で嘲笑ってたんでしょ?」修羅場が続く中、安生は「今日のことは誤解よ」と外に出る。家明が後を追おうとすると、七月が「家明はここにいなさい!」七月は続けて「長い間、私を騙し続けてたのね?」家明は「騙してたのは君じゃないか、あの手紙は君が持ってきたのだと思ってたよ」
安生の部屋で七月と家明は放心している。七月の携帯電話が鳴った。相手は阿潘だった。「安生が入院した」七月と家明が病院に駆けつける。阿潘は「道端で倒れているのを運ばれた」家明が看病することにした。七月が病院を出ると阿潘が待っていた「送るよ。どこへ?」「上海まで」「電車のほうが早いな」
阿潘と七月はファミレスに入った。阿潘の生い立ちが語られる。そして阿潘から「自分の気持に正直になれ」と助言を受ける。七月も「安生と家明のことを認めていたら、違ってたわね」
病院で安生が目を覚ますと家明が手を握っていた。びっくりして跳び起きる「七月は?」「上海に帰った」「なんで追わないの?」それから「私のところに来ないで、帰って」と追い出した。
七月は自分の体を虐めていた。食事もろくに食べず、グラウンドを走った。田迅雷が心配した。七月を寮に返すとそこへ家明が姿を見せた。「七月はどうしてるかな?」「どうしてると思うの?」家明は田迅雷に七月宛の伝言を頼んだ「迷惑をかけた」
第14集第14集:安生母亲离世(安生の母、逝去)
七月は寮にて黙々と荷物整理。田迅雷が話しかけても特に答えない。母親から電話が掛かる「安生と連絡を取って、安生のお母さんが…もう駄目かもしれないの。安生に電話が繋がらないの。安生を連れてすぐに帰ってきて」すぐさま七月は西安に飛んだ。安生は自宅にいない。安生を探して走った。走って走って安生の名を呼び続けた。
一旦、田迅雷と许天の方の話。レストランで待ち合わせ。そこで田迅雷は许天を彼氏(=男朋友)と言ったが、许天は「いやいや良い友だち(=好朋友)だろう」その後、ようやく田迅雷の気持ちに気づき「ごめん」と謝る。結局、恋に発展しなかったふたり。
結局、安生を連れて帰れなかった。七月は両親と共に病院に行く。病院には伯父さんが看病していた。安生の母親は安生のことを頼んだ。七月には箱を託し「いつか安生が父親のことを知りたがったら、私の代わりにこの箱を開けてやって」と七月は箱を受け取った。「安生もあと2~3日で来るよ」と励ます。その晩、七月が病院に泊まった。安生の母親は苦しみながら「安生、安生」と呟き続ける。七月は安生の母親に「安生宛にビデオメッセージを撮りましょう」と携帯電話で撮影を始めた。
それから何日経ったのだろう?安生はようやく実家に帰った。リビングには伯父だけ。「ママは?」「行ったよ」「また北京に行ったのね」「そうじゃない、亡くなったんだ」「冗談でしょ?」しかし仏壇を見て理解した。
安生はひとり部屋に籠り、荒れ狂った、泣きじゃくった。
七月が来た。安生は七月に「恨んでる」と言ってしまった。七月も黙っちゃいない。激しく罵り合った。そして「これが遺言よ」とUSBメモリを置いて帰った。安生は遺言ビデオを見た。そこには仕事一辺倒で安生に寄り添わなかった後悔があった。「永遠に愛してる」と締めくくられていた。
七月の家では結婚式の準備が…。客も大勢招かれている。母親が「家明、遅いわね」と言うと「家明は来ないわ」と涙をこぼした。
第13集 第15集第15集:七月到上海工作(七月、上海に来て仕事する)
安生は新たな生活を始めた。節約のためかシェアハウスに住み、不動産の仕事を始めた。これまでの仕事は辞めたようだ。ノルマが達成できていなくて上司からの叱咤のメッセージにため息をつく。先輩社員と共に営業のための外回りをする。
七月は上海に家を借りる。ひと月家賃その他込みで6000元にもなる。新卒社員の月給が5000元という台詞から、高額な部屋だ。家賃は両親が持つ。ただし、九月も一緒に住む。七月はなかなか働き口が見つからない。
そのふたりが同じ電車に乗っていた。ふたりとも気づかない。七月が電車を降りるとき、许天と会った。その話し声を聞いて安生は七月の姿を認めた。七月はそのまま许天と喫茶店に行く。就職活動が難航していることを知った许天は自分と同じ就職アプリで応募するよう誘った。Webサイトから応募をして、後日面接に向かう。1階の受付に寄ったとき、大声で痴話喧嘩を始めたカップルを目撃する。七月はその様子を見て自分と家明のことを思い出していた。エレベーターに乗ると涙を流した。エレベーターには七月を面接する予定の女性・嘉宇が乗っていて、七月の様子を見ていた。七月は「面接に来ました」というと、その嘉宇が「情緒不安定みたいだから、出直して」と帰された。唖然とする七月。
しかし次の面接で七月は嘉宇の質問にしっかりと受け答えした。最後に「なぜ、この前は泣いていたの?」「元彼のことを思い出して」
安生は先輩社員から見せられた写真に写っていた男性、それはかつてバーに勤めていたとき、自分を助けて名刺をくれたあの男性の顔だった。名を韩东と言う。先輩社員が一生懸命に物件を説明する。しかし、韩东には付き添いで来ていた安生に気づいていた。「李安生」と言うと、先輩社員は「なんだ、ふたり知り合いだったの~?」韩东と安生は食事に行った。
それからというもの、安生は順調に3件の物件を契約に成功し、会社から獎励金を貰い受けた。しかしその場で退職願を提出した。韩东のアシスタントとなるのだ。
第14集 第16集第16集:七月跟踪韩东(七月、韩东を尾行する)
七月は就職できた。嘉宇より電話で伝えられた。それから「名前を韩东という財界の大物に会うからよくよく準備するように」と仰せつかる。またここでも七月と安生の共通の知り合いができてしまう。
韩东は安生を連れて本生銀行の頭取と会う。韩东から頭取の印象を訊かれた安生は「顔もいいし、品もある。悪くないわね」「彼は酒も煙草もやらない。どんな人物なのか、掴みどころがないんだ。彼のことを探ってくれないか。目的は将来、事業で手を結ぶとき、友達になりたいんだ」安生は承知した。
七月は韩东を調べた。駐車場で韩东の車を突き止め、その車が出てきた時に、タクシーで尾行した。嘉宇に顛末を報告した。七月は韩东のマンションで撮った写真に安生の顔写真が入った看板を見つけ、複雑な思いに駆られた。嘉宇はいきなり七月に仕事を与えた。同僚らは「珍しい。嘉宇は普通、最初の一ヶ月は雑用しかさせないのに」
本生銀行のエントランスホールで安生を連れた韩东と、七月を連れた嘉宇が出会った。
第15集 第17集第17集:七月安生成为同事(七月と安生、同僚になる)
七月と安生は言葉を交わすことはなかった。プレゼンを終えた七月と嘉宇は喫茶店へ行った。入れ替わりに安生と韩东がプレゼンに入る。韩东のプレゼンの途中で頭取に電話が入り中断、そのままプレゼンは終わった。プレゼンを終えて本生銀行を出ようとした安生の前に七月は現れた。
敵意むき出し、バチバチの女の戦い。
七月は家で宝石箱を開けた。中には家明が安生に贈ったネックレスが入っている(引きちぎって取ったまま、持って帰ってたのか)。七月は昔のことを思い出して、泣く。
プレゼンは韩东らの勝利だった。安生と祝杯を上げていると、以前から韩东につきまとう甜甜(韩东の会社社長の娘)が登場、安生を「このメス狐は誰?」と。しかし韩东は「ごめん、他の人が好きなんだ」「この女のこと?」「違う」ここはきっぱり否定。しかし甜甜を振ったことで、韩东は会社を辞めざるを得なかった。
七月の方では嘉宇に代わる上司が来るという(嘉宇が辞めたわけではない)。その上司とは、韩东。アシスタントとして安生を連れて。こうして七月と安生は同僚になった。七月と安生がふたりになると「なんで転職したの?」「仕方なかったのよ。ごめんなさいね、第1ラウンドはウチの師匠の勝ちね」と安生はニヤッと笑った。
韩东を長として開いた会議では沈黙が続く。嘉宇の元部下だった者からすると、あまり韩东は歓迎されていないようだ。
安生が外出先から会社に電話、直帰してもいいか尋ねると「いいわ。明日は七月を手伝って。彼女の負荷が大きくなってるの」安生は電話を切るとため息をついた。翌日も安生は自分の仕事が片付かないうちに七月を手助けするよう指示される。七月は安生の仕事ぶりを垣間見た。
第16集 第18集第18集:七月安生暗暗较劲(七月、密かに安生と張り合う)
第17集の終わりで、芸能人との契約の交渉に七月は正攻法で、手助けに来た安生はちょっと違うやり方で臨んだ。共に成功しなかったが、あからさまに門前払いを食らった七月に対し、相手に興味を持ってもらえた安生は「どうだ」と言わんばかりの表情をする。
九月が公園で絵を描いている。もう引き上げようとしていると「動かないで!」と女性の声がする。なんでも格好いいからとその女性は九月をモデルに絵を描いていたのだ。だが、気分が乗らない九月は連絡先を交換することなく帰った。
文婧が七月に「韩东の部下になってよかったわね」と声を掛ける。嘉宇の方の部下になった同僚たちは「毎日徹夜だよ、彼女と会う暇すらない」と嘆いている。文婧が七月が持っていた資料をパラパラと見る。ふと「何これ?」と手が止まる。高卒なのに抜群の成績の李安生に目が留まった。「嘉姐なら大卒ではない人気は面接にすら進めないわ」と言う。
安生の同僚が「見てこの原稿、間違ってるわ。大学行ってないからね」と言っている。安生は「初めての仕事で間違いがあってごめんなさい」と言うと同僚は慌てて「そういうつもりじゃないの。七月の原稿は間違いないわ。彼女の原稿を見習って」と。
会社に九月が七月を訪ねて来た。受付で安生に会う。しかし喜ぶ九月に対し安生は無表情なままだ。
本生銀行のエントランスホール、七月が頭取を訪ねて来ている。受付嬢が七月を呼びに来たが、安生から電話が入る「雑誌の原稿の締切が前倒しで締め切られるわ。できた分だけ送るから、後は完成させて」と、どかどかとファイルが送られてくる。その晩、暴風雨の警報が発報されているので早く帰るように呼びかけられていたが、安生は七月の帰りを待つ。七月が戻ってくると、安生は七月を連れて自宅に連れて行った。それはそれは豪勢なマンションだ。「家賃は安くなさそうね」安生は「当然よ。大学に行かずに稼いでいたからね。高卒でこんなに稼ぐと思ってなかったでしょ?」
安生は七月を許したのか?「謝らなくちゃならない」と話す七月に、一旦は「理解した」と言うが、その日の仕事でのことで安生に対し憐れみの言葉をにじませたことで安生は不機嫌になる「出てって」。
七月と安生が韩东と嘉宇に呼ばれた。七月の原稿が完成稿ではなかったのだ。安生が七月に言った「原稿の締切が前倒しになった」と言うのは言い過ぎで、先方からすると「早いほうがいいな」くらいの感じだったと嘉宇は確認した。嘉宇は安生に「七月が間違いを起こすことを狙ってたんじゃないの?」七月はえ?という表情で安生を見る。
嘉宇は韩东から安生と七月の簡単な生い立ちを聞いた。
七月は同僚の阿光と食事をする。阿光は先のことは李安生の挑発だと思っている。そして文婧もまた嘉姐に告げ口したのだろうと言っている。「どうすれば?」と戸惑う七月に阿光はアドバイスをする。
(最後はどういう意味があるのかわかりませんがサバイバルゲームが始まります)
第17集感想ほか
結局、田迅雷と许天の仲は4年間、進展しないままでした。
7月22日に配信が始まったばかりだと言うのに、1週間で16集分も配信されて笑。やっともう少しで追いつきそうです。急ぐあまり、十分に会話を理解せずに書いてしまっています。平日は仕事があるため、時間があまりないのですが。私のブログでは途中で挫折して放置してある中国ドラマがいくつかありますが、少なくとも 沈月 が主演のドラマに関しては完走するつもりです。
第15集から本格的に社会人生活となり、青春ドラマとは使われる単語の種類が違っていて、理解できないままに観進めている部分が多分にあります。観ていくうちに、前の間違い部分を修正していく、そんな感じです。
あらすじでは敢えて書いていないのですが、七月と安生が対立した業務内容は「信用卡业」です。信用卡は一般にはクレジットカードのことですが、支付宝や微信支付のアプリをみていると、クレジットカードというより、銀行のキャッシュカードの意味合いが強い気がします。ただ、中国の銀行の信用卡を持っていないために詳しくはわかりませんが、クレジットカードのような機能があるのかもしれません。ですので、敢えてクレジットカード事業とは書きませんでした。
第13集にて阿潘と七月がファミレスで長話をしますが、これが後半になって効きます。
第18集の時点で2013年5月であることがわかります。
ちなみに 沈月 より陈都灵の方がタイプの人は中国映画『推理笔记』Inference Notesも鑑賞しては如何でしょうか。あまりお勧めできる映画ではありませんが。