中国ドラマ『开端』RESET 第1集～第3集

第1集

李诗情リー・シーチン（赵今麦エンジェル・ジャオ）はバスの車内でハッと目を覚ました。汗だくだ。隣の座席の男性・肖鹤云シャオ・フーユン（白敬亭バイ・ジンティン）が心配そうに声を掛けると、「痴漢です！バスから降ろしてください」とバス停でもない場所で無理やり降ろさせてもらう。肖鹤云も一緒に降ろした。肖鹤云シャオ・フーユンは訳がわからない。悪態をつきながらタクシーを拾って行ってしまった。しばらくするとドンッという爆音がした。李诗情リー・シーチンは気を失った。

病院で目を覚ました。肖鹤云シャオ・フーユンが真っ黒に火傷した状態で運ばれていくのを見てしまう。監視カメラ映像から李诗情リー・シーチンを不審に思った刑事らが事情聴取を行う。副隊長の张成チャン・チェン（刘奕君リゥ・イージュン）に対し、思い出したことを少しずつ話す。李诗情リー・シーチンは5回タイムリープ（劇中で「循環」と表現されていますので、以下「循環」とします）をしていた。あの手この手でバスを降りようとして失敗、爆発事故に巻き込まれた。そして今回6回目にしてようやく降りることに成功したのだ。むろん张成チャン・チェンには信じることができないのだが、彼女が知りえていないはずの情報まで語ったことから、彼女に注目をする。

肖鹤云シャオ・フーユンは火傷がひどく、手当の甲斐なく死んでしまった。次の瞬間、バスの車内にいた。

第2集

肖鹤云シャオ・フーユンは目を覚ますとバスの中、隣の座席の李诗情リー・シーチンも目を覚ます李诗情リー・シーチンは肖鹤云シャオ・フーユンの様子を見て「あなたも循環したのね？」

肖鹤云シャオ・フーユンはあの手この手でバスから脱出しようと試みるが、3回ほど失敗してその度に「循環」する。タンクローリーと追突して爆発する十字路、ここで運転手にゆっくり進むように促した結果、事故及び爆発を回避した。「循環」を回避できたと喜んだのも束の間のことだった。橋にさしかかったところで李诗情リー・シーチンは着メロが聞こえてバスは爆発した。そして、またも「循環」した。

ふたり目を覚ます。「バスには爆弾が仕掛けられている？」第1集のように「痴漢です！」と訴えてバスを降りた。すぐさま警察に電話を掛けてバスに爆弾が仕掛けられていることを通報する。だが、バスは爆発した。

张成チャン・チェン副隊長らは監視カメラ映像からふたりの姿を確認した。彼らが何かを知っているとみて、その後の足取りを追う。

ふたりは「循環」の出来事を紙に書いて整理を試みる。しかしわからないことばかりだ。

第3集

ふたりは警察に連行されるのを恐れた。「循環した」と聞いて信じられるはずもないからだ。だからといって爆発物が仕掛けられていると通報した理由を他に説明できない。肖鹤云シャオ・フーユンは紙を捨てた。

张成チャン・チェン副隊長らは監視カメラ映像からふたりを見つけ、署に連行した。別々に取調室に入れられる。当初は「循環」のことを伏せて尋問に応じていたが、どうしても説明できない。だが「循環」の話をすると刑事たちに益々不審がられた。

突破口となりそうなことがあった。李诗情リー・シーチンが受け答えの中で「张チャンさん」と言ったのだ。「なぜ私の名前を知っている？自己紹介をしていないが？」そこで李诗情リー・シーチンは病院で取り調べを受けている話をした。ペットボトルの蓋を「左手で」開けてくれたことまで。张成ジャン・チェンは右手に古傷があって握力がない。

取り調べは長時間に及んだ。李诗情リー・シーチンの取調室から刑事がいなくなり、うとうとと眠り始めた。

目が覚めた。そこは爆発前のバスの中・・・