中国ドラマ『超时空罗曼史』See You Again 第25集～第30集（終）

第25集（金阿银受伤住院：金阿银は怪我をして入院する）

麻泽浩マー・ザーハオは既に李龙大リー・ロンダーと向秦羽シャン・チンユーが結託していることを察している。そのうえで李龙大リー・ロンダーに殺させようとしている。

麻泽浩マー・ザーハオは20年前からのことを話し始めた。乱暴な父親を池に突き落として殺し、孤独であったところを陶陶タオ・タオに救われた。陶陶タオ・タオは大人になるとメイクアップアーティストの見習いになった。池宇チー・ユーを担当したところ、先輩からキツく叱られた。それを池宇チー・ユーがなだめた。陶陶タオ・タオは池宇チー・ユーに恋心を抱き、頻繁にSNSでメッセージを送り付けた。しかし池宇チー・ユーは鬱陶しくなり冷たくなった。陶陶タオ・タオは自殺をほのめかすメッセージも送ってきた。それらが無視されると本当にガスによる自殺を図った。

向秦羽シャン・チンユーは縛られていたロープを隠し持っていた刃物で切り、反撃に転じる。麻泽浩マー・ザーハオは向秦羽シャン・チンユーを捜しに来た金阿银ジン・アインを人質に車で逃走した。車は障害物にぶつかって止まる。金阿银ジン・アインは頭から流血し、病院に運ばれて入院した。

向秦羽シャン・チンユー・金阿银ジン・アイン・李龙大リー・ロンダーの３人は病室で話をした。李龙大リー・ロンダーはICレコーダーを奪われて壊されてしまったが、まだ隠しカメラも仕込んでいたのだ。「これで証拠は掴んだぜ！」と向秦羽シャン・チンユーとハイタッチした。

第26集（向秦羽第一次生日宴：向秦羽の初めての誕生日パーティー）

拉致現場に急行した金川ジン・チュアンもまた怪我をした。彼は病院ではなく、陈沐沐チェン・ムームーの自宅で治療を受けた。陈沐沐チェン・ムームーは離職も金川ジン・チュアンとの別れも決意していた。

金阿银ジン・アインは退院して自宅に戻ったところで菅野ジェンイェに怒られた。消息不明になっていたので撮影現場も混乱したのだ。

金阿银ジン・アインと向秦羽シャン・チンユーは陶陶タオ・タオの見舞いに行った。担当看護師から麻泽浩マー・ザーハオが実に献身的に看護していたことを聞かされた。看護師が出て行ったあと、ふと向秦羽シャン・チンユーは陶陶タオ・タオと瓜二つの女性の名前が杨小云ヤン・シャオユンと名乗っていたことを思い出した。帰宅してPCで検索をする。撮影していた映画の名前は『风流艳谭エロティック譚』だったことも思い出す。杨小云ヤン・シャオユンは監督から脱ぐように強要され、怒鳴られた。逃げ出して向秦羽シャン・チンユーに助けを求めるも無視された。最期は絶望して建物から飛び降りた。向秦羽シャン・チンユーは「池宇チー・ユーと同じだ」

池宇チー・ユーの父親から電話があり、今日が池宇チー・ユーの誕生日であると知る。池宇チー・ユーの両親を招待して誕生日パーティーを行う。向秦羽シャン・チンユーは私生児であり、自分の誕生日を祝ってもらったことがない。それゆえ誕生日を祝ってもらうのは人生で初めてであり、「家族」の温かみを知った。

第27集（向秦羽金阿银片场遇危机：向秦羽と金阿银、撮影現場での危機）

陈沐沐チェン・ムームーは金川ジン・チュアンと出会った場所・スポーツバーで最後の酒を交わした。翌日、会社に退職届を出した。

狄沪生ディー・フーシェンは一足先にクランクアップした。1936年当時は子役だったこの老人はスタッフ達にとても愛されている。向秦羽シャン・チンユーは「頼みがある」と耳打ちをした。

向秦羽シャン・チンユーと金阿银ジン・アインに監督から「脚本を修正して黒衣の怪しい人物と対峙するシーンを撮影する」というメッセージが入った。伝わっている『黄埔風雲』の資料から当時を再現するというのだ。1936年のあの日と同じことが繰り返されるのか？金阿银ジン・アインは「明日は撮影に行かないで！」と泣いて懇願した。

翌朝、金阿银ジン・アインが目覚めると既に向秦羽シャン・チンユーは既にいなかった。そして金阿银ジン・アインが以前から欲しがっていた黒のドレスが置いてあった。それを着て撮影現場に急いだ。現場では麻泽浩マー・ザーハオが自作の爆弾を持って侵入を果たした。向秦羽シャン・チンユーは現状が1936年当時とシンクロしていることに気が付いている。「ならば彼はこの中にいるはずだ」と現場を見渡す。傍にいた滕溪タン・シーが呟きを聞いて「さっき怪しい人がいたって言ってたわ」

捜している最中に李龙大リー・ロンダーと会った。「麻泽浩マー・ザーハオがいる」

近くで騒ぎが起きた。ふたりは駆けつけてみると金阿银ジン・アインがいっぱいある小道具の拳銃を漁っている。「この中に本物の拳銃があるはずなの！」彼女は泣き喚いている。向秦羽シャン・チンユーは却って冷静さを取り戻した。事情を知る李龙大リー・ロンダーが冷静に事態に対処しようと行動している。他のスタッフにも声を掛けて協力を仰いだ。

落ち着きを取り戻した向秦羽シャン・チンユーと金阿银ジン・アインのふたりは最後のお茶をして思い出話に花を咲かせた。

結局、麻泽浩マー・ザーハオは見つからぬまま撮影に臨んだ。1936年当時と同じシーンをこなした。今度の銃は本物ではない。撃たれて死ぬことはなかった。再現しないのか？

ホッとしたのも束の間のことだった。突如、爆発が起きた。

第28集（向秦羽逃过一劫：向秦羽は惨事を免れる）

向秦羽シャン・チンユーは瓦礫の下敷きになった。彼には生涯の出来事が走馬灯のように流れているのが見えている。そして杨小云ヤン・シャオユンが現れ「さぁ、私と行きましょう」と言ってきた。「俺は死んだんだな？」しかし金阿银ジン・アインの自分を呼ぶ声が聞こえる。彼は行かなかった。死ななかった。

救助活動の中、李龙大リー・ロンダーが「麻泽浩マー・ザーハオ！」と叫んだ。見つかった！彼は走って逃げたが、車にはねられた。

重傷を負いながらも陶陶タオタオの病室へ辿りつくと、生命維持装置を止めた。陶陶タオタオに「ごめんな」と言って窓から身を投げた。陶陶タオタオの目からは涙がこぼれ落ちた。

向秦羽シャン・チンユーはと言うと、医者が「奇跡だ」というほど全く怪我がなかった。目を覚ました。目の前に金阿银ジン・アインがいた。「全て終わったのね」と安心した。

金阿银ジン・アインは陈沐沐チェン・ムームーに呼ばれた。会社を辞めて独立することと、それに伴い以前に契約したものは破棄されることを告げられた。そして独立した会社の方で改めて契約したいとの申し出を受けた。

向秦羽シャン・チンユーは現代に留まれるかと思っていたが、まだ終わっていなかった。突然手が半透明に透けた。ショックを受けて金阿银ジン・アインとの約束をすっぽかしてまで李龙大リー・ロンダーを訪ねた。「もし俺がいなくなったら、金阿银ジン・アインのことを頼みたい」

向秦羽シャン・チンユーは何事もなかったように金阿银ジン・アインの前に現れて、素直に謝った。

金阿银ジン・アインもまだ終わっていないことに気づいてしまった。翌朝、目覚めたら向秦羽シャン・チンユーの姿がなかった。電話もつながらない。

捜し回って、見つからなくて、疲れて帰ってきたら向秦羽シャン・チンユーはいた。どこへ行っていたのかを聞くと「明日になればわかる」

第29集（向秦羽金阿银婚礼进行时：向秦羽と金阿银の結婚式が進行中）

第30集（向秦羽金阿银梦醒再相遇：向秦羽と金阿银は夢から覚めて再会する）