2019年7月22日より爱奇艺にて配信開始。全53集。
遂に破局を迎えた七月と家明。家明が婚約を破棄して向かった先が安生の元だったことから七月と安生の間にも亀裂が生じます。しかし、どうした因果か、七月と安生は同じ会社で同僚になることになり、居心地が悪い感じです。今回あたりで一旦和解すると思うのですが、まだ早いか?
基本情報
邦題:日本未公開
英題:Another Me
原作:安妮寶貝の同名小説
監督:崔亮
主演:
沈月
、陈都灵、熊梓淇、邹廷威
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簡単なあらすじ
第19集:七月工作碰到难事(七月、難局に遭遇する)
第18集から続くサバイバルゲームのシーンは省略。嘉宇のチームと韩东のチームでチームワークが大事だということを認識させるための遊びか?
七月は许天と食事。「俺たち、協力しないか?」と話を持ちかける。七月は早速、企画書を書き上げる。両社で共同の『LOVE & LOVE』(実在のブランド名らしい)を立ち上げようというもの。嘉宇はこの企画にGoサインを出し、話を進め始めた。
ところが、安生はふとした偶然からこの企画書を見てしまう。韩东に同じ内容の企画書を出す。汉力生のトップは同じ企画でも韩东の方を選んだ。先の信用卡事業の実績を重視したのだ。そして许天から七月に「君じゃない男の人が来たけど、どういうこと?」と電話がある。嘉宇からも企画が盗まれたことを七月に話した。七月は社内を調べ上げた結果、それが安生の仕業だと知る。「この盗人」と七月の怒りが爆発する。その場に韩东が来て「嘉宇と君の功績は認める。しかし、上が選んだのは我々の方の企画書だ。今後も協力しあおう」
そして『LOVE & LOVE』の企画は両社で合意に達したようで、打ち上げが行われる。七月と安生と许天も一緒だ。事情を聞かされているであろう许天は韩东と安生に強引に酒を飲ませる。一方で七月のグラスには酒に見せかけた水を入れるという用意周到さ。许天は安生を憎んでいる。
第20集第20集:七月安生周末同回家(七月と安生、週末に家に帰る)
安生はその酒の席で酔いつぶれ、韩东が送っていった。
九月が両親を上海に招いた。結婚25周年、銀婚式のお祝いをするために。
九月が両親を七月と安生が勤める汉力生に連れて行った。電話で安生を呼び出す。何も知らない安生はエントランスホールに行くと、七月の両親に会った。「あら、安生、なぜここにいるの?汉力生、七月と同じ会社ね!」安生は九月を睨みつける。七月は呼ばれていなかったが、偶然にも通りかかった。両親に安生を連れて帰るという約束をする。
そして週末、七月と安生は一緒に七月の自宅に帰る。一緒に食事をした翌朝、七月と安生は銀婚式だとようやく気づく。5人は銀婚式のお祝いを外食でする。レストランは並んでいる人が多く、28番目。しかしそこに许天がいて、彼の口利きによってすぐに着席できた。许天もお祝いに同席する。両親がお手洗いのために席を立った。七月と安生と许天の3人が残っていると、諍いが起きる。そして许天の口から家明が安生のせいで七月の許を離れたことを激しく詰った、それを七月の両親が耳にしてしまった。両親は今まで七月がなぜ家明と別れたのかを知らなかった。今、その真相を知る。両親は複雑な心境に陥った。
一方、安生は会社でぼーっとしていた。韩东が安生に気付く。韩东は「休暇を取って北京に行ったら?」「行かない」「じゃあ、お母さんに電話したら」「いないわ」韩东は今まで安生の母親が亡くなったことを聞いていなかった。ふたりで買い物に行く。韩东はチェキの機械を買い、安生の写真を撮った。写真を安生に渡し「君の家族に送るといい」とライターも渡した。安生は黙って写真を焼き、泣いた。韩东も粋なことをする。またも酔いつぶれた安生を韩东が送ってベッドに寝かせた。韩东は安生にキスしようとしてやめ、耳元で「明日遅刻したら給料から天引だ」と囁いて帰った。安生は寝ていなかった。目を覚ましていた。
七月の両親は安生のことを案じていた。両親は安生をレストランに招く。母親が「私達、離婚するの」と言った。九月が3歳のとき、火の不始末でおばあちゃんを亡くし、皆から責められたのだそうだ。ずっと負い目を感じ、九月が独り立ちする時に離婚すると決めていたのだ。
第19集 第21集第21集:七月对韩东心生崇拜(七月が韩东に対し、心から崇拝する)
七月の両親が安生に離婚の話をしたのは、人生は一筋縄ではいかない。間違いもある。必要なのは互いに信頼し会える仲だ、と説いたのだ。「七月とやり直してくれないか?」「もちろんです、でも私にはそれを願う資格はないです。七月が許してくれるかどうか」両親は七月も呼んでいたのだが、七月は店の外から様子を伺うだけで、現れなかった。
九月は姉の勤める汉力生に実習生の応募をした。面接は順調にいっていたのだが、会社の就業時間など基本的なことを全く周知していなかった。危うく実習生になれないところだったが、熱意で押し通した。実習生が入ったと聞いて呼びに行った七月と安生は九月がいて呆れる。
汉力生が次に手掛ける仕事はLOVE&LOVEのイベント(東京ガールズコレクションのような感じのもの)だ。七月と安生は会場探しに出た。
会議の末、イベントに出演するタレントさんたちが決まる。
そして当日、七月や安生らスタッフは大わらわ。そんな中、安生が出演間近のタレント・蓝琪(安冬)を呼びに行くと・・・、
なんと、コトの真っ最中。そこを不審人物に写真に撮られてしまった。コトのお相手は许天の父親・许总。安生は「緊急、緊急!」とトランシーバーで不審人物の存在を呼びかける。探しまわるスタッフ達、やっとのことで七月が不審人物を見つけるが、相手は男性。七月には手が負えない。そこへ韩东が追いついてきた。韩东は「写真を50万元で買い取る。口座番号を教えてくれ」と言って相手がスマートフォンを差し出してきたところ、スマートフォンをひったくる。即座に端末とクラウドから写真を削除、ものすごい早業だ、七月も言葉にでないほどに。しかも、韩东は一部始終を録音していた。不審人物は逃げていった。
主催者に韩东は「無事、写真は削除しました」と報告して事なきを得た。
第20集 第22集第22集:七月安生互道歉意(七月と安生、互いに謝る)
イベントはクライマックス、蓝琪が登場。会場は蓝琪に魅入る(これはもう、見ていただく他ない)。枯れていた薔薇が赤く戻り、花の真ん中にはダイヤモンドの指輪、それを目を覚ました婚約者(役の若者)が蓝琪の指に嵌める。
イベント終了後、安生は一室に呼ばれた。蓝琪は例の一件について安生を責めた。(当然、このようなイベントであれば専門の警備員を雇うべきであり、専門外でかつ責任者でもない安生を責めるのは筋違いと思いますが)ここで安生を庇い、蓝琪に食って掛かったのは他でもない七月であった。蓝琪はLOVE&LOVEとの契約を打ち切るとまで言い出し、あたふたするのは責任者の嘉宇ら。
イベントが終わり、七月と安生は階段で語り合う。七月は両親が安生と食事して、自分との和解を求めたとき、外で聞いていて中に入る勇気がなかったことを告白した。安生も過去の過ちを謝った。七月は安生に「嫉妬してた」とも言った。ふたりはかつての高校時代のように戻った。安生の家に七月は泊まる。「もう一度家明に会ったら、また付き合う?」「それはないわ」そして、翌朝、ふたりは揃って遅刻した。
遅刻してみると、韩东も来ていない。韩东は马总とゴルフ。嘉宇の誘いを断って韩东との付き合いを優先していた马总。嘉宇がゴルフの練習場に行ってみると、韩东を見つけた。嘉宇は韩东に負けてばかり。苛立ちがつのる。
许天の話。许天の両親は離婚している。しかし、母親の誕生日を一緒に祝おうと、许天は父親と約束をしていた。しかし、父親はドタキャン蓝琪といちゃついている。许天が「母に渡して」と預けていたプレゼントも蓝琪に渡してしまう。许天は父親に対して激怒する。後日、蓝琪がSNSにプレゼントの写真をアップしているのを見て许天はため息をつく。
韩东と嘉宇がお金を出し、部下たちへの慰労パーティーを開催した。韩东は安生に明かした。優秀な七月を嘉宇から引き抜きたいと。安生に意見を求めた。
第21集 第23集第23集:七月坚持打动客户(七月が客を感動させる仕事を成し遂げる)
「七月を引き抜きたい」そう言って安生は意見を求められたが「友達だけど、仕事は別」と七月に急接近な韩东を警戒。安生の韩东に対する気持ちに気づいている人物がいる。嘉宇だ。汉力生の次の仕事は本生銀行の大学生向けの信用卡事業。韩东が掲げたテーマは「初恋」、韩东から意見を求められた七月はホテルに部屋を取る开房について熱く語った。七月の意見で企画書をまとめる方向で決まった。
七月が自宅へ帰ると、家の前で许天が待っていた。そして花束を渡されて「俺の彼女になってほしい」しかし「私、好きな人がいるの」と言って返した。
韩东は七月の开房の企画書を銀行側に提出したが、却下された。韩东は会議でその話をし、今度は七月を連れて本生銀行に出向いた。ここでも七月は初恋について熱く語る。
第22集 第24集第24集:安生吃醋偷走计划书(安生、計画書を盗み取る)
韩东と七月は手応えを掴んで本生銀行から出てきた。そして韩东から食事のお誘い。会社の方では韩东と七月が契約を取り付けたとの連絡が一斉に入る。皆が「すごい、すごい」と喜ぶなか、ひとり浮かない顔の安生、またその様子を密かに嘉宇は見ていた。
韩东は車で七月を送る。「程总(嘉宇のこと)は幸せだね、こんな部下を持って」
その晩、安生は七月に電話を掛ける。そして韩东から食事を御馳走してもらったことを聞くと、安生はバスタブの中に沈み込んだ。
七月はまた安生の家に泊まりに来ている。会社のPCも持って。安生は先にベッドに潜り込んだ。しかし、七月がシャワーを浴びに行くと、咄嗟に七月のPCを開いた。パスワードがなかなかわからないが、何度目かでヒットした。フォルダを探して「方圆矿泉水」の資料をUSBメモリにコピーした。
会社のPCにはデータをコピーすると内部に記録が残るソフトウェアがインストールされていると安生は後に知る。安生は嘉宇の次の仕事が方圆矿泉水であることを韩东に言うかどうか迷った末に、言った。そしてデータの入ったUSBメモリを置いていった。会社のPCを調べられたら七月がデータをコピーしたと責任を取らされるかもしれない。韩东は「俺はそんな足がつくような間抜けじゃない。安生も七月も護る」と言った。安生は「本当に?」と訊いた。
七月の父親の前に家明が現れる。七月の実家にて家明はひたすら七月の両親に謝ります。家明の両親からも勘当されたようで、家に入れてもらえないとのこと。ひたすら謝罪する家明に七月の両親が折れて、七月の現在の居場所を教える。
韩东は方圆矿泉水の件で安生を連れて行動を開始した。韩东は自信満々である。ただ、七月のことに話が及ぶと、韩东が七月をあまりに評価しているので、安生の心は複雑だった。
家明が汉力生の入っているビルにやってきた。たまたま九月が通りかかって、家明の存在に気づいた。
第23集感想ほか
イベントでのできごとによって、韩东に惚れてしまった七月、安生も密かに想いを寄せていたのに、また同じ男性に!
第24集でUSBメモリが登場します。セリフにもあるように、起動するHDDドライブのことを中国語で「C盘」と言います。これはMS-DOS時代からのMicrosoftのOSの名残でCドライブから起動する為です。そしてUSBメモリは、韩东のセリフでは「优盘」と言っていました。私がかつて業務にて日本語取説の中国語翻訳を業者に依頼した際は「U盘」と翻訳されていました。発音は似ていますね。実際、どちらでも通じるのでしょうが、ちょっとした違いが気になりました。