廉政公署の陸志廉が刑務所に「潜入」。刑務所上層部が関与する贈収賄事件を追う。『Z風暴』『S風暴』『L風暴』に続くシリーズ第4作目。
オススメ度
基本情報
邦題:(日本未公開)
中国大陸題:反贪风暴Ⅳ
英題:P Storm
監督:林德祿
主演:
古天樂
、鄭嘉穎、張智霖、林峯、張繼聰、廖啟智、譚耀文、栢天男
予告編
あらすじ
:廉政公署 の陸志廉( 古天樂 )は飲酒と速度違反で警察に捕まり、監獄に入る。これは廉政公署の計画通りの「潜入」。(警察の協力を得て入らないところが廉政公署と警察は別組織だからなのでしょうね)ただ、警察の劉保強(張智霖)は事前に聞いていて知っている。
金持ちのボンボンで獄中の曹元元(林峯)が矯正官を買収したとの情報を元に調査するためである。曹元元の他にも『Z風暴』で陸志廉に逮捕された元警司・黄文彬( 林家棟 )もいる。黄文彬は陸志廉に対しての復讐心がメラメラしている。黄文彬は既に暴力団員と化している。収監されるとこれらのグループから暴行を受ける。買収されている矯正局長・沈國強(譚耀文)によって矯正官は見て見ぬ振りだ。王藍祿(張繼聰)だけはどちらにも属さずに優しく接してくれる。
刑務所の上の方は買収されているが、下っ端は「おかしい」と思っている。陸志廉に協力する者もいる。時には刺されて重傷を負うも、少しずつ証拠集めをする。一方曹元元は陸志廉の素性を調べるよう弁護士・姚君豪(廖啟智)を動かす。「廉政公署の人間だった」ところまでは突き止めるも、廉政公署も情報をガードしているのでそれ以上はわからない。陸志廉不在の廉政公署では、この件を『L風暴』で一時敵対関係だったL組の程德明(鄭嘉穎)が指揮する。
陸志廉は刑期の内に証拠を集めて出所する。証拠を持ち出されたらしいと悟った曹元元は矯正局長・沈國強を更に3000HK$で買収して仮出所し、廉政公署と激しい銃撃戦を繰り広げる。
陸志廉に激しい憎悪を抱いていた黄文彬だが、協力と引き換えに仮出所し、警備会社の顧問に就任し陸志廉と和解した。
観光地
赤柱(スタンレー)監獄
劇中の監獄は名前が赤噢監獄になっていましたが、赤柱監獄がモデルではないでしょうか。
赤柱はツアーだと行くかもしれません。そのツアーで行く場所の近くに監獄はあります。香港島からもバスは出ていますが、九龍半島側からも路線バスで行けます。尖東のバスターミナルから赤柱行きのバスが出ています。2階の最前列がオススメです。崖の道を行くのでスリル満点です。(ただ、片道2時間前後掛かりますので、時間に余裕があるときのみ)
天壇大仏
本編の最後にヘリコプターでのアクションシーンで横切る大仏は天壇大仏です。
天壇大仏へは東涌から昂坪360というロープウェイに乗って行きます。東涌は空港に近く、地下鉄の駅があります。昂坪360乗り場は東涌駅のすぐそばにあります。帰国後に知りましたが、昂坪360はよく止まるのだそうです。ですので、帰国の日に「ちょっと時間があるから」と、ここへ行って止まってしまうと地獄を見るのでしょう。また、順調でも片道40~50分くらい乗っていたかと思います。かなり長いです。乗る前にトイレを済ませておかないと危険です。昂坪360からは空港も見えます。夕方の景色はとても良いです。
昂坪360に乗って行くと天壇大仏があります。でかいです。中に入れます。
感想など
シリーズ4作目にして、一番面白みを感じました。実は観るのは2度目でした。1~4まで全て広東語音声・中国語字幕で見ていて、台詞が難しくて「?」でした。1~3まで日本に入ってきていたのを見て漸く理解でき、本作もわかりました。
さて、シリーズ完結の『G風暴』がいよいよ配信されます。