2019年3月4日から腾讯视频で配信中の刑事ドラマです。
第2の事件の解決編です。冯威の涙の7年間の物語。全30集。
中国ドラマ『冷案』第1集~第4集
中国ドラマ『冷案』第5集~第8集
中国ドラマ『冷案』第9集~第12集
基本情報
邦題:日本未公開
監督:谭嘉言
主演: 李媛、施诗、王雨、蒲萄、许愿、陈牧扬、董畅(キャスト名のリンクをクリックすると微博のページに飛びます)
#电视剧冷案#に関する微博はこちら
簡単なあらすじ
第13集
蔡文心(施诗)が署に出勤すると夏洛阳(蒲萄)はQRコードの復元を徹夜でして疲れて寝ていた。罗英玮(李媛)に冯威(孙浩涪)の交通事故について調べた内容を報告した。真夜中の事故で目撃者もなく、当時は監視カメラ映像もなく、遺体は完全に炭化するほど焦げていてDNA鑑定も不能であり、妻の白如真(李媛媛)と妹の冯壹(许愿)の証言しか頼るものがなかった。白如真に500万元の保険金が入っている。蔡文心は疑った。もう一度調べるべきだ、と。そして冯壹の精神状態が危険だと心配した。
寝ている夏洛阳を起こすと、頬にQRコードが写っていた。蔡文心は面白がって写真に撮る。夏洛阳は写真を削除しろと突っかかってくる。ふと、蔡文心のスマートフォンがQRコードからサイトを読み込んだ。夏洛阳の復元の試みは成功していたのである。早速サイトの店・宝田菜馆に夏洛阳と罗英玮が聞き込みに行く。
蔡文斐队长(王雨)が罗英玮のもとへ来た。水晶玉の件である。蔡文斐队长は当初、水晶玉の中の模様が富士山ではなく、扇子だと思った。富士山と扇子では上下が逆なのだ。現場にあった水晶玉の向きを思い起こすと、冯壹と関係の深い人物の犯行ではないか、と言うのだ。罗英玮も冯威が生きている可能性を隠さず話した。
蔡文心は冯壹を捕まえて、現場に行った。蔡文心は冯壹に白如真の行動を録画した防犯カメラ映像を見せる。それぞれのカメラに写った映像の時間からして白如真は誰かと近くの公園で会っていたのでは、と言う推測だ。冯壹にその人物の心当たりがないかと尋ねる。冯壹もまた冯威が生きているのでは、と考えていた。もしそうだとしたら、自分が犯行を防げたのではないかと責めている。「どうしたらいいの?」と嘆く。
翌日、署に復帰した冯壹は第3の人物は兄だと証言を始める。現場にあった水晶玉、日本の土産の水晶玉なので富士山として模様が見える方向に置くのが冯壹と兄の習慣だ。白如真にはその習慣がないことを知っている。冯壹は兄が死んだ当時、国際高校への進学を希望していたが、白如真がそれを許さなかった。ある日突然その考えを翻した。また、学費は匿名を名乗る中年男性から支援されていた。それが兄だと確信している。学生時代に自分を見守っている人物がいたらしい。友人によると兄と同様の火傷の痕があったそうだ。
よし、と蔡文斐队长が冯威が生きているとして捜査しよう、と、まずは白如真の金の流れを追うことにした。冯壹がパソコンでサクッと調べる。すぐに銀行口座の履歴から金の流れが浮かび上がる。そして寿春という場所、冯壹にも白如真にも親戚の類はいない。”冷案小姐”の一同は捜査に行く。
第14集第14集
捜査をしてわかったことは、冯威は汪克远という人物に成り代わっていたこと。
ここからは主に冯威の物語となる。汪克远となっている冯威には身重の未婚妻・丽丽がいる。そして病気の母がいる。汪克远は冯威と生死を共にした仲間だった。彼が死ぬ時、母親のことを頼まれたのだ。汪克远を失った母親もまた冯威が息子代わりになることを受け入れた。しかし汪克远の母も医師が手を尽くしたが亡くなった。
罗英玮が蔡文斐队长に冯威は見つかったと報告した。冯壹が汪克远の身分証を見せると、「あれ、会ったことがある」それは数日前に車に轢かれそうになった子供を助けた時のことだ。さらに携帯電話番号から現在位置を特定した。蔡文斐队长は捕まえに行くと息巻いた。「冯壹の前で自首させる約束でしょ」「必ず冯壹のもとに連れてくるよ」と出ていった。
”冷案小姐”の面々も冯威を捜しに行く。勤めいている会社を割り出した。冯威は不在だが丽丽には会えた。
蔡文斐队长らは冯威を見つけて様子を見ている。丽丽からの電話で冯壹が自分を捜していることを知った。冯威は動揺した。冯壹に電話をかけた「小壹、全てが済んだらお前に会いに行くよ」と。
第13集 第15集第15集
马一俊(王子轩)が釈放されて自宅で寛いでいると、ふと思い出したことがある。白如真が殺された日に飲んだワイン、あれに睡眠薬が混ぜられていて、自分は陥れられたのではないかということだ。そのワインを見つけて調べると冯威が社長を務めている会社のもの。冯威を強請る。
蔡文斐队长は冯威の尾行を続ける。冯威は尾行に感づく。スーパーマーケットの裏口から上手く逃げた。持っていた携帯電話も電源を切って捨てた。電源が切れられる直前に2つの電話があり、1つは丽丽、1つは不明であることが判ると、罗英玮は丽丽のもとへ向かった。马一俊が马威と電話で接触したことを知り、马一俊の身が危険だと判断、今度は马一俊のもとへ向かった。
冯威は马一俊と連絡を取り、待ち合わせをした。
第14集 第16集第16集(第17集冒頭まで)
马一俊に逃げられた。携帯電話が切られており、追跡もできない。蔡文斐队长は失態を周局長に叱咤されたことを受け、捜索を大規模に展開し始めた。
冯威の手がかりが途絶えたかに思えたが、銀行のATMのアクセス記録から居場所を特定した。
冯壹も兄を捜しに現場に向かった。
罗英玮ら一行は冯壹が向かったと思われる場所に急行した。
待ち合わせ場所の埠頭にて马一俊はお金の入った袋を見つけて喜んだのもつかの間、そのお金は冥币、即ち死者を火葬する際に用いられる紙幣であった。「クソッ」。马一俊の背後から冯威は静かに近寄った。灯油の入った容器を持って。马一俊を気絶させて手足を縛り上げ、灯油を撒き始めた。
まさにライターに火をつけようとしたその時、冯壹の到着が間に合った。冯壹が説得をする。一人の刑事として、妹として。
蔡文斐队长も罗英玮も狙撃隊も到着した。冯威を包囲する。
「兄は間違っていた」と自ら灯油をかぶる。马一俊もろとも死ぬ気だ。
「この数年間、私を守ってくれてた。今度は私が守ってあげる」そう言って冯壹は兄の手からライターを取り、冯威は逮捕された。
7年前の件は冯威が殺したものではなかった。彼は身元不明の浮浪者を探して、食料と酒を振る舞った。当初は絞殺する気であったが、浮浪者は食事で喉を詰まらせて死んだ。死体と自分の所持品を自分の車に乗せ、ガソリンを撒いて火を放ったのが真相だ。
冯壹に付き添われて丽丽が冯威に会いに来た。冯威は丽丽と目を合わせられない。「冯威!あなたが出所できるかどうかにかかわらず、この子の姓は”冯”にするわ」冯威は泣き崩れた。
罗英玮は冯壹に対して「一つ良い報せ。汪克远は彼が殺していなかった。罪は軽くなるわ」と事件の証拠品を渡した。水晶玉を。
第15集感想ほか
このドラマに描かれている捜査手法はどこまで本当なのでしょうね?身分証番号がわかると携帯電話番号に紐づけされていて、尚且、そこから位置情報まで知ることができています。私は微博で好き勝手なことを書いていますし、様々な中国のサービスに登録もして身元もバレていますので、今度入国したら拘束されるかもしれません(笑)
第1集からここまでスクショが全くなく、情景がわかりづらいかと思います。後日改めて追記します。
17集以降は未定です。20集まで視聴したのですが、第3の事件と麻薬捜査がごちゃごちゃになり、物語が散漫になっています。17~20集のあらすじは数行に凝縮できそうなほど内容がないため、ここまでで視聴は打ち切りにします。