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中国映画

中国映画『后会无期』The Continent いつか、また

投稿日:2017年6月3日 更新日:

このブログは2016年5月12日に他のサイトに投稿したものを加筆修正しています

基本情報

邦題:いつか、また
英題:The Continent
監督:韩寒(ハン・ハン)
主演:馮紹峰(ウィリアム・フォン)、陳柏霖(チェン・ボーリン)

はじめに

第10回大阪アジアン映画祭でABC賞受賞作

書いてみたら長文になってしまいました。しかもほぼ結末まで書いてます。ネタバレしています。

オススメ度

予告編

あらすじ

胡生(高华阳)の独白から物語は始まります。中国の東端にある东极岛には2人の兄貴分、马浩汉(冯绍峰)と江河(陈柏霖)がいる。同世代の他の人達はこの小さな島から出て行ってしまった。江河は島の唯一の教師なのだそうですが、約4000km西の辺境の学校に異動になります。马浩汉は一度島を出て職を転々とし、10年経って島の為にと帰って来ていましたがなす術なくまた島を出ることにします。江河を送るために島を出る。马浩汉はもう戻るつもりのない自宅に火を放ちます。幼馴染の周沫(陈乔恩)の家も巻き添えを食って崩れてしまう。(これは笑わせようとしているのか?意図不明)
(島を出る時に流れてきた歌はG.E.M.鄧紫棋ではないですか!知ってるぞこの歌と思ってスマホのプレイリストを見てみたら曲名は映画と同じ《后会无期》でした。今まで曲名を気にせず聴いていました)

本土に着いた初日、周沫に会うと女優になっています。素っ気ない応対ですぐに別れる。宿屋にチェックインすると江河はデリヘルのチラシを目にします。马浩汉の「やめとけ、(チラシの写真を見ながら)こんな綺麗な子は来ないよ」でも未練がある(?)のかチラシに見入っています。するとコンコンと来客が。開けてみると可愛い女の子が入ってきました。名は苏米(王珞丹)だと言う。江河は興味津々、ですが何もしないうちに「(ドンドンドドン)警察だ!開けろ」江河は马浩汉と苏米を連れて窓から脱出、車で逃げます。胡生はどこにいたんだろう?ホテルに置き去りにされます。胡生の携帯電話に電話してみると車内で鳴ります。車に置きっ放しなのでした。
翌朝、ガソリンスタンドで給油していると苏米の仲間が車でやってきます。苏米は美人局だったのです。

場面は変わって夜大雨に打たれている马浩汉、なぜか周りに紙幣が散らばっています。江河は公衆トイレで苏米のチラシを流そうとしますが流れない。諦めてチラシを手に取ります。马浩汉は濡れた紙幣を「乾かすんだ」と言ってフロントガラスに貼ります。江河はチラシをフロントガラスに貼ります。一晩車中で寝て目が覚めると、なんとフロントガラスが無くなっている!「あ~お金が~!」「あ~チラシが~!」(この映画はコメディ?笑わせようとしてる?中国ではあり得る話?)フロントガラスを新たに嵌め込んでもらい次の地に向かいます。

马浩汉が18年間文通してる刘莺莺(袁泉)に会いに行きました。どうも马浩汉は刘莺莺に好意を持っているよう。ですがここで刘莺莺から马浩汉の父親(子供の頃に海で死んだということになっている)の真実を聞かされます。马浩汉は呆然。刘莺莺はもう文通の必要はありませんが、別れ際「これからも文通続けてね」。

二人は西に進む。林の中を走ったりして「この道で合ってるのか?」と。どうも迷い気味。途中で犬を拾います。さらに進むと今度はヒッチハイカーを拾います。名は阿吕(钟汉良)、本名はわかりません。バイクでよく走り、この辺も6回ぐらいきたことがあると言っています。はてバイクは?と尋ねると「盗まれた」と言います。こんなひとけのない場所でバイクの盗難というのも不思議な話です。夜になって焚き火を囲む3人。阿吕が「明日ロケットの打ち上げを見るんだ。そしてボイジャー1号を追う」阿吕はそのロケットと自分をだぶらせています。また「雨の中先を急がなければ…」と。(妻は事故死したの?はっきり言わないのでわからないそれに対し江河は「明日には着任しなければならない」と言う。(それならば夜通し運転せねばならないのでは?焚き火してる場合ではないだろうと思うのですが??)

結局翌日の昼間も車で走っています。途中3人で小便休憩。先に小便を終えた阿吕が「運転してみていいか?」と訊きます。马浩汉は気軽に「お好きに」と返事。(え?危険ではないか?)阿吕は1人で乗って走って行く。江河も心配しますが、马浩汉は「戻って来るって」。やがて車が止まると「ほら」。ですが阿吕は2人の荷物と犬を下ろしただけでまた車を運転して走り去ってしまいました。案の定車を盗まれたのです。マヌケな2人、言い争い殴り合いの喧嘩になりそうになった時、ゴー!と音がしてロケットが打ち上がるのを目にします。2人は荒野をトボトボ歩く。(現在地がどこなのかわからないが、これって遭難では?と心配してしまうのだが…)廃墟みたいな家で1泊し、さらに歩いて行くとロケットから切り離された残骸が転がってる場所に着きます。马浩汉は「見送りはここまでだ」と言って引き返します。江河はそのまま進みます。

それから3年後、江河の書いた「ボイジャー」という小説が売れドラマ化(80話あるそうです)。韓国でもドラマは好評だという。冒頭で胡生が独白しているようにこの小説はこの旅を描いた話のようです。そして东极岛は観光名所となりました。(いわゆる"聖地巡礼"ってやつですね)

江河は东极岛に帰って来ます。胡生は旅が始まる前に「はぐれたらどうするんだ?」に「出発地点に戻ればいい」という言葉通り島に帰っています。他の人のその後については何も触れられていません。

感想ほか

まぁこの結末こそが"后会有期"という言葉をもじった映画のタイトル"后会无期"なのでしょう。

途中のシーンで苏米を連れ戻す為に仲間がやってきた時、江河は給油してましたが、実は誤って軽油を入れています。後で阿吕が修理します。間違って軽油を入れた場合、簡単な修理で直るもの?洗浄が必要ではないの?
先日TVで見たのですがJAFの調べによると軽自動車には軽油を入れると勘違いしてJAFを呼ぶケースが年間200~300件あるそうです。ガソリン車かディーゼル車かの違いくらい把握してないんでしょうかね?不思議です。
ロードムービーが苦手な私でしたが、非常に余韻の残る映画でした。おススメの作品です。

韩寒監督は今年(2017年)、『乘风破浪』(日本未公開)という作品も公開されているのですが、こちらも余韻の残る作品になっています。

韩寒監督の3作目⇩もオススメです。

最後に劇中歌G.E.M.鄧紫棋の《后会无期》のMV映像です。このMVは映画の映像を使っていますが、見ると本編で見た記憶のないシーンがいくつかあります。

G.E.M.鄧紫棋《后会无期》

 

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