中国ドラマ『开端』RESET 第4集～第7集

第4集

「循環」した李诗情リー・シーチン（赵今麦エンジェル・ジャオ）は刑事の张成チャン・チェン（刘奕君リゥ・イージュン）副隊長が言っていた言葉を思い出す。「どうして乗客や運転手を避難させなかったのか？」李诗情リー・シーチンは肖鹤云シャオ・フーユン（白敬亭バイ・ジンティン）と相談したうえで、叫んだ「バスに爆弾が仕掛けられているわ！」次の瞬間、バスは爆発した。

「循環」して肖鹤云シャオ・フーユンと李诗情リー・シーチンは悟った。「この中に犯人がいる」と。ふと時計を見て気が付いた。まだ爆発前に下車可能なバス停に着く前の時間だ。そこでバス停で降りるとすぐに警察に通報した。江枫ジャン・フォン（李感）らが出動する。

肖鹤云シャオ・フーユンは通報したことを責めた。一方の李诗情リー・シーチンは誰も死なせたくない一心だ。ふたりの意見が対立して一致することがない。

バスの走行地点に着いた江枫ジャン・フォンはバスを停めて中に入る。乗客のひとりの荷物を開けようとした瞬間、爆発は起きた。江枫ジャン・フォンは犠牲者となった。通報した李诗情リー・シーチンは警察に呼び出されて出頭した。

肖鹤云シャオ・フーユンはネットカフェにてバス爆発事件の記事を読んで後悔し始めていた。

第5集

警察は肖鹤云シャオ・フーユンが何かを知っているとみて探し始めた。肖鹤云シャオ・フーユンは警察から逃げる。薬と酒を購入し、路地裏で一気に飲み干す。目を覚ますと「循環」していた。警察に通報しても犠牲者が出るとなると、ふたりはどうしてよいかわからなくなり、途方に暮れた。「自分たちで探そう」

乗客たちの中からまず目を付けたのは、黒い帽子をかぶり、マスクをしている青年（写真・乗客６の人物）。リュックを大事そうに抱えている。ふたりは小芝居をして青年に近づくと、リュックに手を出した。「リュックを開けて！」すると、例の着メロが聞こえてきて爆発が起きた。

「循環」した。今度は青年にいちゃもんを付けた。李诗情リー・シーチンは運転席へと駆け込む。そしてさりげなくタンクローリーとの衝突を回避した。そののちに青年のリュックに手を突っ込むとバスは爆発した。

「循環」した。停留所にて青年がバスに乗り込むのを阻止した。力づくでリュックを開けるが、中身は猫だった。猫は逃げてしまい、手分けして捜す羽目になる。猫を見つけて返していると、遠くで爆発が起きた。ふたりが逃げるようにいなくなり、青年は不審に思った。

青年は動物病院へ行く。そこで乗るはずだったバスが爆発したことをニュースで知り、後で事故現場へと足を運ぶ。

一旦は事故を回避できて喜んでいたふたりだが、ニュースをみているうちに落ち込んだ。現場へ行くと例の青年と再会した。青年に疑われている。「通報するぞ」

第6集

青年は自分の「秘密基地」にふたりを案内する。ここはヲタク部屋といっても良いところだ。そして猫を飼っている。ふたりは経緯を話した。青年は卢笛ルー・ディー（曾柯琅ツェン・クーラン）という。「循環」のことも信じるという。もし彼も「循環」したら協力すると約束した。「秘密基地」の暗証番号をふたりに教え、万一の場合の猫の世話を頼んだ。

疑わしいのは乗客３、大きな袋を持っている。スイカでも入りそうだ。乗客４の袋にはいろんな薬が入っている。これは確認済みだ。乗客５は大きな旅行用スーツケースを持っている。乗客７の足元には赤くて大きな袋がある。卢笛ルー・ディーはあのバスには路線的にスーツケースを持ち込むのはおかしいとみた。

第7集

警察から呼び出されて李诗情リー・シーチンは重大な情報を知る。大きな袋を持っていた男性は马国强マー・グォチャン（张喜前チャン・シーチエン）（写真・乗客３の人物）と言い、殺人で服役していて出所したばかりだ。家族は家を売り引っ越して関わりを持たないようにしていた。

途中のバス停にて卢笛ルー・ディーが乗り込んでくると、「循環」していないかを確認する。卢笛ルー・ディーは「循環」していなかった。ふたりとは「初対面」になっていた。

ふたりは警察署にて尋問をうけるものの、そのうち「循環」する。ふたりは殺人の前科がある马国强マー・グォチャンを疑い、大きな袋の中身を確認しようと行動を起こした。中身はただのスイカだった。李诗情リー・シーチンは马国强マー・グォチャンの息子の知り合いのふりをした（警察署で息子の名前を確認していた）。ただ息子に息子が好きなスイカを食べさせたいと運ぶ最中だった。马国强マー・グォチャンは李诗情リー・シーチンの振る舞いが演技とも知らず、感激して機嫌がよくなった。割れてしまったスイカを乗客たちに分け与えるのだった。美味しいスイカに乗客たちの顔がほころぶ。

その時、例の着メロが響き、バスは爆発した。

ふたりは「循環」した。