中国ドラマ『一生一世』Forever and Ever 第1集～第4集

第1集：周生辰时宜相遇（周生辰ジョウシェン・チェンと时宜シー・イーの出会い）

広州の空港にて、周生辰ジョウシェン・チェン（ 任嘉伦レン・ジャールン ）が空港職員に呼びかけられた。その名を聞いて时宜シー・イー（ 白鹿バイ・ルー ）はハッとなった。映画『美人骨』にて「周生辰」という役を演じ夢中になっていた。まさしくその名前だったからだ。

时宜シー・イーは思わず周生辰ジョウシェン・チェンに声を掛けて自己紹介をし、連絡先を訊いた。周生辰ジョウシェン・チェン は戸惑いながらもメールアドレスを教えた。それから、ふたりはメールでの交流をするが、时宜シー・イーがメールしてから周生辰ジョウシェン・チェンの返信は数日経ってから、という感じである。宏晓誉ホン・シャオユー（ 王悦伊ワン・ユエイー ）にからかわれている。

宏晓誉ホン・シャオユーが仕事で西安に行くことになっている。周生辰ジョウシェン・チェンが西安に行っていることを知り、时宜シー・イーは宏晓誉ホン・シャオユーに同行した。周生辰ジョウシェン・チェンに西安行きをメールしていて、「よかったら会いませんか？」とメッセージを送っていたが、返信はなかった。

西安にて宏晓誉ホン・シャオユーの仕事を終えて、レストランに入っていると周生辰ジョウシェン・チェンに「偶然だね」と声を掛けられた。聞くとしばらくの間、メールを見ていないとのことだった。周生辰ジョウシェン・チェンは急用ですぐ席を立つ。宏晓誉ホン・シャオユーが「西安に来たなら青龍寺に観光するといいわ」とアドバイスしておいた。

翌朝、时宜シー・イーが仕事のメールを確認するためにパソコンを開くと、周生辰ジョウシェン・チェンからメールが入っていた。「11時に青龍寺に行きませんか？」ふたりは青龍寺にてデートをする（双方付き添い人あり）。

第2集：时宜看周生辰手相（时宜シー・イーが周生辰ジョウシェン・チェンの手相をみる）

周生辰ジョウシェン・チェンからの誘いで时宜シー・イーは大学を訪問した。中を見学し、学生らを伴って食事を摂った。学生らの話によると周生辰ジョウシェン・チェンには婚約者がいるという。时宜シー・イーは気落ちした。しかし、ホテルまで送ってくれた周生辰ジョウシェン・チェンが「あれは学生の誤解なんだ」と話した。気を取り直した时宜シー・イーが「私、手相占いができるの」と言う。それならばと周生辰ジョウシェン・チェンが手を出すと、「私達、前世で縁があったみたい」周生辰ジョウシェン・チェンが真顔になるので「冗談よ」と笑った。周生辰ジョウシェン・チェンは时宜シー・イーの携帯電話の番号を訊いた。メモするものがなかったが「大丈夫、暗記するから」と1回で覚えてみせた。

後日、时宜シー・イーが大学に電話を掛けると、既に西安を後にしたところだった。周生辰ジョウシェン・チェンは镇江チンコウにて自分の家族とともに佟佳人トン・ジャーレン（ 金丽婷ジン・リーティン ）に会っていた。そして親戚一同には帰国の報告がてら話をした。しかし、親戚らと理念が異なるので、話をすればするほど雰囲気が悪くなる…

周生辰ジョウシェン・チェンはここから时宜シー・イーに会いに行った。周生辰ジョウシェン・チェンは相変わらず口数が少ない。

第3集：周生辰决定求婚（周生辰ジョウシェン・チェンがプロポーズすると決める）

周生辰ジョウシェン・チェンが家族の中で主導権を握るためにも、と友人で弁護士の梅行メイ・シン（ 此沙ツー・シャー）は結婚することを勧める。

夜にデートをした。周生辰ジョウシェン・チェンは「しばらくは镇江と西安を行ったり来たりすることになる」と話すと时宜シー・イーは「镇江？私の故郷も镇江よ。偶然ね！」と言った。

翌日も周生辰ジョウシェン・チェンは时宜シー・イーに会いたくてマンションの前まで行く。そこで时宜シー・イーは外卖の配達員が途中で転んで怪我したと知り、消毒薬を持ってくる優しさを見せた。一部始終を見ていた周生辰ジョウシェン・チェンは感動して、时宜シー・イーがマンションに入っていった後で配達員を病院へ送っていった。

周生辰ジョウシェン・チェンは时宜シー・イーにプロポーズすることを決意した。

时宜シー・イーに電話を掛けた。时宜シー・イーは 実家にいた。部屋には妹・周文幸ジョウ・ウェンシン（王瑞欣ワン・ルオシン）もいる。まず婚約する必要があることを告げると、时宜シー・イーは（じゃあ、私と会っていたのはなぜ？）と落胆して「おめでとう」と言った。しかし「誤解しないでほしい」そして間をおいて「俺と婚約してくれないか？」时宜シー・イーは驚いた。そしてしばらく考えた後に「お受けします」と返事をした。そばで聞いていた周文幸ジョウ・ウェンシンは、突然降って湧いた姉の結婚話に大興奮である。

时宜シー・イーは母親に彼氏ができてプロポーズされて、それにOKの返事をしたことを一度に伝えた。電撃的な速さに母親はあきれた。

第4集：周生辰第一次谈恋爱（周生辰ジョウシェン・チェンの初恋）

プロポーズから一夜明け、朝の10時に周生辰ジョウシェン・チェンはお供の者をぞろぞろと従えて时宜シー・イーの実家を訪ねてきた。立派な結納の品々を目の当たりにして时シー家の者は唖然とする。

「正装しなきゃ」と时宜はチャイナドレスに着替えた。その美しさに一同は息を飲む。

車での移動の中、时宜シー・イーは周生辰ジョウシェン・チェンの家のことを尋ねた。「複雑なんだ」といいづらそう。周ジョウ家というか周生ジョウシェン家というか、長男だけが「周生」姓で他は「周」姓なのだそうだ（これだけでも意味がわからない）。

周生辰ジョウシェン・チェンの母親のもとへ行く。移動中に聞かされていたとおり、母親は実に刺々しい話し方をする。时宜シー・イーは俯いてしまった。同席していた佟佳人トン・ジャーレンはふたりを見るのがつらそうだ。周生辰ジョウシェン・チェンは时宜シー・イーを実家へ送っていくと、別れ際に毎日3回電話をする約束をした。

时宜シー・イーは西安に戻ると宏晓誉ホン・シャオユーに镇江にて周生辰に会ったことを話した。「それで？デートした？映画？それとも抱かれた？」頭を振って「プロポーズされたの」宏晓誉ホン・シャオユー は数秒間、口をあんぐりと開けたままで、「受けたの？」にうんと頷いた。

时宜シー・イーはドラマのアテレコに臨んだ（中国や香港では今でもドラマや映画にて、演じる俳優とは別の声優が声を吹き込むことが多い）。