中国ドラマ『你是我的城池营垒』You Are My Hero第5集～第10集

第5集

米佧ミ・カ（ 马思纯サンドラ・マー 1988/03/14
主な出演作：『七月与安生ソウルメイト/七月と安生』にて台湾金馬獎・主演女優賞他、『左耳』や『岁月无声』にても賞を受賞。『将军在上花と将軍～Oh My General～』『你是我的城池营垒キミだけのヒーローになりたい』『第一炉香』など多数 ）と许妍姗シュー・ヤンシャン（郭泱グォ・ヤン）が乗ったエレベーターが停止した。同乗している患者はどうやら肺に血が溜まっているようだ。邵宇寒シャオ・ユーハン（王阳ワン・ヤン）が指示して準備した器材をエレベーターのドアの隙間から入れる。许妍姗シュー・ヤンシャンがビビっているので、米佧ミ・カが肋骨の間に針を刺す。血が吸い取られ、患者が呼吸を取り戻した。许妍姗シュー・ヤンシャンは自分の手柄のように振る舞っているが、邵宇寒シャオ・ユーハンには着衣の汚れ具合からどちらが針を刺したか見抜いている。

刑克垒シン・クーレイ（白敬亭バイ・ジンティン）は米佧ミ・カが包帯代わりに使って汚れたインナーを買いに行く。店員が大声で対応するので周囲の女性から白い目で見られる。なんとか購入して仁心病院に持っていく。卒業証書とともに米佧ミ・カに渡すことはできたが、食事の誘いはできなかった。

新規配属の医師たちの配属先が決定した。これから会議というときに邵宇寒シャオ・ユーハンはそのリストを見て「神経外科に1人追加してほしい。それは米佧ミ・カだ」会議にて一人ひとり配属先が言い渡される。陈韬チェン・タオ（陈木易チェン・ムーイー）は救急外科でがっかりしする。一方米佧ミ・カと许妍姗シュー・ヤンシャンは神経外科で喜ぶ。

刑克垒シン・クーレイに出動命令が入った。束文波シュー・ウェンボーらと犯人らを車で追跡する。犯人らに気づかれてカーチェイスとなる。タイヤを撃たれた犯人らの車はコントロールを失った。車を乗り捨てて、廃墟に逃げ込んだ。そして銃撃戦となった。犯人も倒したが、小超シャオチャオが頭部を撃たれた。急ぎ仁心病院に運ぶ。

邵宇寒シャオ・ユーハンは手術台が1つしか空いてないことと、犯人・刑事の患者の容態を見て犯人の手術を優先させるとした。仲間を助けたい気持ちが先走る。刑克垒シン・クーレイたちが「刑事よりも犯人を優先させるのか！」と激昂する。邵宇寒シャオ・ユーハンは「私は医者だ。裁判官ではない！」手術の準備をしていると、手術台が空いた。刑事の方の手術も同時に行うことになった。

手術が始まり、頭部から金属破片が取り除かれていく。

第6集

開頭してみると動脈瘤があるという不測の事態ながらも手術は成功。刑克垒シン・クーレイは邵宇寒シャオ・ユーハンに感謝する。米佧ミ・カが帰ろうとしていると、ICUの待合室で刑克垒シン・クーレイに会った。「ここにいても仕方ないわ」コンビニにてふたり話をする。小超シャオチャオは射撃の名手だったことなどを、米佧ミ・カは医者になるまでの道のりを語った。お互いに理解を深めるための重要なひとときであった。

邵宇寒シャオ・ユーハンが査問委員会に掛けられた。仁心病院のお偉方から質問を受ける。「最後に何か言うことは？」邵宇寒シャオ・ユーハンは答えなかったが、後方に座っていた米佧ミ・カが手を挙げて意見を述べた。それは邵宇寒シャオ・ユーハンが思っていたことと同じであり、邵宇寒シャオ・ユーハンには嬉しかった。

米佧ミ・カと邵宇寒シャオ・ユーハンは叶小满イェー・シャオマン（曹苏苏ツァオ・スースー）が手術のため海外へ行くのを見送った。

刑克垒シン・クーレイが小超シャオチャオの見舞いに来ていると小超シャオチャオの様子がおかしくなった。米佧ミ・カが小超シャオチャオを検査室へ連れていき、検査を優先しようとする。ここで他の患者と小競り合いになる。この様子は周囲の人間に撮られ、SNSで拡散された。仁心病院は告発されたため、病院は米佧ミ・カを救急外科への異動を命じた。（救急外科は懲罰なのか？）
刑克垒シン・クーレイも上司からお灸を据えられた。

仁心病院の待合室の心臓病の患者が意識を失った。米佧ミ・カらが救急外科に運ぶ。AEDを用いて意識が回復したが、暴れ始めた。連絡を受けて到着した上司・卫兰ウェイ・ランが「何か投薬した？」と訊いた。米佧ミ・カは「可达龙クミオダロン（抗不整脈薬）を打ちました」と答えたが・・・

第7集

この患者に抗不整脈薬は禁忌だったのだ。卫兰ウェイ・ランにこっぴどく怒られた。

邵宇寒シャオ・ユーハンと卫兰ウェイ・ランが話をした。実は同じ学校の出身。「なぜ米佧ミ・カを救急外科に回したの？」建前上は左遷だが、神経外科として必要な救急という素養を身につけてほしいという親心であるという。

米佧ミ・カは神経外科の方からケンタッキーの差し入れのお礼をされたが、意味がわからない。刑克垒シン・クーレイによるものだが、彼はまだ救急外科に異動になったことを知らない。小超シャオチャオから聞いて初めて知る。邵宇寒シャオ・ユーハンの部屋へ行き抗議するも米佧ミ・カに止められる。その日の帰り、刑克垒は車で米佧ミ・カを送っていった。

待合室の患者がひとり突然吐いた。米佧ミ・カが駆けつける。家族は食当たりだと思っているようだが、米佧ミ・カは頭部の怪我に気づく。調べてみるとやはり吐いたのはやはり頭部外傷のせいだった。一命はとりとめて患者家族から感謝される。

第8集

異動に関して米佧ミ・カは邵宇寒シャオ・ユーハンの真意を知ったので、食事に誘ってお礼を言った。そしてお肉を使って脳外科談義。

食後は邵宇寒シャオ・ユーハンに車で送ってもらった。そして刑克垒シン・クーレイが”偶然を装って”登場。このあたりは一歩間違えるとストーカー。

救急外科に農薬を大量に口にしてしまった少女が運ばれてきた。胃洗浄をしたが、阿托品アトロピンを大量に投与しないと助からない。仁心病院にあるのは少量の瓶。いちいち開けていたら時間がかかる。しかし米佧ミ・カは瓶を割って注射器に移し始める。病院中の手の空いている職員を総動員するが、アトロピン自体が足りない。”偶然を装って”来た刑克垒シン・クーレイが非常事態だと知ると、警察のネットワークを駆使して近隣の病院からアトロピンを取り寄せた。少女は助かったが、この親には新たな負担が生じる。医療費が高額になってしまった。家族・親族にお金の工面を求めるが全然足りない。電話をしている様子を米佧ミ・カは見ていた。米佧ミ・カは銀行のキャッシュカードを父親に渡した。（おそらく米佧ミ・カの全財産）

刑克垒シン・クーレイの姉・邢克瑶シン・クーヤオ、帰国。刑克垒シン・クーレイをタジタジさせるほどの強烈な人物。

米佧ミ・カは部屋を引き払った。次の部屋が決まるまで、とりあえず荷物を阮青夏ルアン・チンシャの部屋に運ぶ。刑克垒シン・クーレイは阮青夏ルアン・チンシャから米佧ミ・カの引っ越しの話を聞いた。

第9集

刑克垒シン・クーレイは陈韬チェン・タオに連絡をして「友人」として米佧ミ・カに部屋を貸すように仕向けた。また、米佧ミ・カの言葉を逐一報告させた。陈韬チェン・タオが案内した部屋を米佧ミ・カは気に入って「契約」することにした。早速荷物を運んだ。しかし、新しい部屋ではおかしいことが起きる。電化製品などが荷物として次々に届いたりするのだ。阮青夏ルアン・チンシャを呼んだ。「大家が変態で監視カメラでも付けているのでは？」と話して震えた。陈韬チェン・タオにしか話していないこともあるので「きっと陈韬チェン・タオの仕業だ」という結論に至る。

翌日、陈韬チェン・タオは米佧ミ・カから「まだ数年は恋愛する気はないから」と勝手にフラれる。その言葉もそのまま刑克垒シン・クーレイに伝える。

邢克瑶は邵宇寒シャオ・ユーハンと酒場で会った。邢克瑶シン・クーヤオは医療機器を扱う会社にいる。パンフレットを渡した。

阮青夏ルアン・チンシャが束文波シュー・ウェンボーを電話で呼び出した。「この部屋に変態がいるの」「変態？隊長は変態じゃないぞ」「え？」そこは刑克垒シン・クーレイの部屋だと判明した。そこで米佧ミ・カの部屋が停電だという情報を刑克垒シン・クーレイに流しておびき寄せた。米佧ミ・カは刑克垒シン・クーレイから顛末てんまつを聞いた。

米佧ミ・カは邵宇寒シャオ・ユーハンとばったり会ったときに、「今度の手術を見学させてください」と申し出て快諾された。それを見ていた许妍姗シュー・ヤンシャンが「彼女は今は神経外科ではありません。不適切だと思います」だが邵宇寒シャオ・ユーハンに「不適切なことなどない」バッサリ言われた。

第10集

束文波シュー・ウェンボーの母親が阮青夏ルアン・チンシャを連れて束文波シュー・ウェンボーの部屋で一緒に料理を作る（端折っていましたが、母親と阮青夏ルアン・チンシャは既に知り合い）。束文波シュー・ウェンボーが帰宅すると阮青夏ルアン・チンシャがいてびっくりする。母親はもう阮青夏ルアン・チンシャのことがお気に入り。3人で料理を食べた後、阮青夏ルアン・チンシャが首が痒くなる。卵アレルギーの為だ。束文波シュー・ウェンボーが薬を塗ってあげる。ふたりは良い雰囲気だったが、電話が鳴る。事件だ。

その頃、仁心病院にも次々急患が運び込まれる。街中で狂ったファンが暴れだし、アイドルを人質にとった。現場には刑克垒シン・クーレイの隊、そして米佧ミ・カら救急の医師も急行した。

人質の女性が喘息の発作を起こした。医師に扮した刑事が近づくと、犯人から「女性をよこせ」と命じられる。そこで米佧ミ・カが行くことになった。緊張する米佧ミ・カに「我有在俺がついてる」と言って落ち着かせた。刑克垒シン・クーレイも準備でマスクをすると・・・

米佧ミ・カはハッとする。

人質は無事、犯人も首尾よく逮捕した。米佧ミ・カは刑克垒シン・クーレイの手当てをしながら、2年前のことが気になった。しかし、確認することができなかった。

その夜、米佧ミ・カは刑克垒シン・クーレイのことが気になって眠れない。阮青夏ルアン・チンシャに「2年前の人が刑克垒シン・クーレイかもしれない」と電話で話す。

刑克垒シン・クーレイは怪我を理由に、仕事を束文波シュー・ウェンボーに任せ（押し付け）て3日間の休暇を取った。夕方、仁心病院で米佧ミ・カを出待ちし、米佧ミ・カを拾って部屋で料理を作り食べる。お互いに人質救出事件のときのことを感謝する。