Netflixにて配信中の『原諒他77次』、その続編。2000年頃にデビューしたTWINSの蔡卓妍、正直言ってTWINSがこんなに息の長い活動をするとは当時思ってもみませんでした。気がつけばすっかり中堅ですね。デビュー間もない頃の堅い表情は見られません。
原作の李敏の経歴を見てぶっとびました。700曲以上の:填詞、50作以上の小説、28本の映画の脚本を担当していました。周星馳の『少林足球』や 劉德華 の『拆彈專家』シリーズなども担当しています。
オススメ度(原諒他77次):
オススメ度(感動她77次) 演:
基本情報
邦題:日本未公開
英題:77 Heartwarmings
原作:李敏の同名小説
監督:邱禮濤
主演:蔡卓妍、周柏豪、マリオ・マウラー、惠英紅
予告編
あらすじ
前作『原諒他77次』のおさらい
吕慧心(蔡卓妍)は彼氏の張智思(周柏豪)のことで悩んでいた。彼氏はとても酷いやつなのだ。
ある日吕慧心は1冊のノートを勧められる。『原諒他77次』というタイトル。口に出して愚痴るより、そのノートに彼氏の悪行を書き連ねていく。最後の77頁目まで埋め尽くされた後、吕慧心はとうとう彼氏を捨てた。そしてそのノートは今の恋人を通じて張智思の手に渡る。中を読んでみると最後の77頁目は破られていて内容がわからない。
張智思は自分の素行が良いとは思っていない、その自覚は多少はある。ノートを読んで自分の酷さを改めて思い知らされる。そして、そんな自分のことを許し続けて受け入れてくれるような女性は吕慧心しかいないと気づいて捜し始めた。
77頁目の真実とは?最後に張智思がとった行動とは?
本作『感動她77次』のあらすじ
張智思(周柏豪)は呂慧心(蔡卓妍)と別れたままの状態。別れたことを後悔しているので、家の周りをウロウロしたり、SNSでメッセージを送ったり。
呂慧心は海外の友人に会いに行くために空港のラウンジにいた。ここでタイのタレント・マーヴェル(マリオ・マウラー)と出会った。他愛のない話しかしていないが、ラウンジの充電コーナーでスマートフォンの取り違えがあった。マーヴェルがタイに帰国、呂慧心は海外の友人宅にて相手のスマートフォンの中身を見る。
呂慧心は張智思より母親・周美蓮(惠英紅)の入院を聞いて緊急帰国した。張智思と再会した。呂慧心は妄想の裁判の中で彼を弾劾する自分と弁護する自分がいるのを感じた。
張智思は新しい恋人に「呂慧心のことが忘れられない」と別れを告げた。その頃、匿名で張智思に『感動她77次』というサイトを知らせるメッセージが入る。張智思はそのサイトを開いた。そこでは女性を感動させるミッションが次々と表示されていく。張智思はそのミッションに従って行動していく。
張智思は前作とは別人のようになっている。そんな彼を目の当たりにして呂慧心は再び葛藤する。
マーヴェルが香港に映画の撮影で来た。しかし警察官に職務質問されて警察署に連行されると、弁護士である呂慧心を電話で呼び出した。マーヴェルが無事釈放させられると、ようやくお互いのスマートフォンを元通りに交換することができた。マーヴェルは呂慧心を口説いた。顔を近づけても呂慧心が拒まないため、そのまま口づけをする。
呂慧心の母親・周美蓮の病気は深刻だった。扁平上皮癌だと宣告された。ホスピスに転院する。母親・周美蓮は若かりし頃の恋人・曾寶華(鄭丹瑞)と病院で再会していたが、転院してからは電話にも出ず連絡を絶った。呂慧心は張智思とよりを戻した。
そして結婚式!ここでは感動的なサプライズが!
感想など
前半は退屈で、前作の感動はどこへ?という感じでした。後半は濃密で観客・視聴者へのサプライズ満載で「盛り上がってきたぞ!」それでいてラストシーンは「???」だから香港人の評価がイマイチだった⇩のですね。
マーヴェル(マリオ・マウラー)の存在がなくとも物語は成立するのでは?と浅はかに思いながら終盤に突入すると、なるほど必要でした。
惠英紅の名前はベディ・ウェイ、クララ・ウェイ、カラ・ウェイといろいろあります。
本作を鑑賞される方は前作は観ておくことをオススメします。前作同様にNetflixにて配信されるのでしょうかね?