もともと『古惑仔』シリーズで共演していた鄭伊健(イーキン・チェン)、陳小春、謝天華(マイケル・ツェー)、錢嘉樂(チン・ガーロウ)、林曉峰(ジェリー・ラム)の5人が主演を務めています。このうちの錢嘉樂が監督もこなしています。
この5人は仲がよく、2013年~2016年に掛けて「歳月友情演唱會」というライブで共演していました。当時の記事で「この5人でまた映画を撮りたいね」と話していたというのを読んでいた気がしますが、記事は見つけられませんでした。
オススメ度
基本情報
邦題:ゴールデン・ジョブ
英題:Golden Job
監督:錢嘉樂
主演:鄭伊健、陳小春、謝天華、錢嘉樂、林曉峰
予告編
簡単なあらすじ
獅王(鄭伊健)、火山(陳小春)、Bill (謝天華)、淡定(錢嘉樂)、老鼠(林曉峰)の5人は孤児院からの仲間。子供の頃に曹Sir(曾志偉)によって引き取られる。5人は曹Sirを「阿爸」と呼んで慕っている。
ある時、5人は車を襲った。その中には医薬品が入っている筈だったが、実は金塊が積まれていた。Billが白人のマフィアとつるんで裏切ったのだ。マフィアが乱入してきて壮絶な銃撃戦となる。辛うじて車で逃げた4人であったが、獅王が警察に捕まる。
それから5年、怪我をした阿爸は熊本にいた。そこには日本酒づくりをしている宮本(倉田保昭)という友人もいた。出所した獅王ら4人は阿爸に会いに行った。しかし、そこにもマフィアがやって来る。阿爸と宮本は殺されてしまった。
4人は金塊の元の持ち主から、金塊を取り戻すという約束で銃や手榴弾などの援助を得て、マフィアの巣窟で最後の戦いに挑む。
感想ほか
香港映画のアクションなので迫力がありますね。舞台が日本に移り、倉田保昭が登場したからにはここでもアクションが!と思えばその通りで、倉田保昭も現在72歳ながら少しばかり格闘します。倉田保昭といえばドラマ『Gメン'75』の香港カラテシリーズで楊斯(ヤン・スエ)と格闘していたのが懐かしいです。
ストーリー的にはあまり捻ったところもなく、ただこの主演5人で『古惑仔』シリーズっぽい映画をもう一度撮りたかっただけ、という感じもします。
アクションを観たい方におすすめです。ラストのマフィアの巣窟は島が舞台です。湘南江ノ島みたいに橋1本で繋がった島です。