皮膚科

院内感染?膿疱から耐性菌検出

これまでの経緯

25年以上前から頭部に膿疱ができることに悩まされています。
抗生物質入りの塗り薬を処方されて塗りますが、抑えきれないほどに頭部に拡がると、抗生物質の飲み薬を服用してきました。
最初はフロモックス、現在はミノマイシンです。
服用の抗生物質は1~2年に1回くらいは服用せざるを得ない状況になってきていました。

膿疱悪化

2024年4月中旬、ミノマイシンのジェネリック・ミノサイクリンを服用しました。
過去数回、服用している薬です。

処方されていた2週間分はGW直前に飲みきりました。ギリギリ効いたかどうかな感じ。
(これではGW中に悪化しないだろうか?)
この不安が的中してしまいました。
GW中にあっという間に膿疱が頭部全体へと拡がっていきました。
そして、塗り薬がどちらも効きません。
(塗った薬はアクアチムとゼビアックス)

ミノサイクリンではなく、先発品のミノマイシンを処方してもらいました。
院外薬局の都合で受け取れたのは翌14日。
その夕食後から服用を開始しました。
その日の晩、就寝したところで体が痒い。
慢性蕁麻疹の治療薬・デュピクセントのおかげで痒みがほとんどない生活になっていたのに?
体中を掻きまくって寝ました。

翌朝、朝食後にミノマイシンを服用すると、しばらくして前夜のような痒みに再び襲われました。
ところどころ、痛い。
よく見ると蕁麻疹というより発疹?
赤いブツブツが腕にも足にも背中にも現れました。
そしてヒリヒリと痛いところは皮膚がめくれ上がっています。

病院に電話を掛けて皮膚科の先生から折り返しの電話を求めましたが、捕まらなかったです。
抗生物質だから中止してはいけないのか?アレルギーだからやめるべきなのか?
判断を仰ぎたくても捕まらないのではどうしようもない。
近所の皮膚科は水曜日なので休診のところばかりです。
※薬を服用して全身に発疹が現れたら、即座に服用を中止するのが原則のようです。この時はまだ知りませんでした。

翌16日、別の病院ではありますが、いつもの皮膚科の先生がいます。
(車で通院するには怖い経路を通るため避けていました。でもそんなことを言っている場合ではありませんでした。)

「薬疹でしょう」とのことで服用は中止し、今までに使用したことがない塗り薬・ダラシンを処方してもらいました。
ミノマイシンのアレルギー検査と膿を採取し培養検査してもらいました。

培養検査の結果、MRCNS・メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌という耐性菌でした。
抗生物質の服用には気をつけていたのに・・・うぅ。
落ち込みました。
ついに耐性菌が・・・
しかし、メチシリンを使用した記憶はありません。
ネットの説明書きを更に読んでみますと「主な感染ルートは院内感染
えっ?!
去年、入院・手術をした時?
確かに退院後から頭部膿疱には悩まされ続けてはいました。

幸い、ダラシンがもの凄~くよく効きまして、塗り始めて2日間ほどですっかり膿疱が消えました。
もう一つの検査、ミノマイシンのアレルギー検査はというと、陰性!

良くなったように見えたのは一時的

良くなった。それは一時的なことでした。僅か2~3日でブワッッッッと頭部全体に膿疱が拡がっていきました。
あっという間といっていいほどでした。
そして、ダラシンが効かない。アクアチムもゼビアックスも、どれも効かない!
洗っても洗っても頭の膿が流せない。しかも痒みはほとんどなく、今度は痛い!
あまりの痛さに、枕に頭を乗せることができません。
頭部を枕に乗せずに寝るのは大変でした。

ゲンタシンからのアミカシン

薬剤感受性検査報告書(CLSI判定)によると、効果がある塗り薬はゲンタシン。
とりあえずゲンタシンを1週間塗り続けました。
多少良くはなりましたが、残っています。
気になるのはMRCNSでの塗り薬について、「新たな耐性菌を生み出す恐れがあるので注意」と書かれた記事があったことです。
それについては危惧していました。記事を読んで(やっぱりそうか)と。
「入院してもかまわないので点滴薬にしてください」と皮膚科で頭を下げました。
効果がある薬の中でアミカシンだけが筋肉注射で対応が可能とのこと。但し、1週間毎日通院のこと。

通いましたよ、1週間。そして金曜日、この日が最後の筈ですが、頭部の最も酷かった箇所にまだ痛みが残っていました。
「本当に今日で終わりで大丈夫なのですか?」
追加でもう1日、土曜日も筋肉注射しました。
アミカシンは腎機能を損なう恐れと聴覚に異常を来す恐れがある薬ですが、幸いどちらにもなりませんでした。
腎機能を確認するために採血も行っています。

※注射と簡単に言っても3本です。注射嫌いな人にはたまらないことではないですか?
※薬剤感受性検査報告書(CLSI判定)にて「S」は効果あり、「R」は耐性あり、「I」は中間
 Sの薬剤にて数値が書いてある場合、数値が小さいほど効きが良いそうです

1週間が経過して

頭部の痛みも日に日になくなっていきました。
代わりに以前の膿疱が再び発生しています。
今後はアミカシンも効かないようであれば、今度こそ入院して点滴しかないとのことです。

募る不信感

全ての薬が効かないスーパー耐性菌になることを恐れていました。
叩けるうちに叩いておきたい。
「スーパー耐性菌になったらどうするのですか?」
この問いに
「まだ薬はありますから」
多剤耐性菌のことを言っているのでしょうか?私はスーパー耐性菌を言っているのですが。
アミカシン投与まで、何度も何度もお願いしました。
なぜ患者が治療方針をお願いしないといけないのでしょう?
おかしいでしょ?
培養検査もこちらが言い出さなければやることもなかったでしょう。
やったお陰で原因菌がわかったわけです。

皮膚科は基本的に月曜日、そして第1,3土曜日。
木曜日のみ別の病院にはなりますが、診察しています。
「診察を受けられない日に急に悪化したら、どこに連絡すればいいのですか?」
最も酷くなる前の日に先生と連絡が取れていれば。
薬疹の時もそうですが、緊急なのに連絡がとれない。
この質問にはいまだに回答がもらえていません。

終わりに

スーパー耐性菌になる前に、自分でけりを付けないといけないなと思います。
癌で死ぬのは構いませんが、耐性菌で肺炎になったり、敗血症になったりで死ぬのは嫌なので。
恐らく感染症対策として、親族が触れることもできないでしょうから。
早く身の回りの物を整理しないと。
改めて思いました、病院も医者も嫌いだ、と。

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