なかなかの娯楽大作でした。
オススメ度
基本情報
邦題:クラウディ・マウンテン
英題:CLOUDY MOUNTAIN
監督:李骏
主演:朱一龙、黄志忠、陈数、焦俊艳
予告編
あらすじ
中国の高速鉄道・高鉄の建設工事が行われている。そこは高くそびえ立つ岩山と谷が連なっている。山と山を橋で繋ぎ、山ではトンネルが掘られてる。
順調かと思われていたが、ある日突如内壁にヒビが入り、水が吹き出して崩れ始めた。作業員たちは命からがら外に避難する。その頃、主人公・洪翼舟(朱一龙)の父親・洪赟兵(黄志忠)が現地を訪れた。洪翼舟に頼まれて卢小靳(焦俊艳)が迎えに行った。災害はまだ終わっていなかった。大きな地震が襲い、あちこちに空洞ができる。列車や車、人々も空洞に落ちていく。元鉄道兵だった洪赟兵は乗り合いバスの乗客を救助しに向かった。しかしさらに崩落は続き、洪赟兵が入っていった穴は塞がった。
洪赟兵のサバイバル技術で乗客たちを率いて洞窟をさまよい、出口を探した。洪翼舟も洞窟内で合流するが、度々進路を巡って意見が合わずに衝突する。救援隊も来ない中、時間が過ぎて翌日は雨になった。
雨により更に崩れる恐れが出てきた。付近の住人16万人が危機に晒されている。現場で指揮を執る丁雅珺(陈数 )は厳しい判断を迫られることになった。専門家が「状況を打開する唯一の方法はトンネルを爆破することだ」と。丁雅珺は涙をこぼしながら爆破の選択をした。
10年…。10年掛けてようやくここまで来たトンネルを爆破しなければならない。丁雅珺は現場作業者を説得して避難を促した。
トンネルの外側からも爆薬を仕掛けるために洪翼舟が岩肌を登っていく。雨が降っているので難しい。気がつくと下から洪赟兵も登ってきた。洪翼舟が任務を果たすために洪赟兵は犠牲になった。洪翼舟も爆薬を仕掛けた後、岩肌とヘリコプターを繋ぐロープを解いて、岩山に残った。最期を覚悟した。だが諦めていない人物がいた。丁雅珺である。丁雅珺のヘリコプターの接近する音を聞くと、洪翼舟は飛びついた。
感想など
『海猿』や『パイナップル・アーミー』や『タワーリング・インフェルノ』などの要素を組み合わせたような娯楽映画。☆4.5くらいにしたいところですが、岩肌や地面にできるひび割れのCGがちゃちくて興を削がれました。興行的にはランキング22位も収入は4.3億元(≒60億円)ほど。軽く10億円以上稼げるので、CGに手を抜かないでもらいたいものです。
今のところ、日本での上映の予定はないようです。東京・中国映画週間2021のラインナップにあってもおかしくなさそうですが、ありませんでしたね。