中国ドラマ『致我们暖暖的小时光』第9集～第12集 あったかいロマンス

第9集

ドアを開けると、いたのは傅沛フー・ペイ。司徒末スト・モーを訪ねて来た。「少し話ができないか？」と外に連れ出した。しかし、「もう一度やり直そう」と抱きついてきた傅沛フー・ペイから逃げ帰ってきた。外での一部始終を聞いた顾未易グー・ウェイイはほくそ笑んだ。

一方の傅沛フー・ペイは寮に帰ると、王珊ワン・シャンが待っていた。王珊ワン・シャンは彼に何度も電話を掛けているのに出なかったのにだ。傅沛フー・ペイが司徒末スト・モーに拒絶されたことを告げる。王珊ワン・シャンは「もし私があなたを好きだとしたら？受け入れてくれる？」と告白した。ここでは受け入れられなかったが、王珊ワン・シャンは諦めるつもりはない。

奥丽広告での会議中に王珊ワン・シャンから「論文のことで大学に戻ってくるよう」にメッセージを受け取る。大学に行き王珊ワン・シャンと話しているさなかに顾未易グー・ウェイイと谢雨吟シェ・ユィインに会った。谢雨吟シェ・ユィインが「”彼女”さんね？」と言うと顾未易グー・ウェイイが「なぜ知ってるんだ？」と言う。司徒末スト・モーは「誤解を与えるようなことを言わないでよ！」と抗議する。

司徒末スト・モーに今度は顾未易グー・ウェイイの母親という難題（？）が降りかかる。司徒末スト・モーは顾未易グー・ウェイイに火鍋屋に連れられてきた。「あなたの母親って気難しい人？」「君のお母さんと同じくらいかな」という返事に司徒末スト・モーの顔がこわばる。その母親が来ると「おばさん、こんにちは！」と元気に挨拶。食後、「まだ時間が早いからお茶でもどう？」と誘われたが、顾未易グー・ウェイイは「呼んでおいたタクシーが来たから」とさっさと帰る。司徒末スト・モーも慌てて後を追う。

土曜日のこと、司徒末スト・モーは学校も会社もないのに朝早く起きてきた。寮友の梦露がマンションに遊びに来るという電話があったから断ったのだという。顾未易グー・ウェイイと共に朝食を食べていると、チャイムが鳴る。誰かが来た。玄関のドアを開けると「誕生日おめでとう！」と、司徒末スト・モーの友人たちだった。司徒末スト・モーは「顾未易グー・ウェイイが怒るからダメだってば」と言ったが、顾未易グー・ウェイイの方から「どうぞ入って」と受け入れたので、友人らはどやどやと入ってきた。困り顔の司徒末スト・モーの一方で顾未易グー・ウェイイはその状況を楽しんでいる。

男子寮では阿克アクーが「司徒末スト・モーの誕生日を祝いに行こう」と傅沛フー・ペイを誘うが、「俺は行かない」とベッドから出なかった。

誕生日パーティーは夜まで続く。王珊ワン・シャンが持ってきたジェンガで遊ぶ。このジェンガ中々面白くて、タワーを倒すと罰ゲームなのだが、倒した時の棒に罰ゲームの内容が書いてある。司徒末スト・モーが倒した時の罰ゲームは「同じ服の色の人と20秒見つめ合う」。最初、黄色い服の司徒末スト・モーは「同じ色の服の人いない。イェーイ！」と喜んでいたが、顾未易グー・ウェイイの黄土色の服を同じ色と皆が言い出した。「実は照れてるんじゃないの～？」と冷やかされると「照れてなんかいないわよ」と実に長い20秒間を見つめ合った。

次に顾未易グー・ウェイイが倒した。というより倒された。罰ゲームは「スマートフォンのカメラを使って、好きな人と一緒に自撮りする」というもの。「好きな人って誰～？」「誰～？」と周囲は大騒ぎ。

第10集

顾未易グー・ウェイイはさっさと自撮りする。「自分が好きなんだ」軽くブーイングを受ける。

誕生日パーティーを楽しんだ友人らが帰っていった。顾未易グー・ウェイイも疲れてソファーで眠り込んでしまったので、司徒末スト・モーがひとりで後片付けをする。顾未易グー・ウェイイをベッドに運ぼうとしたが、重くて運べない。仕方なく自室で寝ようとしたが、顾未易グー・ウェイイが気になって起きてきた。すると顾未易グー・ウェイイが上半身直立した姿勢でソファーに座っている、いや座っているけど寝ている。司徒末スト・モーがテーブルに座って顾未易グー・ウェイイをいじっていると、ふと顾未易グー・ウェイイが目を覚ました。そして司徒末スト・モーにキスをした。

キスが終わると顾未易グー・ウェイイはまたソファーにもたれかかって眠り込んだ。司徒末スト・モーは顾未易グー・ウェイイに布団を掛けた後にベッドで寝た。

司徒末スト・モーはその夜、夢を見た。こんな内容だ。朝起きると顾未易グー・ウェイイが朝ごはんを作って待っている。「昨日はごめん、俺、お前が好きなんだ」「私も」と二人またキスをしようとしたところで目が覚めた。司徒末スト・モーは自問する「私も、って何？」そしてリビングに行くと、夢で見たのと同じように顾未易グー・ウェイイが朝食を待っている。「昨日はごめん」と夢と同じ進行だが、「片付けなくてごめん」だった。司徒末スト・モーは思わず「覚えてないの？別のことじゃなくて？」と促したが「別のことって何？」と聞き返される。司徒末スト・モーは気分を害したので、さっさと支度をして家を出ていった。

図書室での傅沛フー・ペイと王珊ワン・シャン、傅沛フー・ペイは相変わらずボーッとしている。話をしているうちに、二人は食事、街ブラ、映画をする、となって王珊ワン・シャンは大急ぎで寮に戻って支度を始めた。寮友に助けを求めてお洒落をした。傅沛フー・ペイはその可愛い姿に声が出なかった。

街をぶらつくと、王珊ワン・シャンは積極的に腕を組んだりしていった。ゲームセンターで遊ぶと、傅沛フー・ペイも気分が乗ってきたようだ。王珊ワン・シャンはまたデートする約束を取り付けて傅沛フー・ペイと別れた。

奥丽広告の会議室、司徒末スト・モーの上司が怒っている。実習生の司徒末スト・モーと徐婕儿の案だけがかろうじて良くて、他の社員の案は全部、却下されたのだ。仕事帰りに傅沛フー・ペイが待ち伏せしていた。同じく高校時代の同級生でもある徐婕儿が「火鍋に行こう」と嫌がる司徒末スト・モーを無理やり連れて行った。鍋を囲うなか、徐婕儿が気を利かせて席を外したが、司徒末は傅沛フー・ペイに「さよなら」（＝「再见」ではなく「不再见」と言うあたり強い別れの意識がある）と去っていった。

顾未易グー・ウェイイは江ジャン教授から女性との付き合い方の本を借りて司徒末スト・モーに試し始めた。司徒末スト・モーは顾未易グー・ウェイイの不思議な言動に当惑する。

第11集

最近の江ジャン教授の研究室は実験の話題よりも顾未易グー・ウェイイへの女性指南が中心になっている。江教授の奥さんまで乗り出してきて、女性の心を掴むのは詩を書いたラブレターだと助言する。それに従い、顾未易グー・ウェイイは手紙を書き始める。

顾未易グー・ウェイイはラブレターによる告白を決行した。しかし、内容は数式を記載したもの。司徒末スト・モーには理解不能でラブレターとも思われず、不発に終わった。

顾未易グー・ウェイイが風邪を引いて自宅に帰っていた。司徒末スト・モーが鍵を会社に忘れたので顾未易グー・ウェイイに電話すると、熱を出して家にいると。その後、司徒末スト・モーが帰ってきたと思ってドアを開けるといたのは谢雨吟シェ・ユィインであり、リビングに招き入れた。谢雨吟シェ・ユィインはソファーにドラえもんのクッションなどがあることを不思議そうに見ている。司徒末スト・モーが帰宅すると谢雨吟シェ・ユィインがいるので、今度は司徒末スト・モーの方が驚く。

司徒末スト・モーは王珊ワン・シャンに電話してお粥の作り方を聞く。顾未易グー・ウェイイが熱を出したとも伝える。王珊ワン・シャンは気が乗らない傅沛フー・ペイを連れてマンションに向かった。

第12集

王珊ワン・シャンと傅沛フー・ペイが来て気まずい。司徒末スト・モーは買い物に行くが、王珊ワン・シャンが傅沛フー・ペイについていけと送り出すので、結局司徒末スト・モーと傅沛フー・ペイが一緒になる。傅沛フー・ペイが話しかけてくるが、司徒末スト・モーの受け答えは冷たい。「王珊ワン・シャンのこと、好き？」と訊かれて「俺にもわからない」と答えると、司徒末スト・モーは怒って帰った。司徒末スト・モーがお粥を作って顾未易グー・ウェイイに食べさせる。顾未易グー・ウェイイの態度が素っ気ない。それに「友達が来る時は事前に一声掛けてくれ」とまで言われる。

傅沛フー・ペイは英語の試験を前にして、受験をやめて帰ろうかと引き返しかけたが、王珊ワン・シャンが現れて励まされる。「試験が終わったら話がある」と言って受験会場に入っていった。試験が終わると二人は話し合う。傅沛フー・ペイの気持ちが落ち着いてきたのか、傅沛フー・ペイの方から「付き合ってください」と言うようになった。

谢雨吟シェ・ユィインが顾未易グー・ウェイイの見舞いがてら訪問してきた。司徒末スト・モーが顾未易グー・ウェイイを呼びに行っても司徒末スト・モーのことを無視する。谢雨吟シェ・ユィインが顾未易グー・ウェイイと司徒末スト・モーを食事に誘うが、顾未易グー・ウェイイの態度を見た司徒末スト・モーは「行かない」と家に残った。顾未易グー・ウェイイは司徒末スト・モーのSNSへの書き込みを見て、谢雨吟シェ・ユィインを残して食堂を後にした。

顾未易グー・ウェイイが帰ってきたが、彼の態度に今度は司徒末スト・モーが苛つきを見せ始めて言動に突っかかる。司徒末スト・モーは顾未易グー・ウェイイを無視して大学へ行く。大学で梦露と食事する際に谢雨吟シェ・ユィインと出会った。梦露が谢雨吟シェ・ユィインのことについて聞く。「顾未易グー・ウェイイの研究室の先輩」と答えると「美人だから心配ね」と。「な、な、何を私が心配するの？」と動揺を隠しきれない。谢雨吟シェ・ユィインが食堂で同席してきた「一つあなたに訊きたいのだけれど・・・」と話しかけてきた。