基本情報
邦題:
29+1(大阪アジアン映画祭2017)
29歳問題(劇場公開時)
監督:彭秀慧
主演:周秀娜、鄭欣宜、蔡瀚億、楊尚斌
大阪アジアン映画祭2017にて観客賞受賞
第37届香港電影金像獎・新晉導演(新人監督賞)受賞
オススメ度
予告編
簡単なあらすじ
2005年の香港が舞台。
30歳を目前に控えた林若君(周秀娜)は30歳になったら女は終わりとばかりに焦っている。彼女の上司エレイン(金燕玲)から責任ある仕事を任されるようになる。一方で彼氏とはすれ違い。父親は深夜に「飯食いに行かないか」と電話を掛けてきてイライラ。さらには大家の都合で突如アパートを追い出される。父親はアクシデントで入院、忙しい仕事の合間を縫って見舞うも意識不明なまま、そして…死。30歳を迎える彼女は大きな決断をする…
家主の親戚の黃天樂(鄭欣宜)がパリ旅行で不在の間、林若君は彼女の家に住まわせてもらうことに。黃天樂の日記を読み、偶然にも自分と同じ誕生日だと知る。彼女もまた30歳を目前に控えてあることが発覚し、決断をしていた…
感想ほか
この話は2005年から始まった彭秀慧の作・演出・主演の舞台が元だそうです。
エンドロールにその舞台の様子の一部が流れます。舞台も観たくなる作品。
なにゆえ、こんなにも惹きつけられるのかという映画です。30歳までに何かを成し遂げるわけでもなく、コメディでもなく、なのに鑑賞後に余韻に浸ります。
オリジナルが舞台ゆえ、舞台らしい演出もされてます。
主演の一人・鄭欣宜は鄭少秋と沈殿霞の娘です。
劇中歌にBeyondの《早班上車》とか張國榮の《由零開始》とか、懐かしい歌が流れて目が潤む。どれだけ泣かせるんじゃー!
Beyondのヴォーカル・黄家駒、張國榮共に故人。2018年は6月30日が黄家駒の25回忌、4月1日が張國榮の15回忌ですなぁ(遠い目…)