香港芸能界の大御所である譚詠麟と陳小春主演で江湖モノ(?)と思えば観てみたくなるのが香港映画ファンというものですが…
「江湖」というと辞書では「世の中」と表されるのですが、長らく香港映画や武侠小説やらを見たり読んだりしていると 、古くは「武侠の世界」を、今ですと「ヤクザ・チンピラなどの裏社会」と言ったニュアンスで用いられているように思います。
本作でもチンピラを意味する「古惑仔」と言った言葉が頻繁に登場します。その昔『古惑仔』シリーズの映画があり、陳小春はその主要メンバーの1人です。去年あたり「続編を作ろう」という話もありましたが、本気でしょうか?
オススメ度
基本情報
邦題:日本未公開
英題:Fooling Around Jiang Hu
監督:林超榮
主演:譚詠麟、陳小春、伍詠薇、戚美珍、蔡瀚億、談善言、蔡潔
予告編
あらすじ
…らしきものはなく。抗争…らしき場面もあるのですが、明らかに手抜き。チープです。これはコメディでしょう、「香港の内輪受け」的な。
感想ほか
二十数年香港映画をできるだけ見てはきました。音楽もある程度聴いています。
そんな芸能ネタが散りばめられている、ところどころ分かる限りではそんな映画であったような気がします。
譚詠麟は突然歌い出すし、踊りだすし(失笑)
江湖とは言っても緊張感まるでなし。
譚詠麟は本作で第12屆「金話梅電影選舉」最爛男演員獎を受賞しました。これは香港版ラジー賞なわけで、不名誉なことです。
ブログに書くほどの映画でもないのですが、一応観たという記録の意味で。
超絶オススメできません。
次はちゃんとした映画を観よう。