本作も今年(2019年)の春節映画として公開されたばかりの新作です。
監督は麥兆輝、『無間道』の監督と聞けば自ずと期待値も高まるところでしょう。主演は 劉青雲 、そして特別出演として袁詠儀も出演します。あの『新不了情』のコンビです。本作では対立相手として登場します。
タイトル通り廉政公署(ICAC)ものです。ICACとは賄賂などの汚職を取り締まる組織です。警察官も捜査対象になります。捜査権限がありますが、警察署とは別の組織であり、警察もICACの捜査には指示をしたり拒否したりできません。また警察署の方がICACを捜査することもあります。『寒戰』では警察とICACが手を組んだりもしました。
オススメ度
基本情報
邦題:インテグリティ/煙幕
英題:Integrity
監督:麥兆輝
主演:
劉青雲
、
張家輝
、林嘉欣
予告編
簡単なあらすじ
会計士の許植堯(Jack、 張家輝 )は香菸貿易集團が税関に賄賂を送っていたことをICACに密告していた。ICACの担当捜査官は陳敬慈(King、 劉青雲 )、Jackに法定に出廷するように促していたが、Jackは報復を恐れて拒否していた。
裁判では第一被告の陳超群は逃亡して不在、第二被告の税関職員・鍾嘉玲(袁詠儀)も不在、Jackも不在。裁判官は7日以内に証人Jackを出廷させるように言い渡し、延期した。
Jackはオーストラリアに逃亡した。オーストラリアにはKingの妻で同僚の江雪兒(Shirley、林嘉欣)がいて、Jackの確保・連行に動いた。
期限の7日まで刻一刻迫る。
感想ほか
あらすじがほとんど書けません。終わり方は「???」という感じ。タイトルの「煙幕」とはラストで観客に煙幕をかけることだったのでしょうか?
消化不良です。しかしWikipediaによると本作は『廉政風雲』シリーズの第1作目。「煙幕」に続き「黑幕」「内幕」と続くのだそうです。正統な評価は内幕まで観終えた時にすべきなのでしょうか?
『無間道』は大ヒットしたために2作目3作目と制作されました。1作目の出来が良かったために3作目まで引っ張っていけました。本作は1作目がこんな塩梅では3作目までたどり着けるのか心配です。