はじめに
タイトルに『不敗』と付くと、香港映画ファンなら『笑傲江湖2之東方不敗』に登場する東方不敗を思い出すのではないでしょうか。金庸の武侠小説の中でも好きなキャラクターの上位に登場します。『笑傲江湖2之東方不敗』以降「西方不敗」やら「東西不敗」が生まれ、極みは「東西南北中央不敗」を名乗る登場人物が現れ、香港映画ファンの失笑を買いました。
さて、『九龍不敗』はどうでしょうか?
オススメ度
基本情報
邦題:無敵のドラゴン
英題:The Invincible Dragon
監督:陳果
主演:張晋 、アンデウソン・シウバ
予告編
簡単なあらすじ
香港警察の九龍(張晋)は潜入捜査をしていた。組織を壊滅させる働きをしたが、やりすぎで流浮山の駐在に左遷された。
九龍は体に入れ墨をしている。子供の頃に9匹の龍に助けられたからだ、という。
香港市内で女性警察官が殺害された。そしてまたも女性警察官が。女性警察官連続殺人事件へと発展した。
捜査の過程で浮上した冼力山(Sinclair、アンデウソン・シウバ)を九龍は追った。
そして女性警察官殺人事件はマカオへも飛び火した。
最後は九龍と冼力山がマカオ・タワーで格闘する。
感想ほか
6月の香港旅行にてポスターと予告編だけ見て帰ってきた、とても観たくて期待していた映画でした。
「九龍」は九龍半島のことではなく、張晋演じる主人公の名前でした。しかも9匹の龍のことで、九龍半島とはなんの関係もありません。紛らわしいです。張晋が主演ですと、どうしても全編格闘シーンを期待してしまいますが、格闘シーンは少なめです。
女性警察官連続殺人事件ですが、ミステリー要素はほぼないです。
私としては「期待はずれ」