2018年の台湾映画興行成績第1位になった作品です。
さすが、台湾映画!と思いきや韓国映画のリメイクでした。と、鑑賞前にちょっとがっかりしましたが、台湾映画は良いです。
主演は『帶我去月球』の劉以豪と『聽說』や『花漾』、『閨蜜』の陳意涵です。
オススメ度
基本情報
邦題:悲しみより、もっと悲しい物語(第14回大阪アジアン映画祭)
英題:More Than Blue
原作:(邦題が)同名の韓国映画のリメイク
監督:林孝謙
主演:劉以豪、陳意涵、陳庭妮、張書豪
予告編
簡単なあらすじ
張哲凱(劉以豪)は早くに父親を白血病で亡くし、母親に逃げられてひとりで生きていた。
そうして過ごしていた高校時代、宋媛媛(陳意涵)と出会う。彼女も両親と妹を交通事故で亡くして天涯孤独。二人とも似たような境遇で自然と近づいていく。宋媛媛は張哲凱の家に住み始めた。
宋媛媛は張哲凱のことを”K”と名付けた。そして自分は”Cream”と名乗り始めた。お互いに好きなのに、肉体的な関係を持たずに十数年が経つ。KはCreamに「君に相応しい結婚相手を探したほうがいい」と言い出す。密かにKの体にも白血病が蝕み始めていた。そのことはCreamに徹底して隠し通していた。
Creamは楊佑賢(張書豪)という歯科医師と出会う。楊佑賢は婚約者がいた。しかしKが婚約者の浮気を暴露して婚約は破談する。
そして楊佑賢とCreamは結婚式を迎えるが・・・
感想ほか
A-Linが歌手として自分役で登場、冒頭はCreamが作詞した音楽の歌詞がいいと、その作詞家を探すところから始まります。
本作を鑑賞してA-Linが唄う主題歌を聴くと、悲しみで涙が溢れてきます。
「人が死ぬ映画では簡単には泣かない」と最近は泣くことがありませんでしたが、この映画では久しぶりに泣きました。
韓国映画は観ませんし、これからも観る気はさらさらありません。オリジナルがどんな映画なのかを知る由もないわけですが、少なくとも台湾人の心に響いたことは間違いないです。興行収入が48億NT$ですから日本円で150億円ほどでしょうか、人口が2000万人ほどの台湾で150億円ですから、もうそれは大ヒットなわけです。
日本では大阪アジアン映画祭でしか上映されないのは不満です。一般公開してほしかったです。
A-Lin主題歌《有一種悲傷》