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台湾映画『一路順風』God Speed ゴッドスピード

さて、東京国際映画祭2016で上映された台湾映画を観ました。
超久しぶりの許冠文マイケル・ホイ主演映画です。許冠文主演だからと言ってなんでもかんでも『Mr.Boo』とつけられてはたまったものではありません。本作はちゃんとした邦題でよかったです。

「一路順風」は「一路平安」同様旅立つ人へ「道中お達者で」と掛ける言葉。本作一種のロードムービーですのでお似合いのタイトルだと思います。英題の『God Speed』も同様の意味合いのようですね。

オススメ度

基本情報

邦題:ゴッドスピード(東京国際映画祭2016)
英題:God Speed
監督:鍾孟宏
主演:許冠文、納豆、戴立忍レオン・ダイ、庹宗華、陳以文、吳中天、梁赫群

第36屆香港電影金像獎「最佳兩岸華語電影」を受賞しました。

予告編

簡単なあらすじ

台北から荷物(中身は薬物)を運ぶよう指示された納豆(役者さんの芸名も納豆、ナーダオという。本名は林郁智)、台南に向かおうとして1台のタクシーに捕まり乗車することに。タクシーの運転手が許英傑(許冠文)。

前半はコメディ、ちょっとクスッとしてしまうことも。「広川太一郎さんが御存命ならどんな吹き替えになるだろう?」と呑気に思いを馳せながら観ていたが…

ちょうど物語の折り返し地点になって状況は一変する。納豆がブツを届けてちょっと時間が経ってから阿文(陳以文)と小梁(梁赫群)が許英傑を連れて現れる。タクシー運転手の許英傑以外は全員大寶(戴立忍、レオン・ダイ)の手下。阿文が2人を射殺してブツと金を奪う。許英傑と納豆の2人は車のトランクに押し込められる。

北に向かう途中で2人は降ろされる。タクシーも誰かが運転してきた様子。許英傑らはタクシーに乗り換えるも自分がどこにいて、道がどこに向かっているかさっぱりわかっていない。

一方で大寶らは怒り心頭。阿文と小梁を見つけ出し、小梁は射殺し阿文は半殺しの目に遭わせる。

大寶は納豆に電話して台北で落ち合う指示を出すが…

感想ほか

大寶の陥るラストはちょっと意味がわからない。どういうこと?
大寶を演じた戴立忍は『六弄咖啡館』が大陸版で出演シーンをカットされた役者さん。本作ではメインキャストなので、大陸では上映されてないと思います。
戴立忍は根は優しそうな顔立ちだなぁと思ってましたが、阿文を半殺しにするあたりは凄みを見せていました。

なぜかエンディングには谷村新司の《昴》が流れる。物語の内容と《昴》の歌詞が合ってないのでは?

許冠文は香港から20年前に移住してきた役を演じていました。途中で広東語で早口に愚痴るあたり、「あー、マイケル・ホイだわー」懐かしい。2004年の香港映画『鬼馬狂想曲』(>新世紀Mr.Boo! ホイさま カミさま ホトケさま)以来だわー。

私が香港映画好きなのも小学生の時に『Mr.Boo!』シリーズをTVで観ていたから。許兄弟が繰り出すバカバカしい笑いと広川太一郎さんの吹き替えにハマってました。

まぁまぁ面白い映画でした。

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