2018年11月22日より腾讯视频にて配信されました。5人の男女が繰り広げる青春群像劇です。
台湾でもLINE TVで配信されました。
金庸の武侠小説の他、香港・台湾の芸能ネタも台詞の中にてんこ盛りです。もちろん日本のドラマや漫画のネタも多々登場します。
全24集。
中国ドラマ『人不彪悍枉少年』When We Were Young 第1集〜第4集 駆け抜けろ1996
中国ドラマ『人不彪悍枉少年』When We Were Young 第5集〜第8集 駆け抜けろ1996
基本情報
邦題:駆け抜けろ1996
英題:When We Were Young
原作:易阑珊の同名小説
監督:邓科
主演:侯明昊、万鹏、张耀、代露娃、李明德、潘美烨、王秀竹(ワン・シウチュ) (キャストのリンクをクリックすると微博のページに飛びます)
ちょいと人物相関図を作成してみました。拙いですが。
簡単なあらすじ
第9集
杨肖和美に家庭教師がつくことになった。花彪が陈明と名前と経歴(大学生を名乗る)を偽って杨肖和美の母親と面会する。ちょっとした口頭テストを受けるもなんとか凌いだ。杨肖和美は家庭教師がつくことを嫌がっていたが、それが花彪なら心強く思う。
李渔の家に黄澄澄が勉強しに来た。その後、李渔が黄澄澄を送って行こうと下まで降りたところ、杨夕が自転車の手入れをしていた。黄澄澄が一緒にいるところを見て明らかに機嫌が悪い。李渔は露天で红豆粥を買う。杨夕に持っていくため。黄澄澄が「あなたが好き」と言うのに対して李渔は「俺も好きな人がいる」と。李渔は杨夕に红豆粥を届ける。最初は断っていた杨夕も受け取る。それから「無駄遣いはダメ」と黎明のカセットテープを返した。
杨夕と李渔の間にすきま風を感じる。
そろそろ中間試験の季節。飞车五人組は入手した汇英中学の過去問を元にして試験勉強を始める。過去問はクラス全体へと伝わっていく。
汇英中学で行われる中間試験当日、杨肖和美は手にカンニングペーパーらしき物を持っていた。門では学年主任が検査をしていたが、そこはスルーした。
そして司徒二条はなんと黎明の演唱会广州站に行ってしまっていた!
試験が始まった。花彪は余裕で解き終える。一方で杨肖和美はテンパっていた。しかもカンニングを疑われて試験教官から二度も警告を受けた。
しかし・・・なんと真後ろの席の李渔の答案を奪うという暴挙に出てしまった。万事休す。
試験監督に怒られた杨肖和美は気を失ってしまい医務室に担ぎ込まれる。孔先生は学年主任にこっぴどく叱られた。
さぁ、これから教師・親・生徒の三者面談が始まる。杨肖和美だけでなく、李渔や杨夕もカンニングの疑いを掛けられた。杨夕は強固にカンニングを否定するが?そして花彪のおばあちゃんは汇英中学を目指して家を出ている筈なのに、行方不明に・・・
司徒二条の父・司徒东风(郭中友)が初登場!(彦摩呂さんみたい)
第10集
おばあちゃんを捜す花彪、手分けして捜すもなかなか見つからない。ようやく警官がおばあちゃんを連れてきてくれた。道に迷って帰り道もわからなくなってしまったようだ。
一方、杨夕の方は母親が娘のことを全く信用していない。学校から引き取ってきたテストの結果は85点、これをカンニングによるものだと決めて掛かっている。自宅でもう一度テストをやり直した。それを李渔が採点すると、90点。疑いが晴れ、親子ともどもウキウキ。両親は杨夕と李渔をピザハットに連れて行った。幸せのひととき。
司徒家では、事情を知った母親が息子と父親に体罰を与えていた。父親は息子の言いなりである。何故なら・・・キャバクラの名刺を司徒二条が持ってるから!
杨肖和美の花彪宛の手紙が届いた。それを読もうとしていると、司徒二条が黎明のサインを持って来た。クラスメートに1枚5元、いや3元で売り出そうとする(セリフから月々の小遣いが5元ほどらしい)。「高い!」と文句が出ると「3元で黎明と10秒電話で話せる権利も付ける」学校のすぐ傍にある公衆電話から司徒二条は電話を掛ける(ちゃんと広東語を話している)。クラスメートは電話が本物かどうかもわかっていないのに「黎明だ」と狂喜乱舞する。
もちろんこの騒ぎには学年主任が出てきて、生徒たちは学校に戻る。(「我係黎明」と言って黎明を装って電話口に出たのは、あの人)(広東語の「係」は北京語の「是」に相当)
この騒ぎで飞车五人組(杨肖和美を除く)が職員室に呼ばれる。司徒二条は試験を受けなかったことを、他の三人は集団カンニングを行ったと疑っている。というのもこれまでの成績からみて汇英中学の難しい試験問題で点数が向上している為だ。汇英中学から転校してきた花彪もその片棒を担いでいると学年主任はみている。
杨肖和美の母親が職員室に来て、花彪が身分を偽って杨肖和美の家庭教師をしたことがバレた。このことでまた学年主任に怒られる。しかし花彪はぶっきらぼうな態度だ「好きに処分してくれ」と。外で待っていた孔先生にも「学級委員長はやめる」と言い去っていった。
杨肖和美の手紙を読んだ飞车五人組は杨肖和美に会いに行く。そのまま正攻法で行っても母親に門前払いを食うので、「火事だ!」と騒ぎを起こし、どさくさに紛れて杨肖和美と再会を果たした。杨肖和美をプールに連れて行き五人で遊んだ。
ところが、このプールによって李渔は水疱瘡を患ってしまった。また、学校でも水疱瘡が流行り、学級閉鎖となった。生徒は大喜び。それを制するように孔先生は「補講をする」と言った。「学級委員長は職員室に来るように」しかし花彪は行かなかった。そんな花彪の家庭を孔先生はまず訪問した。「私を助けてくれ、クラスを助けてくれ」と頼んだ。
第9集 第11集第11集
杨夕は学級閉鎖をいいことに、自宅でTVドラマ『笑傲江湖』(『射雕英雄伝』と並んで金庸の代表作)に夢中である。と、兄・杨朝が帰ってきた。花彪と共に。(花彪がこの家に来るのは初めてでしたかね?)一緒に食事をする。仲睦まじい両親や賑やかな兄妹を見て心が和む花彪である。食後、自習をする杨夕と花彪「これが終わったら司徒二条と約束があるんだ、行かないか?」と課題を片付け始める。最後に残ったのは中国歴史、ここで杨夕は金庸の小説で培った歴史の知識を披露する。これには学業優秀の花彪もタジタジであった。課題は片付いた。「2つ約束、1つは金庸の小説を貸すこと、2つ目は夜12時半に下で待ち合わせ」夜中、花彪と杨夕が出かけていくのを李渔はただ見守るしかなかった。
二人が行った先は今で言うインターネットカフェみたいなところ。Windows95(!)が並んでいる。花彪・杨夕・司徒二条の三人は夢中でパソコンに向かう。
杨夕は杨朝がタンスの中にパソコンを隠していることをまだ知らない。
明くる日、花彪は池でシナモクズガニ(=螃蟹)を獲っていた。杨夕が弁当を持って花彪の家に来た。補講を賭けて二人はカニの早食い競争を始める。杨夕の勝ち。
李漁のところへ黃澄澄が来た。「今は杨夕の家にお世話になっている。来られても不都合なだけだ」
「今日は一つ訊きに来たの、好きな人って杨夕?」「そうだ」
孔先生がバスの中で眠気を我慢しながら仕事していると、一人の女性が乗り込んできて目を奪われた。
と、書類を落としてしまう。それを拾ってくれたその女性は「育才中学なの?私は汇英中学の英語教師で李红白(王秀竹)です」と挨拶をしてきた。孔小军、一目惚れである。
インターネットカフェみたいなところで、花彪・李渔・杨夕・司徒二条の四人がパソコンをしていると、客の一人が通報した。そして学年主任がやってきた。花彪・李渔・杨夕の三人は逃げ切れたが、司徒二条は逃げそこねて捕まった。なお、三人が逃げた際にガスのホースが抜けたため、しばらくして爆発が起きた。花彪・李渔・杨夕はそれぞれ別々に逃げて逸れた。杨夕はそこで変態おじさんに遭遇する。杨夕はしばらくこの変態おじさんの残像に悩まされることになる。
杨肖和美も自宅でインターネットをしている。学校に来て杨夕に「ネット友達ができたの、21歳の大学生。今度会う約束したの」ネット友達とは、杨朝。
孔先生がバス停でバスを待っていると、ちょっと離れたところに李红白も来た。二人組に絡まれ始めたので、なんとか助け舟を出して李红白をバスに押し込んで逃した。
学年主任・孔先生の推薦で花彪が出場した高校生クイズ大会の番組が始まった。あっけなく花彪が優勝。800元を手にした。
第12集
(しばらく無意味なローラースケートシーン)
孔先生が花彪のおばあちゃんに獎学金が再度受けられなかったことついて説明した。
夜、李渔がニュースをつけると香港でビル火災があったと報じていた。李渔の母親がいるところ。急ぎ電話を掛けるが通じない。杨夕の家が停電に。両親は出かけているのでひとりだ。真っ暗で怖いので花彪を呼んだ。翌朝、杨夕もニュースを知った。すぐに李渔の元へ。李渔は徹夜したのであろう。そこへ電話が掛かってきた、母親からだ。日本にいてやっとニュースを見て電話を掛けてきたのだ。無事で良かった。
杨夕が杨朝の宿舎から帰ろうとバス停にいると口笛を吹く変態おじさんらしき人物が近づいてくる。運良くバスに乗り込む。しかし、バスの中にも変態らしき怪しい人物がいる。と、バスの外では花彪がなぜか自転車で並走していた。バスを降りるまでは安心だった。しかし、家に帰ると、又も口笛の音が・・・遂には杨夕の部屋に。そこへ花彪が来てくれた。花彪が変態を追いかける。途中で合流した杨夕も追いかける。変態を逮捕することに貢献した。杨夕が助かった裏では杨夕を心配して居場所を確認していた花彪と李渔の存在があったからだ。
翌朝、その新聞記事を読む孔先生は誇らしげだった、が飞车五人組は教室にいなくてがっかり。その頃、五人は鍋パーティーをしていた。
さらに翌日、李渔の父親は付き合っていた女性と別れた。
第11集感想ほか
試験でカンニング、高校時代も大学時代もカンニングに情熱を燃やす友人たちがおりましたが、その情熱を試験勉強に注げばいいのに、といつも思っていました。
あれほど大事になったカンニングの件はあっけなく幕切れです。杨肖和美も元通りに学校に来ています。今まで見てきた中国ドラマもそうですが、こうした脚本の甘さが目につきます。
ちょっと中だるみ感があります。
中国ドラマ『人不彪悍枉少年』When We Were Young 第13集〜第16集 駆け抜けろ1996
中国ドラマ『人不彪悍枉少年』When We Were Young 第17集〜第20集 駆け抜けろ1996
中国ドラマ『人不彪悍枉少年』When We Were Young 第21集〜第24集(終) 駆け抜けろ1996