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香港映画『過春天』The Crossing 過ぎた春

投稿日:2019年4月29日 更新日:

はじめに

昨今、香港で問題視されている「水貨客」問題を取り扱っている映画でした。水貨客問題とは中国大陸人が香港にやってきて、安全・安心な商品を買い漁り、税関で申告せずに中国大陸に密輸して売りさばく人たちの問題です。日本に来る中国人達が一時期「爆買い」をしてニュースになりましたが、中国政府が高い関税を掛けて税関で取り締まったために、爆買いは急速になくなりました。中国から日本へ来る個人客は爆買いから観光地めぐりへとシフトしました。

この香港のニュースは稀に日本のニュースでも話題にしていますが、本当に稀にです。ほとんどの日本人には知られていないのではないでしょうか。

オススメ度

基本情報

邦題:過ぎた春(第14回大阪アジアン映画祭にて上映)
英題:The Crossing
監督:白雪
主演:由黃堯、孫陽、湯加文、倪虹潔、江美儀、廖啟智

予告編

簡単なあらすじ

主人公・佩佩(由黃堯)は中国・深圳に住む16歳の女子高生。毎日越境して香港の高校に通っている。閨蜜の陳頌兒(湯加文)と一緒にバイトをしたり、学校でスマートフォンの保護ガラス貼りをしたりして小銭を稼いでいる。二人は日本(北海道)に旅行に行くことを夢見て稼いでいるのだ。

ある日、深圳に渡った際に一人の男が密輸で税関職員に追いかけられていた。男は袋を佩佩に押し付けて逃げていった。自宅に帰った佩佩が袋の中身を見ると数台のiPhoneであった。そこへ知らない男から電話が入って、袋の中身を触るな、と。そしてiPhoneを指定された場所に届けに行くと、報酬としてお金を受け取った。さらには密輸のアルバイトの誘いをされる。最初はおどおどして越境したが、学校帰りの佩佩は税関にノーマークで素通りできた。

そうするうちに、徐々に慣れてきてお金が貯まっていった。

しかし、このアルバイトは順調にいくはずがなかった・・・

感想ほか

邦題は『過ぎた春』です。確かに直訳するとそうなりますが、劇中でも「過春天」と言う言葉は登場して、密輸の隠語として使われていました。

水貨客問題はニュースで知ってはいましたが、これをテーマにした映画を観るのは初めてでした。中国人が日本で粉ミルクを買い漁ったりしても「日本製は優れているからねー」という程度でしたが、香港では「中国人が香港で買うんじゃない!」という感じの反応です。香港は狭いですから、大陸人が買い漁りに来ると香港人の分が品薄になって困るのでしょう。

香港・中国合作映画、結局香港映画のくくりにしましたが、実のところ、香港ではまだ公開されていません(香港での公開は5月9日から)。中国では3月に公開されて、既に動画サイトでは配信が始まっています。

香港・中国合作映画で香港映画とする場合は監督・主演がどちらの人間かにも依りますが、主に香港映画に固有のスタッフ「茶水」がクレジットされているかどうか、で決めています。本作には茶水のスタッフさんがクレジットされていましたので、香港映画に分類しました。音声が広東語だからとか香港っが舞台だからとかの理由ではないです。

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