はじめに
本来、2018年6月1日に中国本土にて公開予定でありましたが、延期されて2019年3月15日に公開された映画です。周冬雨が制作にも名を連ねて、自らも特別出演として出演しています。任曉雯の小説の中の「復仇」という物語、文字通り復讐を企む男の話です。
オススメ度
基本情報
邦題:日本未公開
英題:On The Balcony
原作:任曉雯の同名小説
監督:张猛
主演:周冬雨(チョウ・ドンユィ)、王锵(ワン・チャン)
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予告編
簡単なあらすじ
张肃清(姚培德)が地上げ屋(=拆迁办)・陆志强(许江宁)のせいで死んだ。
母親と息子の张英雄(王锵)は叔母の家に引っ越すが、张英雄には居心地が悪い。
张英雄はある日、街中で陆志强の姿を目撃し、そのまま尾行。陆志强の住むアパートを知る。
张英雄はそれからというもの、アパートの向かいのビルの軽食店で働き、陆志强の家の監視を始める。叔母の家も出て、同僚と一緒に住む。
監視しているアパートには娘・陆珊珊(周冬雨)がいて、ベランダによく姿を現す彼女に惹かれるものがあった。
张英雄は陆志强への復讐を考えているが、张英雄のとった行動とは?
感想ほか
娯楽映画とは完全に対極にある文芸映画でした。
ちょっと退屈な100分間で、途中で何度も睡魔に襲われました。かろうじて周冬雨出演作ということで、睡魔を封じ込めて見終えました。
周冬雨が演じた陆珊珊という役は知的障がい者です。一方で22歳の张英雄を演じた王锵はちょっと頼りなさげなヒョロっとした若者です。これが筋肉隆々の男であれば、目的の復讐はすぐに成し遂げていたかもしれませんね。
中国本土の映画やドラマでも、香港人の歌が劇中で歌われたりします。本作でも許冠傑(サミュエル・ホイ)の歌がそのまま広東語で歌われていました。意外と広東語というのは中国本土でもメジャーな存在なのですね。
张肃清の一家が話す言葉は上海語でしょうか?北京語とは発音が異なっていて全く聞き取れませんでした。ただの上海訛りだとしたら、訛りすぎです。