android アプリ

電波時計アプリ(スマートフォン)(JJYEmulator、JJY Simulator)

2020年6月3日

自宅内にはいくつも電波時計があるにもかかわらず、ここ数ヶ月間電波を拾わずに狂いまくっています。時計をベランダに持っていっても電波を受信してくれません。
ネットで電波時計の中継器を調べると、だいたい2万円以上します。高い!

そこで、余ってるスマートフォンを利用して、電波時計の中継器を作れないかと調べていました。
すると、作るまでもなく、下記のアプリがあることがわかりました。

Android版:JJY Simulator

Google Play で手に入れよう

iOS版:JJY Simulator

Download on the App Store

アプリの説明文には次のようにあります。(JJYEmulator)

電波時計にJJY標準電波が届かない場所で使用します。
ヘッドホンを取り付けコードを電波時計に巻きつけるか、端末本体のスピーカーを直接電波時計に近づけて本アプリを起動し、音量を最大にするとJJY標準電波を擬似的に発信します。この状態で電波時計を受信モードにすると2~3分で同期します。
機種(スピーカーの種類)によっては上手く同期しない場合もありますのでご了承ください。
※スピーカーから発信すると13kHzの音が出ます。音に敏感な方や具合が悪くなる方は使用をお控えください。またクォーツや機械式時計はスマートフォンを近づけると、磁気を帯び故障する可能性があるので使用しないでください。当アプリによる被害については一切責任を持ちません。

使い方

使い方は簡単、インストール後にアプリを起動しますとすぐに音が出ます。東日本の40kHzと西日本の60kHzを選べるようになっています。電波時計の受信設定と合わせればどちらでも構いません。

Google Playのレビュー

アプリのレビュー欄を読んでいると、古いコメントでは「使えない」というものを少なからず目にします。しかし、最近のレビューではの人が多いです。改善されたのでしょう。実際、我が家では使えました。

原理は約13kHzの音を出します(40kHz設定の場合)。これの高調波成分(3倍波)が電波時計で使用される周波数になります。高調波成分は信号が小さくなります。従ってスマートフォンの音量を最大にする必要があるようです。確かに最初は音量を絞ってやっていたら全然同期しませんでした。
スマートフォンの音量を最大にしますと、モスキート音が非常に不快です。特に40kHz設定の場合。60kHzの場合にはモスキート音が聞こえませんでしたが、若い方ですと聞こえるかもしれません。私は40kHz設定・最大音量にして電波時計3台とスマートフォンをひとまとめにして毛布にくるんでおきます。10分くらい置いておけば同期してます。
音が不快ですので、ヘッドホンを取り付けてコードを電波時計に巻きつける方法を試す方が多いと思われます。しかし、うまくいくケースは少ないようです。皆さんスマートフォンのスピーカーからやって同期できているようです。私もそうでした。

レビューを読んでいますと、1秒ずれるらしいです。「1秒くらい…」と思うのですが、神経質な人には許せないらしいです。

また、スマートフォンによっては相性があるようです。うまくいかない場合には機種を変えてやってみるといいかもしれません。
(我が家での経験的にモノラルスピーカーのスマートフォンは同期しにくく、ステレオスピーカーのは比較的同期しやすい気がします)
同期しないスマートフォンでは、スピーカーに出力されるデータはLPF(ローパスフィルタ)で高い周波数成分がカットされているのかもしれません。

参考動画

動画の編集に慣れていないので拙いですが、同期する様子を撮影しました。ご興味のある方は御覧ください。
動画再生注意モスキート音がしますので、音量は絞って聞いてください。動画の再生時間は短いので、この動画によって近くの電波時計の時間が狂う(動画の時刻に同期する)ことはまずないと思います。

余談

Androidの場合、Macrodroidというアプリを利用しますと、JJY Simulatorアプリを起動した際に音量を最大に、そしてアプリを閉じた際に元の音量に戻すというマクロを作ることができます。グローバル変数を1つ作っておく必要があります(下記の場合は「音量」と名付けています)

MacrodroidのJJYマクロのダウンロードはこちら➡

DOWNLOAD 

電波時計アプリ(スマートフォン)(JJYEmulator、JJY Simulator)
Macrodroidのインポートにて読み込んでお使いください。

-android, アプリ