中国ドラマ『我的小确幸』My Little Happiness 第1集～第4集 溺愛ロマンス～初恋、やり直します！～

第1集

オーストラリアからインターンシップのために帰国した丛容ツォン・ロン（邢菲シン・フェイ）。空港で老人が倒れるところに遭遇する。たまたま近くにイケメンの医者がいた。それが温少卿ウェン・シャオチン（唐晓天タン・シャオティエン）であった。温少卿ウェン・シャオチンは応急処置をすると、患者とともに去っていった。丛容ツォン・ロンはイケメンの医者が落としていった万年筆を拾った。

空港でそのようなアクシデントがありながらも、丛容ツォン・ロンはなんとかインターンシップに間に合った。インターンシップに集まったのは5人。その中で1人だけが採用となることを告げられる。丛容ツォン・ロンの配属先は深圳云济ユンジ病院と決まった。

翌日、丛容ツォン・ロンは院長にひと通り病院内を案内された。林リンさん（巩金国ゴン・ジングォ）という患者が温少卿ウェン・シャオチンとのトラブルを抱えているので、温少卿ウェン・シャオチンを訪ねるよう指示されて医局に行った。温少卿ウェン・シャオチンと再会を果たすもその患者とは問題がないという認識のために冷たい態度で避けられてしまう。丛容ツォン・ロンは今度は「患者」として温少卿ウェン・シャオチンの診察を受けて話をした。彼にとっては個人的な用件でこのように時間を使われることは不愉快で「脳障害」と診察してやった。その後、丛容ツォン・ロンは看護師から温少卿ウェン・シャオチンの評判などを聞いて反省した。

温少卿ウェン・シャオチンは退勤すると、子供の頃の思い出の場所に行く。そこは幼馴染の少女との別れの場所であった。別れ際に結婚の約束もしていた。少女は戻ってくるはずだったが、それ以来会っていないのだ。その場所に丛容ツォン・ロンも現れた。温少卿ウェン・シャオチンの姿を見つけるとその日の非礼を詫びた。そして自己紹介をした「私は丛容ツォン・ロンと言います。よろしく」その名を聞くや温少卿ウェン・シャオチンは丛容ツォン・ロンを抱きしめた。

第2集

温少卿ウェン・シャオチンは丛容ツォン・ロンが幼少期のことを思い出したのではなく、ただ仕事として来ていたことにがっかりした。

温少卿ウェン・シャオチンはボクシングジムで汗を流した後、リングに寝転がると「遂に見つけたぞ」と満足気に微笑む。

丛容ツォン・ロンは親友の周程程ジョウ・チェンチェン（黄一琳ホァン・イーリン）に再会を含めてその日のいきさつを話した。（第1集のあらすじで端折っていますが、周程程ジョウ・チェンチェンも温少卿ウェン・シャオチンを見ています）周程程ジョウ・チェンチェンは「これは縁だわ。このチャンスを活かすべきよ」とけしかける。丛容ツォン・ロンが帰宅して風呂に入っていると停電した。钟祯ジョン・ジェン（付伟伦フー・ウェイルン）に電話で助けを求める。钟祯ジョン・ジェンはそのころ温少卿ウェン・シャオチンのボクシングにつきあっていて、丛容ツォン・ロンのことをいろいろ訊かれていたところだった。丛容ツォン・ロンの部屋にドンドンドンと叩く音、そして「俺だよ」という钟祯ジョン・ジェンの声。丛容ツォン・ロンはドアを開けると「やっと来てくれた」と抱きしめた。しかし、なんだか感触がいとこと違う。スマホの懐中電灯で照らしてみると温少卿ウェン・シャオチンであった。

「修理が終わったよ～」と钟祯ジョン・ジェン。しかし丛容ツォン・ロンと温少卿ウェン・シャオチンは見つめ合う、いや睨み合ったままだ。「夜食がいるよね」と钟祯ジョン・ジェンは部屋を出ていった。丛容ツォン・ロンは钟祯ジョン・ジェンが貸してくれた部屋が実は温少卿ウェン・シャオチンのものだということを知った。温少卿ウェン・シャオチンはWeChat（中国のSNSの一つ）にて友達登録させると「もう遅いので」と帰った。温少卿ウェン・シャオチンのSNS名は「非布司他フェブスタ」である。丛容ツォン・ロンは「変な名前」と思った。丛容ツォン・ロンは本名で登録してあったが、温少卿ウェン・シャオチンは「女侠女戦士」と書き換えた。

WeChatには早速「朝5時に公園に来い」とメッセージ。無視しようかとも考えたが、行ってみると紙袋を渡された。ウェアとシューズが入っている。それに着替えると、ランニングに付き合わされた。

医局にて手術の打ち合わせや回診にも同行し、医者の仕事を理解しようと努める。その日、周程程ジョウ・チェンチェンが病院へ丛容ツォン・ロンを訪ねてきた。レストランの隣の店への不満をぶつけてきた。ふと丛容ツォン・ロンの靴に気づいた。「どうしたの、このシューズ。限定モデルじゃない！」勘の良い周程程ジョウ・チェンチェンは温少卿ウェン・シャオチンから贈られたものと察する。

夕方5時、丛容ツォン・ロンはその日の仕事を終えたが、温少卿ウェン・シャオチンは緊急手術で手術室に入ったきりだ。手術室からようやく出てきたときには丛容ツォン・ロンは待合室で寝ていた。彼女の横に座り、自分の肩に頭をもたげさせた。子供の頃と同じように。

第3集

钟祯ジョン・ジェンはふたりが寄り添って寝ている姿を見かけ、写真に撮っていた。ふたりは目を覚ますとバツが悪い。「夕食を食べに行きませんか？」と周程程ジョウ・チェンチェンが経営するレストランに連れて行った。周程程ジョウ・チェンチェンは共同経営者の彼氏・陆陆シャオルーを、丛容ツォン・ロンは温少卿ウェン・シャオチンを紹介した。周程程ジョウ・チェンチェンは「もうそんなに進展したの？」とウキウキ気分。外は雨が降っており、温少卿ウェン・シャオチンは丛容ツォン・ロンに自分の上着を掛けてあげた。その後、病院に戻って林リンさんの様子を見せた。抗議の絶食どころか中庭のベンチで夜食をモリモリ食べている。温少卿ウェン・シャオチンは言った「钟祯ジョン・ジェンに夜食を差し入れするように言ってある」

その晩、丛容ツォン・ロンはレポートにてそのことを書き記した。温少卿ウェン・シャオチンにメールで送って添削を求めた。真っ赤にして返送してきた。丛容ツォン・ロンはうんざりしてWeChatの名前を「非布司他フェブスタ」から「职业屠夫屠殺業者」に変えた。

翌日、病院職員の丛容ツォン・ロンを見る目がおかしい。丛容ツォン・ロンが話を立ち聞きすると「あの写真は丛容ツォン・ロンじゃなく秦楚チンチュみたいよ」と話している。この件が钟祯ジョン・ジェンによるものと知るや捕まえて問い質ただした。看護師に温少卿ウェン・シャオチンの写真を送った時にふたりが肩を寄せ合って寝ている写真も送ってしまったのだという。看護師から病院中の職員に一夜で拡散された。

温少卿ウェン・シャオチンもその写真の話は耳にしていた。そのうえで丛容ツォン・ロンを夕食に誘ってきた。丛容ツォン・ロンは「私はここでは新人なの。皆の誤解を解いて、そして私と距離をおいてほしいの」しかし、そのような抗議を意に介さなかった。ナース・ステーションにて噂話をしている看護師たちが「あの写真は丛容ツォン・ロンなの？」と訊いてくる。丛容ツォン・ロンは頭かぶりを振ったが温少卿ウェン・シャオチンが「そうだよ」と油を注いだ。「僕らは竹馬の友なんだ。十数年間片想いしてるんだ」しかし丛容ツォン・ロンは「何を言っているの？」と言いたげな表情をしている。秦楚が傍でその様子を見ていた。

丛容ツォン・ロンはもう一度林さんに話を聞こうと近づいた。しかし林さんに電話で誰かに呼び出された。見知らぬ男に車に乗せられる。急ぎタクシーを拾ってあとを追うと、怪しげな建物に入った。写真を撮っていると林さんを連れ出した男に見つかったが、待ち合わせ場所に迷ったふりをして免れた。このことを温少卿ウェン・シャオチンに報告したが、逆に怒られた。実のところは丛容ツォン・ロンの身を案じてのことだ。

周程程ジョウ・チェンチェンがスーパーマーケットで買い物をしていると、イートインでカップ麺を食べならが自分のレストランの話をしている人たちに遭遇した。話を聞いて驚いた。父親に電話して裏をとった。自分の店が繁盛していたのは父親の金銭力によるものだった。周程程ジョウ・チェンチェンはレストランの客も従業員も全員帰すと酒を浴びるように飲んだ。恋人の陆陆は呼んでも帰ってこない。荒れていると、壁をぶち破って隣の書店主の家に入ってしまった。

そのまま寝室のベッドで寝た。彼女の携帯電話で丛容ツォン・ロンを呼び出した。丛容ツォン・ロンは温少卿ウェン・シャオチンを連れて書店に来た。彼女が名を名乗ると書店の主で温少卿ウェン・シャオチンの叔父・温让ウェン・ランは驚いた。温让ウェン・ランは温少卿ウェン・シャオチンに「遂に見つけたのか？」と。

周程程ジョウ・チェンチェンを丛容ツォン・ロンの部屋に運び込んだ。温少卿ウェン・シャオチンは吐瀉物で汚れたので、シャワーを浴びた。そこで丛容ツォン・ロンが書いた医師と患者のノートを見つけて読む。丛容ツォン・ロンの前にそのノートを差し出すと、丛容ツォン・ロンはまた怒られるかと体をすぼめたが、温少卿ウェン・シャオチンは丛容ツォン・ロンを讃えたのだった。

第4集

丛容ツォン・ロンのスマートフォンに母親から着信があるが寝相が悪くてベッドから落ちた周程程ジョウ・チェンチェンの手が触れてTV電話が始まる。丛容ツォン・ロンは慌ててスマートフォンを取り上げたが、母親には温少卿ウェン・シャオチンの姿が見えたよう。丛容ツォン・ロンは温少卿ウェン・シャオチンをクローゼットの中に追いやった。母親はオーストラリアに行くため（中国に帰っていることを知らない）に英会話の勉強をしているという。状況を説明するために長電話になった。電話のあいだ、温少卿ウェン・シャオチンはクローゼットの中で待っていて、足がシビれた。钟祯ジョン・ジェンが男物の服を届けに来たので温少卿ウェン・シャオチンは帰れる。帰宅する車の中で钟祯ジョン・ジェンは「丛容ツォン・ロンが温少卿ウェン・シャオチンのことは絶対にタイプじゃない」と手帳に書いてある丛容ツォン・ロンの理想の男性を読み上げる。温少卿ウェン・シャオチンは手帳のその頁ページをむしり取ると钟祯ジョン・ジェンを車から放り出した。

翌朝、Salah林サラ・リンさんとの話し合い。林さんは自身が病気ではないという外国の医師の診断書を持ってきて、入院費を返せと言っている。話し合いの最中さいちゅうに呼び出された温少卿ウェン・シャオチンは去り際に「手術をしないと脳の腫瘍がいつ破裂するかわからないですよ」と言った。

病院の外では（第1集にて）空港で倒れた男性が温少卿ウェン・シャオチンに礼を言い、垂れ幕を渡して退院した。垂れ幕の写真を丛容ツォン・ロンに送って「昼休みに食堂で会おう」とメッセージを送った。しかし丛容ツォン・ロンは食堂に現れなかった。

周程程ジョウ・チェンチェンは昼過ぎになると酒が抜けて、自分のレストランへと向かった。目にしたのは椅子などを運び出す業者の姿だ。「何をしてるの？！」と問うと「陆ルーさんの指示です」と。スマートフォンに自分の銀行のカードがホテルで使われたことを記したメッセージを見る。そのホテルのロビーでは恋人の陆陆シャオルーが若い女性とイチャイチャしている。よく見ると女性はレストランの従業員だった。陆陆シャオルーにけなされて丛容ツォン・ロンはコップの水を掛けようとした。陆陆シャオルーが避けようとして出した腕が周程程ジョウ・チェンチェンに当たって、結局は周程程ジョウ・チェンチェンが水を自ら被った。陆陆シャオルーは別れを告げて去っていった。ロビーにはたまたま仕事の打ち合わせをしていた温让ウェン・ランがいて、その様子を目撃した。泣き崩れる周程程ジョウ・チェンチェンを慰めた。

温少卿ウェン・シャオチンは医局にて丛容ツォン・ロンを探したが、急用で早退したとのことだった。丛容ツォン・ロンのノートパソコンは開いたまま。それは第3集で林さんを追って辿り着いた怪しげな会社のホームページである。温少卿ウェン・シャオチンは急いでその会社に向かった。一方丛容ツォン・ロンは見つからないように忍び込み、QRコードに細工をし、カードの読み取り機の信号線を切断した。更に隠れた場所からワイヤレスマイクでこの会社の詐欺行為を話し、林さんらの客に注意を促した。会社のスタッフ達が丛容ツォン・ロンを探すと丛容ツォン・ロンは見つかった。「おまえか！」男が椅子を振りかざす。しかし椅子は温少卿ウェン・シャオチンに当たった。寸でのところで間に合ったのだ。

結局、この会社の人間は警察の御用となり、林さんは病院に戻ってきた。温少卿ウェン・シャオチンは丛容ツォン・ロンに、本来の業務を逸脱した行動をしたこと、ひとりで危険な行動をしたことなどお説教した。