日本語タイトルのセンスのなさに中国映画週間のチケットを取るのを躊躇った作品。 劉德華 が主演でなければ見送っていたところでした。
しかし、これは面白かった!どんな映画かというと、『ルパン三世』や『ミッション・インポッシブル』系の泥棒映画です。香港映画で言えば『縦横四海』が雰囲気的にも近いです。
オススメ度
基本情報
邦題:
ザ・アドベンチャーズ(2017中国映画映画週間)
グレート・アドベンチャー(劇場公開時)
英題:The Adventurers
監督:馮德倫
主演:
劉德華
、舒淇、張靜初、ジャン・レノ、楊祐寧
予告編
簡単なあらすじ
最初の舞台はフランス。泥棒をして捕まった張丹( 劉德華 )、捕まえたのはピエール刑事(ジャン・レノ)、裏切ったのは恋人のアンバー(張靜初)。張丹は出所してもピエールのにマークされていた。
警察のマークを振り切って陳小寶(楊祐寧)、葉紅(舒淇)とチームを組んで宝石を狙う。狙っている宝石は「ガイヤ」という物。3つのパーツを組み合わせると元の1つの完成した宝石になる。張丹達はそのうちの2つまで手に入れた。
残る1つは鉄壁の監視環境の城の中、彼らは果たして宝石を奪うことができるのか?
という物語。
感想ほか
フランスからチェコ、そしてウクライナへと舞台を移していく。香港などでのカーアクションは見慣れていますが、ヨーロッパでのカーアクションはまた景色が違って見応え十分。
また、どうやって宝石を奪うかだけでなく、終盤にどんでん返しも用意されていて娯楽性もしっかり。
もう四十路の舒淇がいまだに恋愛沙汰にも絡みます。彼女の映画はかれこれ20年の付き合いになりますが、なんか全然変わらず魅力的ですね。日本では新垣結衣が7年前の『コードブルー』から変わらないと評判ですが、舒淇だって負けていない。
『縦横四海』っぽい雰囲気なのはその監督だった吳宇森お得意のダンスシーンが本作でもあること。ダンスは重要なのです(笑)
配給会社さんにはタイトルはもう少し真面目に考えていただきたい、と言いたい。他にアイデアはなかったのか?