基本情報
邦題:人生って素晴らしい/Viva La Vida(Netflixにて鑑賞)
英題:Viva La Vida
原作:ドキュメンタリー記事《最功利的婚姻交易,最动情的永恒约定》より
監督:韩延
主演:彭昱畅、李庚希
オススメ度
予告編
あらすじ・感想など
凌敏(李庚希)は慢性腎臓病で透析生活を送っている。3つの病院で移植希望の登録をして、日々ドナーが現れるのを待っている。ある時ふと「自分に腎臓をくれたら、結婚してもいい」という趣旨の動画を撮影し、SNSにアップした。気が変わってすぐに削除したのだが、1人だけ動画をダウンロードしていた男が現れた。男は吕途(彭昱畅)といい、脳腫瘍の余命幾ばくもないのだった。ただ、彼の行動はまるでストーカーであり、凌敏は気に食わない。
「自分の腎臓は君に適合する。腎臓をあげるから、僕が死んだら母親の面倒をみてくれないか?」
やがて吕途の病状を知ることとなる。言っていたことは本当だった。凌敏は彼と結婚することを決意するが……
私も腎臓の癌でクレアチニンの値はよくありません。1つしかない腎臓でなんとか透析にならないようにと気を遣っています。凌敏の腕は透析のたびに針を刺すので血管がボロボロ、紫色になっています。何度も針を刺していると血管が硬くなるんですよね。毎月、点滴の為に通院していますが、段々針を刺すのが痛くなってきます。酷い場合にはCVポートという点滴や透析の為の器具を埋め込むことも可能になっています。ただ、誰でも埋め込みが可能かどうかはまだよくわかりません。そこまで腕は酷くはなっていないので。
描写がやけにリアルだなと感じていましたら、実話に基づく物語なのですね。邦画で余命宣告を受けた病人が主人公の映画とかもありますが、なんかリアルさに欠けるように思います。本作はリアルです。ただ、シリアス過ぎるので、エンターテインメントを求める方にはオススメできません。
彭昱畅は『闪光少女』や『快把我哥带走』といったコメディでの印象が強いので、今回のシリアスな役どころは新鮮でした。李庚希と美男美女の組み合わせだと思いますが、そういったところを全く見せないところがよいです。邦画だと嘘くさい。