韓国映画をリメイクした、クライムサスペンスです。
オススメ度
基本情報
邦題:ピースブレーカー
英題:Peace Breaker
監督:连奕埼
主演:
郭富城
、王千源
予告編
簡単なあらすじ
高见翔(
郭富城
)は警官。母親が死に葬儀場に向けて車を走らせていた。携帯電話で話しながら運転して危ないなぁと思っていた矢先、車道に犬がいて避ける。しかし直後に人を轢いてしまった。
高见翔は轢いた人間をトランクに詰め込む。直後の葬儀場で母親の棺桶にその死体を一緒に入れて埋葬してしまう。
翌日、捜査会議に出てきた麻薬組織の人間として映された写真は、昨夜轢いた人物そのもの。
高见翔宛に電話が掛かってくる。通話の相手は昨夜の事件を知っているのだ。しかも自分のことをどこかで見ている。高见翔は電話を掛けてきた相手を見つけて追跡すると、なんと中国警察の陈昌民(王千源)であった。
こいつがまたクセのある奴です。
昨夜轢いた男を追っていた陈昌民は男の引き渡しを要求します。だんだんおかしくなってきた高见翔は墓を暴いて死体を取り出し、陈昌民の車に詰め込みます。死体には爆弾が仕込まれており、車は爆破そして池に落ちていきます。陈昌民が浮かんでこないことを確認して帰宅しますが…
クライムサスペンスはまだ続く・・・
感想ほか
まさしくタイトル通り破局です。映像にちらっと「廉政署」というのが見えますので、舞台は香港ですね。『寒戦』で凛とした役を演じていた
郭富城
が今度は墜ちていく刑事役。もう一人の主演に王千源がぴったりはまり役。
本作を観る前に読んでいる方は「目ん玉」に注目のこと。
この事件に対する署長の対応はいかがなものかと批判が多そうです。韓国映画のリメークですが、香港では「警察署」とは別に「廉政公署」があるために、少しでも警察に不正がありそうだとなれば廉政公署が捜査に動き出しますので、このエンディングはありえないと思われます。廉政公署なる組織は日本にもありませんので、香港の廉政公署は羨ましいです。日本にも欲しいです。
どうして陈昌民は高见翔の動きが手に取るようにわかったのでしょう?そこが少々腑に落ちない点。
映画自体はおススメはしませんが、まぁまぁ楽しめた方です。 郭富城 の取り乱した演技が絶品、彼のファンでしたらおススメします。