催眠術による陪審員裁判の誘導。後述するように、予想する範囲内の結果で、観る者に衝撃を与えるには不十分な物語であると言っても過言ではなかろう。
催眠術の専門家には 張家輝 、誘拐された少女の救出に向かうは張翰。配役は良かったと思います。
オススメ度
基本情報
邦題:日本未公開
英題:Guilt by Design
監督:黎兆鈞、施柏林、劉永泰
主演:
張家輝
、張翰
予告編
簡単なあらすじ
許立生( 張家輝 )は催眠を専門とする専門家。大学でも教壇に立つ。許立生には娘・許仲茵がおり、妻の弟・楊凱(張翰)が時々遊びに来る。
許立生はある裁判の陪審員に選ばれた。裁判とは遺産相続絡みの殺人事件だ。被告は被害者から株18%を相続する林子瑩(楊偲泳)。18%を相続することで筆頭株主となる。裁判前には証拠不十分で無罪になるのでは、と思われていたが・・・
許立生の娘が裁判中に誘拐された。許立生への要求は催眠術を使って被告を有罪へ導くこと。陪審員は7人、有罪を主張する者が1人、無罪を主張する者が3人。この状況をひっくり返さなければならない。
許立生は1人、また1人と催眠術を掛けていく。許立生は楊凱に連絡をとっており、楊凱は犯人グループを追い、許仲茵救出に向かう。
許立生の催眠術の影響で最後の陪審協議にて被告人・林子瑩は有罪の方向へ向かう。
果たして裁判の行方と誘拐された許仲茵の救出はどうなるのか。
感想ほか
香港映画では珍しい法廷を舞台にした物語。もちろん、最後にはどんでん返しが待っているのではありますが、それが鑑賞する人々が予想する範囲内に留まるのでしょう。この映画の評判は芳しいものではありませんでした。
楊凱の誘拐救出の活躍が超人的であることくらいがプラスポイントであろうか。