台湾映画『共犯』で共演してた巫健和と溫貞菱が主演。
オススメ度
基本情報
邦題:The Kids(東京国際映画祭2015にて鑑賞(2017年劇場公開)
英題:The Kids
監督:于瑋珊
主演:巫健和、溫貞菱
予告編
簡単なあらすじ
高校で虐められてた佳家(溫貞菱)と佳家を慰めた寶力(巫健和)の間には今赤ん坊がいる。二人は学校に行きながらアルバイトもして寶力の家で寶力の母親と暮らしている。(父親は幼くして亡くなったらしい)
寶力は新しく家を借りることを夢見てアルバイトをしている。なかなか要領を得ず店の老闆には怒られてばかり。
一方佳家はアルバイトしながら不倫をしている。
寶力は知り合いから良い物件を紹介され、「お前なら仲介手数料取らないし、家賃を1000元負けてやる」と言われる。家を借りたいと母親に言うと「引越しには金が掛かるんだよ、お前は何にも知らないんだから!」実は母は貯めてたお金を博打につぎ込んでいたのみならず30万元の借金をこしらえていた。
この一件により佳家は家を出ていく。しかも「お付き合いしてる人がいるの」と捨てゼリフを残して。
寶力は友人の阿達と佳家の愛人を襲撃し佳家の居場所を問いただす。また寶力はブツ(恐らく覚醒剤)の売買に手を出し、アルバイト先から前借りして金策する。そして佳家に「金はなんとかした。帰ってこい」とメールする。
メールを見た佳家は家に帰ろうとする。その途中で…、寶力はお金持ちを見つけ、にわか強盗を企て失敗捕まる…。
上映後にQ&Aで登壇の于瑋珊監督
于瑋珊監督は身近であった出来事を題材にしたとのことです。ハンディカメラと固定カメラの使い分けについて訊かれ、過去の思い出を固定カメラで、現在をハンディカメラで撮影したと話した。低予算映画だったとはいえ、ハンディカメラで揺れる画面は観てていい感じはしませんでした。
于瑋珊はこれが初監督。よく聞いてませんでしたが30歳(?)と若い。かつて助監督を務めた時のスタッフを集めて低予算で制作してもらったとのこと。主演の二人も旧知の仲だったそうです。
虐められてたところを慰めたシーンからすぐに子育てシーンに飛んでびっくりするのですが、監督曰く「間のシーンは撮る必要がなかった」とのこと。もうちょっとあった方が良くね?と思うのでした。