『北京遇上西雅图』の続編(?)を観ました。
そうではあるものの、前作とは役名も話も何の繋がりもなく、タイトルの北京も西雅图(=シアトル)も舞台になっていないという…なんて映画?
この映画を知ったのは今年(2016年)の春先、中国版Facebook人人网の人人电影というアカウントが発する映画情報記事。確か⬇︎こんな写真に簡単な紹介文が載っていたと思うのですが、今となっては記憶があやふや。
前作の続きだろう、とか、何の予備知識もなく見始めるとスジを掴むのに苦労し混乱するでしょう。
いつもお世話になっているららぴっとさんのブログを参照しました。
オススメ度
中国映画『北京遇上西雅图』Finding Mr. Right / Anchoring in Seattle 北京ロマンinシアトル
基本情報
邦題:本がつなげる恋物語
英題:Book of Love / Finding Mr. Right 2
監督:辥晓路
主演:汤唯、吴秀波
予告編
感想ほか
前作では金持ち(詐欺師)の愛人役で傲慢な妊婦役を演じていた汤唯、ちょっとあのイメージが頭に残っていました。
汤唯演じる姣爷はマカオのカジノで働いています。
一方で吴秀波演じるDanielはカリフォルニアで不動産屋をしています。全然接点のない二人を関係付けたのは『查令十字街84号』(チャーリング・クロス街84番地)という書物。
私はこの本を読むどころかタイトルすら知りませんでした。
ロンドンのチャーリング・クロス街84番地に手紙を送るということをするのですね。このあたりが予備知識もなく観ると全然わからないところ。姣爷が愚痴を書いて送った手紙がDanielの元へ、Danielが愚痴を書いて送った手紙は姣爷の元へ送られます。
この奇妙な文通がもたらす恋愛物語。詳しいあらすじはららぴっとさんのブログを参照してください。
二人の奇妙な恋愛はいいのですが、一組の老人の男女(秦沛と吴彦妹)のエピソードは微笑ましく切ない。
爱奇艺に限った話かどうかわかりませんが、手紙の文面を読み上げる際の字幕が日本で言う行書体みたいな崩した文字で読み辛かったです。字幕に頼っている私にとっては字幕がないのと同じくらい致命的なことでした。
久しぶりに姿を見た秦沛(ポール・チュン)さんがあまりに老けていたのでびっくり。
エンドクレジットネタ1、顔卓靈の名前を見つける。え?どこに出てた?『六弄咖啡館』を観て以来、SNSをフォローしていたのに出演していたことすら気づかないなんて…。でももう一度観る気にはならないのですが。
エンドクレジットネタ2、動作指導に谷垣健治氏の名前を見かけました。どこかアクションありましたっけ?もう既に記憶がないです。
エンドクレジットネタ3、先日香港映画に固有のスタッフ「茶水」について書きましたが、本作にも「茶水」がいました。香港の映画界からの人材流入の影響でしょうか?
ま、全体的に前作より面白かったと思います。ちょっとラストは出来すぎな気はしましたが。実話ならいいのに。
主演の俳優・吴秀波は2018年末に不倫が発覚して業界から干され気味になっています。