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映画『幕が上がる』Blu-ray豪華版特典

投稿日:2018年7月1日 更新日:

【このブログは2017年4月30日に他のサイトに投稿したものを加筆修正しています】

平田オリザさんの原作小説を読んで「青春小説の傑作!」と言い、映画を観て「青春映画の傑作!」と言ってきた私です。演劇部出身な為か根っからの舞台好きです。ただ、あまり観に行けてはいませんが。

映画のblu-ray豪華版には映画で全部は使われない劇中劇が収録されています。(レンタル版には収録されていません)
・新入生歓迎公演(ロミオとジュリエット)
・一人劇・肖像画
・銀河鉄道の夜(宮沢賢治原作)

映画版ですが、主演はももクロの5人。演劇部顧問の溝口先生にムロツヨシ、アドバイザーの新人美術教師・吉岡先生に黒木華。(これだけでも豪華)

それだけではありません。この映画の後、朝ドラ『あさが来た』でブレークする吉岡里帆(!)、『べっぴんさん』で主演を務めた芳根京子(!!)が演劇部の下級生役で共演しているのです。芳根京子はブレーク俳優を多く排出していると最近になって再評価された『表参道高校合唱部!』でも主演に抜擢されています。
他に子役からの芸歴があり、朝ドラ『ひよっこ』に出演した伊藤沙莉も下級生役で出演しています。

下級生役に朝ドラ女優がいっぱい。今振り返ると「彼女らがちょい役ってなんて贅沢な映画!」と思います。知らない人からすれば「なんだそりゃ」なことですが????

私としてはももクロのメンバーが百田夏菜子しかわからない点がイタかったですが、この度豪華版blu-rayを入手して観たおかげでだいぶももクロメンバーもわかってきました。

上述の劇中劇の他にもカットされた多くのシーンが収録されています。吉岡先生と演劇部の部員(ももクロの3人)が対面して、他校の例を挙げて「一人劇をしてみたら」と提案する。さゆり(百田夏菜子)が「先生演ってみてください」とつっかかる。吉岡先生は即興で演じてみせる、というシーン。これもノーカット版が収録されています。

演劇の特性上、稽古場のシーンは長回しが多いです。さゆりが演出指導するシーンとかアドリブのようです。平田オリザのワークショップで最初に演劇指導を受けた為、さゆりの舞台演出は平田オリザにそっくりだそうです。ワークショップでは平田オリザの横に座り、演出家・平田オリザを真剣に観察しています。

さて、劇中劇『銀河鉄道の夜』です。宮沢賢治の原作は未読です。劇中劇で初めて内容を知りました。

先生(佐々木彩夏)が「さて、では」と授業を始めるところからです。『幕が上がる』にはもう一つのDVD『幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦』があり、平田オリザのワークショップに参加するももクロ5人の様子が収められています。佐々木彩夏はこの劇中劇の冒頭のセリフ「さて、では」だけで平田オリザに20回以上指導を受けるほど苦戦しました。

劇中劇『銀河鉄道の夜』はノーカットだと47分あります。実際に舞台で上演されたのだと思われますが、豪華版に収録されているのは合宿での稽古や学校での稽古も繋ぎ合せてあります。これはこれで良いのですが、できれば稽古場版と舞台版の2種類共観たかったです。

映画は、彼女達の演劇の上達ぶりを見る為にも順撮りだったそうです。ですので稽古場版と舞台版では出来映えが違うと思われますが、比較できないです。

で、劇中劇を観ての感想は?と言うと、ちょっとこの演技では全国はキツいかなと。もし演劇に興味が湧いてきましたら、年に1回(だいたい9月くらい)放送されるNHKの高校演劇全国大会のドキュメンタリーも見てください。優勝校の劇はノーカット上演が見られます。それと比較してみると全国大会の演技と劇中劇の演技の違いがわかると思います。
まず声の出し方からして違います、滑舌も。普段同じ「舞台」に上がっているとは言っても生声とマイク越しの声とは違いますから。
ただ、トップアイドルが真剣に舞台と向き合ってくれたことは嬉しかったです。演劇と映画という似ているようであり違う世界で、演じるのは難しかったと思います。

演劇の強豪校から転校してきた中西さん役にはももクロの有安杏果を起用。その役どころゆえ、有安杏果は実際の演劇強豪校・青森中央高校(全国大会優勝校)に一人出稽古しました。本編には強豪校の舞台シーンはわずかしか登場しませんが、豪華版では青森中央高校の演劇部顧問の先生の指導を受けて演技し「楽し〜!」と言ってる様子も収録されています。この子が一番プレッシャーを受けたのではないでしょうか。よく頑張りました。

最初に書いた吉岡里帆、芳根京子、伊藤沙莉にもセリフはあります。映画版では注意して見ていないと見落としそうなほど少ししか映っていません。むしろ、この豪華版の特典映像も見て隅々まで堪能してほしいです。

また映画の後、舞台もありました。映画版の後の演劇部を演じています。

長文になってしまいました。
ここまで読んでいただいた方には御礼申しあげます。

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