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中国映画『捉迷藏』hide and seek

投稿日:2018年6月30日 更新日:

このブログは2017年6月12日に他のサイトに投稿したものを加筆修正しています

はじめに

「捉迷藏」とは隠れんぼや追いかけっこという意味があります。本作は精神異常者の犯罪がテーマであるように最初に示唆されています。サスペンスです。

オススメ度

基本情報

邦題:日本未公開
英題:hide and seek
監督:刘杰
主演:霍建華(ウォレス・フォ)、秦海璐(チン・ハイルー)、万茜(レジーナ・ワン)

予告編

簡単なあらすじ

汚いアパートに住む璐璐(春夏)が黒の革ジャケットにフルフェイスのメットを被った怪しい人に付きまとわれ、自分の家で撲殺されます。

話は主人公・张家玮(霍建华)に移ります。ある日突然、お兄さんの张家辉(张祥)が行方不明になったと電話が掛かってきます。妻・萍芝(万茜)は夫に対して「お兄さんがいるなんて聞いてない」と言います。张家玮にとって兄は忘れたい存在でした。彼らが子供の頃、レイプ事件が起こります。弟は「あの場に誰がいたの?」と訊かれ「お兄ちゃん」と証言した結果、兄は冤罪で施設に送られました。やがて父が亡くなり、多額の遺産は遺言により全て弟のものになりました。弟は裕福な暮らしをしています。兄は少し前に施設を出てきていました。

张家玮は兄が住んでいるアパートにやってきます。冒頭で殺人があったあのアパートです。兄の部屋は異質でした。クローゼットや抽斗からは女性の下着ばかり出てきます。妻と娘の梓萌(李一情)は外の車にいましたが、フルフェイスの謎の人物に狙われています。妻がちょっと目を離した隙に梓萌をさらおうとします。それを助けたのがやはり同じアパートに住む苏红(秦海璐)でした。

苏红に部屋に招かれた张家玮ら3人でしたが、兄のことを話し部屋番号を伝えると突然追い出されます。张家玮はアパートを回って兄のことを聞きますが情報を得られません。そして奇妙なことに気が付きます。◯□△などの記号と数字が玄関に書かれています。その家の家族構成だとわかります。

一旦マンションに帰りますが、誰かに尾行されたようです。マンションにもフルフェイスの人物が現れます。そしてマンションの各住戸にも◯□△と数字の記号が書かれるようになりました。狙われ始めた张家玮一家、张家玮はボロボロになりながらもフルフェイスの男(これは兄・张家辉だと思います)をやっつけます。

しかしこれで終わりではではありません。新たなフルフェイスの人物が登場です。再び追いかけられたり、隠れたり。まさしく「捉迷藏」です。

新たなフルフェイスの人物の正体についてとその結末については書くのをやめておきます。

感想ほか

この映画を観てまず思い返したのが、1986年の香港映画『癲老正傳』(日本未公開)です。日本でも人気が出て出演作が続々公開やビデオ化されていた周潤發(チョウ・ユンファ)ものでしたが、精神異常者の内容の為か遂に日本ではビデオ化すらされませんでした。私は香港版レーザーディスクで鑑賞しました。

最後のフルフェイスの敵は妄想に囚われた精神異常者です。襲った理由もクソもあったものではありません。

精神異常者の犯罪の問題提起をしているのかもしれませんが、精神障がい者全般について偏見を抱かせる内容になっているようにも感じました。

どうでしょうか?考え過ぎ?

なかなか恐い映画でした。

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